有形登録文化財

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今日は日曜日だが、静岡市にある登録有形文化財旧エンバーソン邸で行なわれるコンサートの打ち合わせに行ってきた。
約100年前に宣教師の住宅として建てられた瀟洒な洋館は、取り壊される計画もあったが、昭和62年に市に寄贈されて現在の場所(静岡市動物園の奥)に移築され、平成10年に有形登録文化財になった。

現在は市から委託を受けたNPOが管理(文化財で公の施設ではないため、指定管理者ではない)し、土日には一般公開されている。管理している人々の熱意で建物とその周囲は非常に良い状態に保たれている。
有形登録文化財の良いところは、適切な用途・方法なら建物を使うことができる点だ。
今回も静岡市西洋館フォトコンテスト作品展と記念コンサートが行なわれる。これも管理するNPOの自発的な熱意とアイディアの賜物だ。

有形登録文化財は、経済発展のために片端から古い建物を破壊してきた日本社会が、ようやくこれではまずいと気付いてできた制度だ。
しかし制度を活かすのは役所任せでは限界がある。
市民が自ら共有財産として愛情を持って管理し、建物にふさわしいイベントなどが行なわれれば、町のランドマークとして、また街づくりの起点としていつまでも残るだろう。できれば移築せずに、現在建っているところで活用してもらいたいものだ。

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登録日:2007年 02月 18日 16:46:50

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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