企画は夜つくられる

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今日は来年及び再来年のジャズフェスティバルの企画会議。

東京から監修者の高名なジャズ評論家先生も加わって、喧々諤々議論が行なわれる。
企画会議といえば、よくテレビドラマやCMにあるようなガラス張りの近代的なオフィスの会議室でパワーポイントでプレゼンして決まる、みたいなイメージがあるがあんなのは大嘘だ。そんなところで企画は生まれない。

今日も先生と弊社のジャズ担当プロデューサーの議論が平行線となったタイミングを見計らって割ってはいる。「とりあえずこの辺にして、以前お話しした関西風のうなぎの店に行きましょう。」とたんにグルメの先生の顔が破顔一笑。

さてそこは静かな住宅街の一角にひっそりと立つ、コンクリート打ち放しと木を組み合わせたおしゃれな内装の、隠れ家のような店。
写真はうな重と白焼きの組み合わせ。関西風は蒸さずに焼くので香ばしいがよほどいいうなぎじゃないと固くなり、油もきつい。ここのは関西風なのにふんわりとやわらかく、しつこくない。白焼きを岩塩の塩かわさび醤油で食べ酒を含む。すっきりした地酒の冷酒が口をリフレッシュしてくれていくらでも食べられそうだ。
うな重は香ばしい香りに少し甘めのたれが良く合う。ほどよくたけたご飯とのハーモニーも絶品だが、時々つまむ箸休めの漬物の塩辛さが気分を変え、あきさせない。

おいしいものを食べ、おいしいお酒を飲めば話も弾む。「ところでさっきの話だけど・・・」とお互いの意見の相違も解消し、いい案がまとまる。昼の会議では出なかった最新情報や裏話、本音の評価も飛び交う。時間は昼の会議より短いが、はるかに有益な話し合いが続く。

こうして企画は夜つくられるのである。

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登録日:2007年 02月 27日 22:58:44

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Ryuichi Himori
(男)
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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