本物の協働

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協働とは対等の立場で協力して働くという意味のはずだ。
ところが行政が「民間企業やNPOとの協働」という場合、実は単なる委託業務の発注だったりする。

その点、筆者が責任者になっているジャズのイベントは、本物の協働と言えるだろう。なにしろ企業も行政も役割を分担する担当者として参加しているからだ。

写真はスタッフ会議。出席者は弊社、市役所、市文化財団(会場)、地元新聞社、音響・照明会社、楽器・機材レンタル会社、スタッフ派遣会社、設営会社、バナー・サイン制作会社、ジャズ協会、駅ビル、フリーアナウンサー(司会)などの担当者が集っている。制作・演出・進行がいないのは、その部分を弊社がやっているからだ。市役所や市文化財団も、同じように客の誘導・案内やもぎりなど表周りの仕事を分担する。

会議の内容は、スケジュール、業務分担・体制の確認、会場、機材、ステージセッティング、楽屋、リハーサルと本番の流れなど、本番2週間前の最終確認だ。これ以降関係者が一同に会する機会はないので、ここで問題点をだし合わなければならない。合わせてチームとしての一体感をつくるのも隠れた目的のひとつだ。

ひとつのイベント、あるいは事業において協働するということは、ここまで一緒にやることなのだということを、多くの行政職員に考えてほしいものだ。

カテゴリー[ アートマネージメント ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2007年 05月 25日 18:56:45

コメント

まったく同感です。行政職員がリーダーシップをとり、自ら汗を流さなければ、市民は誰も公共サービスに参加しないでしょう。それこそ、「協働」ではなく、「協賛」だと思います。「下請け」をやらせてやるではなく、行政も一緒に手を携えて、汗しながら、市民、事業者、NPOや地域団体などと汗を流す。協働の本当の姿とはこのようなものだと私は考えております。

yoshi @ 2007年 05月 29日 19:28:55

yoshiさん
行政が一緒に手を携えて何かやるときに、公平性、透明性が問題になる(と行政職員は言う)が、公平性はいろいろあるのでまずは透明性を確保すればいいと思います。

himori @ 2007年 05月 30日 21:27:09

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Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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