THE CONSTITUTION OF JAPAN

日本国憲法が押し付け憲法かどうかはわからないが、よく言われるように、英語で読んだ方が意味がはっきりわかることは確かだ。英語で読むと、どの条文もほとんど余計な解釈をする余地がない。

例えば前文のここ。

Government is a sacred trust of the people, the authority for which is derived from the people, the powers of which are exercised by the representatives of the people, and the benefits of which are enjoyed by the people. This is a universal principle of mankind upon which this Constitution is founded.

自民党の議論は universal principle of mankind に対する挑戦と思われても仕方がない。

そして第15条。

Article 15.
The people have the inalienable right to choose their public officials and to dismiss them.
All public officials are servants of the whole community and not of any group thereof.

この条文を見る限り、たとえば林野庁と緑資源機構は自分たちのgroup のために働いていたため、政府の行為を規制する憲法を守っていなかったことになる。

憲法を改正したい政治家に対しては、一度ちゃんと守ってから(役人に守らせてから)言えといいたい。ちゃんと守った上で不都合があるというのなら聞かないでもない。

・・・・・・・・・・

憲法が政府の行為規範として定着していない責任は、政府の行為を追認し違憲判決を出さない司法にもあるといえるだろう。

もうひとつ、英語で読んだほうが意味がはっきりする、というのは例えばここで引用した前文の最初は日本語では「国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来しその権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」となっている。
ここで Government を国政ではなく素直に政府と読んでみてほしい。意味がとてもはっきりするだろう。一事が万事この調子なのだ。

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登録日:2007年 05月 26日 00:18:15

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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