組織の終焉は組織選挙の終焉

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昨日は午前中2009年に開催予定の国民文化祭の打ち合わせで県庁へ。筆者の役回りは音楽に関連する事柄のアドバイザーのようなものだ。

終わって午後からは新幹線2駅戻り、市役所でやはり2009年に開催される国際モザイカルチャー(園芸芸術)大会の理事会に出席。理事会といいつつ代理出席が多いのはいかがなものかと思うが、とにかくイベントの多い県である。

そして夜は動員されて某党の「企業・業界・団体決起大会」へ。ホテルの宴会場に500人ほどが集り、地元選出の衆議院議員や党の大物総務会長がはっぱをかける。この地域は2人区で、2大政党から一人づつ当選するのは決まったようなものだが、逆風が吹いているこの党の候補はダブルスコアで水をあけられているとのことだ。

しかし回りを見渡すと、「企業・業界・団体」頼みの選挙は明らかに「終わって」いる。1社5人のノルマに動員された若手社員のしらけきった表情。居眠りする中小企業のおやじさんたち。候補者本人は来ず、代わって奥さんが深深と頭を下げるが、反応は鈍い。もともとこの地域はお祭り好き・選挙好きの風土があるのだが、その熱気が感じられない。

挨拶にたった企業経営者(売上740億円の一部上場企業社長)の話も「ここにいる500人が10人に話し,その10人が5人に話し、その5人がさらに5人に話せば12万5千票だ」などと耄碌しているとしか思えない。ここにいる500人の票でさえわかったものではないというのに。

個人が自立し、企業や団体への無条件の帰属意識が薄れている時代、個人が自分の可能性にチャレンジする、あるいは否応なくチャレンジさせられる時代は、大きな組織の終焉の時代だ。それは当然組織選挙の終焉の時代でもある。

それがわかっていないのは政治家と耄碌した一部の経営者だけらしい。

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登録日:2007年 07月 25日 13:39:28

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Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
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