進む行政解体・・・水くさい指定管理者

おとといから腰痛が直らないのだが、本日はそれを押して新幹線で2時間、在来線(もちろんグリーン車)を乗り継いで1時間、関東の某市へ出張。

用事は某市文化振興財団がその市の文化施設の指定管理者に応募するので、事業企画のアドバイスをしてほしい、とのこと。筆者のテリトリー外だが、弊社の営業部門に頼まれて出張ったのである。

ここはもともと郵便貯金の施設だったのだが、最近郵政公社から市に売却された。市はそれを指定管理者の公募にかけた。文化振興財団が地元民間企業と組んで応募する他、東京の大手企業の応募も予想されるとのことで、提案書作りに万全を期すために筆者が呼ばれたのである。財団が取れるかどうかは予断を許さないのだ。

このようなケースが日常になりつつある。行政の解体は着々と進んでいるようだ。

カテゴリー[ 指定管理者制度 ], コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2007年 08月 08日 00:18:56

コメント

桧森さん、こんにちは。

指定管理者制度など、事業の民間委託で行政の解体は進んでいますね。

清掃事業所の民営化で、清掃作業員は職を失うか、事務職に職種変えするか。(職種変えはもちろん試験があります)
公園管理の現業職員も、指定管理者制度の導入で、他の職場に異動していきました。
図書館も指定管理者への委託により、数年後には、正規職員の司書はほとんどいなくなる予定です。

今のところ、影響は現業職員や一部専門職に限られていますが、事務職はカンケーナイと言えるのでしょうか?一般的に事務職の職員が危機感を持っているようには見えません・・・。個人的には、ひしひしと感じるんですけど。

ところで、なんで「水くさい」んですか?

フラニー @ 2007年 08月 09日 00:32:46

フラニーさん
事務職もこれからはいろいろあるでしょうね。例えば地方独立行政法人化されて転籍したりとか。市場化テストもありますしね。
水くさいというのは、市と市文化振興財団は今まで一体だったのに発注者と応募者という水くさい関係になる、ということです。

himori @ 2007年 08月 09日 15:10:01

水くさいとは、今後、自治体から「あんたは私らの市が作った財団なのに水くさいなあ・・」といわれる事になるであろうという皮肉ではないかと解釈しております。
誓って逆ではない。その方が良い。
指定管理制度が導入されることに関して、財団は危機感を持っていますが、自治体は危機感を持っていないことが明らかになりつつあります。大企業でもある親会社子会社の問題とやや似ています。

shinkodama @ 2007年 08月 12日 14:45:42

shinkodamaさん、コメントありがとうございます。
そうそう、財団が言われるほうがいいですね。財団が他の自治体の施設を取りに行く動きも見られます。サーッチャー改革のとき民営化された公団が公共サービスの会社になって成長した、という事例もあります。行政解体が進む時代は、ノウハウのある財団にとってはチャンスかもしれません。経営力を磨いて「水くさい」と言われましょう。

himori @ 2007年 08月 16日 21:58:54

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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