がんばれ!中学生職場体験

ここはある楽器メーカーの子会社で、ギターを作っている。普及品はほとんど海外の工場で生産しており、ここで作られているのは手作りの高級品である。ほとんどの工程が手仕事で、一品一品丁寧に作られている。社員は皆さんギターが大好きな人たちらしい。
さて、中学生は最初に会議室で工場全体の説明を聞き、それから工場見学。それが終わると数種類の作業を実際に体験する。写真は最初の作業、ギターのネックのマスキング。
塗装前のネックの、塗料がかかってはいけない部分にマスキングテープを貼る作業だ。社員のお兄さんは、ネックの両側0.5mmを残して手際よく貼っていく。溝の部分もカッターで押さえて隙間なく貼り、またたくまに出来上がり。手品のような早業だが、テープにたるみも気泡もなく、見事なできばえだ。
さあ、やってごらん、の声に中学生が恐る恐る挑戦。最初はこわごわでカッターでテープを切るのもおぼつかない。社員がテープの持ち方やカッターの刃の向きなどコツを伝授する。2本、3本とこなすうちに、だんだん上手になっていく。これなら中学生の貼ったネックをそのまま塗装に回しても大丈夫そうだ。
一心不乱に作業に取り組む中学生の真剣な顔。お母さんも先生も、こんな顔見たことないかも知れないね。
中学生の職場体験受け入れにはかなり手間がかかるはずだが、この会社では、中学生が目を輝かせて自分たちの仕事に感心したり質問したりするので、日ごろ地味な作業を黙々とこなしている社員のモチベーションが上がるのでかえってありがたい、とのことだ。
将来直接この仕事に就かなくても、中学生にとって貴重な体験になればと思う。
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登録日:2007年 10月 03日 22:35:46
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- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
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