都会の証明

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筆者は地方都市在住だが、通勤にはバスと電車を乗り継いでいる。

毎朝、バスが中心市街地に差し掛かると、決まって見られる光景がある。
それは、ホストクラブがはねて、ホストが客のためにタクシーをひろい、送り出す光景だ。時間は朝八時十分。朝の光の中で見るホスト達は妙に安っぽく、ゴージャズとは程遠い。

一方客も高そうなホステスやマダム風などではなく、安っぽいキャバ嬢風だ。彼女達はキャバクラが閉店したあとホストクラブへ行って、騒いで憂さ晴らしをしているのだろう。
安っぽいキャバ嬢の勤め先は、会社の接待や自営業者が経費で落とすような店ではなく、サラリーマンなど給与所得者が自腹で遊ぶような店だと思われる。

とするとこのような経済の循環(連環)が成り立っているはずだ。

企業・社員→キャバクラ・キャバ嬢→ホスト・ホストクラブ→消費→企業・社員

このような付加価値の連環が、ある都市の経済圏内で成り立っているとしたら、それは都会の証明と言えるだろう。キャバクラで散財(教養娯楽費として)できるだけの可処分所得のある給与所得者が、充分な数存在することを示しているからだ。

もしかしたら、可処分所得のある給与所得者を吸引し、消費を誘発することを目指してキャバクラと(キャバ嬢の福利厚生施設としての)ホストクラブに補助金を出したら、商店街に無駄な補助金を出すよりももっと都会らしくなるかもしれない。というのは半分イヤミだが。

いずれにしろ、都会とはこういうことがあることを言う。

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登録日:2007年 10月 18日 13:28:42

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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