社会参加への団塊世代の本音

先日の県生涯学習審議会。テーマは社会参加なのだが、そこで次のようなデータが配付された。

社会のために役に立ちたいと考えている人の割合

      思っている      あまり考えていない
S52     46.2%        48.3%
S60     47.4%        44.3%
H3      63.9%        31.9%
H10     61.7%        35.8%
H18     61.1%        35.8%  
内閣府「社会意識に関する世論調査」平成18年

少なくとも意識の上では阪神大震災以来日本人は変わったといえるだろう。 

さて、審議会では団塊世代(定年退職者)の社会参加が話題になった。
筆者の本音を言えば、よそものの持ち家マンション族としては住居周辺の自治会活動のたぐいは御免こうむりたい。

今のマンションの近所付き合いの適度な距離感(管理組合の付き合いだけでお互いの家を訪問するなどはまったくない)は快適だ。地域課題の解決にはあまりならないが。でも、この地域でも自治会は長年住んでいる暇なおじいさんたちの長老支配で、いまさら参加してもくだらない形式主義の「雑巾がけ」からはじめなければならない。

というような話を同じ審議委員のある市の市長さんと雑談していたら、その市のある区長(自治会長)はアメリカ勤務経験もある定年退職者で、「雑巾がけ」を一生懸命して長老たちに気に入られ、区長の座を譲られた。譲られたとたんに徹底的な改革に乗り出し、透明で合理的で参加型の運営になったとのこと。反対も多いが、一度権力を握ってしまうとそれが通る仕組みができてしまっているので逆手をとっているそうだ。

市長さんは「桧森さんもそういうの会社でやってきて得意でしょ?そうやってトップに立ってから改革して好きなことやったらどうですか」とおっしゃる。それは得意でないということはないが、会社を卒業してからまたそれをやるのもなんだかな~。

やはり地域といっても広域で、専門性を生かして好きなテーマに好きな人たちと取り組む、というのが社会参加する場合のやりかたではないか、と個人的には思っている。
 

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登録日:2007年 10月 23日 23:58:42

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Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
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