何のための税金か?

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私たちが何のために税金を払っているかといえば、それはお互いに助け合うためである。

役人はたまたまその事務を代行しているに過ぎない。政治家は私たちの代表として、私たちの意向に沿って税金で誰をどう助けるかを決める。それ以上でもそれ以下でもない。これが民主主義社会の原理だ。

C型肝炎訴訟では、法的に国に責任があるとかないとかという議論になっている。
国とは誰か?それは私であり国民だ。私たちの事務を代行している役人には責任があるかも知れないが、国=私にとっては責任があるかどうかなど関係ない。

お互いに出し合ったお金=税金の中から、困っている人を助けるかどうかを決めるのは私たちである。責任と言うなら、それが私たちの責任だ。だから政治家は、自分の選挙区で、有権者=納税者・国民に、C型肝炎の患者を全員助けるべきかどうか聞いてみるとよい。

その結果に従って、事務代行の役人に指示する(政治決断などとおおげさなものではない)のが私たちがたまたま選んだ代表者の役割だ。役割はしっかり果たしてもらいたい。

困っているときはお互いさまだ。自分は今税金で救済される必要はないが、いつか自分も困ることもあるかもしれない。情けは人のためならずだ。自分がいざとういうとき、事務代行屋などが難癖をつけて助けてくれないとなると、つまり助け合いの仕組みが機能しないのなら、誰が税金を払うか、ということになる。

カテゴリー[ 政治について ], コメント[7], トラックバック[0]
登録日:2007年 12月 14日 18:26:36

コメント

C型肝炎訴訟の原告の大半は女性たちのようだ。彼女たちの多くが、出産時に大量出血して止血剤を投与され、その結果永年病魔に苦しむことになった。何とも解せないのは、彼女たちの何人かは、発病後離婚や家族離散により、二重の苦難を負わされていること。助けを最も必要としている人々を、〈国〉も〈家族〉も見放しているとしたら、あまりにも救いがない。帰国した中国残留孤児の提訴同様、隣人の苦難を救うために税金を使うことに、文句をいう国民はそう多くはないと思うが、いかが?
グアムの米軍住宅=一戸7,000万円の大盤振る舞いとの落差はどうだ!

なび @ 2007年 12月 15日 20:02:06

まったくもってなびさんのおっしゃる通りですね。たかだか国民の金を預かっているだけのくせに、政府はいったい何のためにあるのか、と思います。

himori @ 2007年 12月 17日 00:18:43

c型肝炎は人災ですよ。
人体に悪害を及ぼす事が判明した1977年米国では使用禁止にしたにも拘らず
我が日本ではフィブリノゲンという血液製剤を1994年まで使い続けた。厚労省は製薬会社に丸め込まれちゃっているのよ。国民の事なんて考えていやしないのよ。

メープル @ 2008年 06月 24日 17:54:18

メープルさん、人災というのはそのとおりだと思います。今日も投与の可能性のある病院が追加で発表されましたが、なんで小出しなんでしょうか?

himori @ 2008年 07月 01日 23:20:06

厚労省にも製薬会社にも当時責任のある立場の人はもういないんでしょうね。メデタク逃げ切ったという事ですね。
どこかに(あの時危険性の高いフィブリノゲンは中止して安全な物に変えるべきだったと後悔している人イルカナ?)くさい物には蓋。
だけれど蓋の隙間からじわじわと発酵されたウイルスが出てきて発表せざるを得なくなる。小出しは蓋に絡みついたじわじわ出すわ。

メープル @ 2008年 07月 05日 16:53:34

メープルさん、私が以前通っていた大学院の教授に、薬害エイズで訴追された元厚生省薬事課長という方がいました(医師の技官)が、淡々と教えておられました。本人が何を考えているのかは近くにいてもまったくわかりませんでしたが、どうもやるべき仕事をやっただけなので後悔はないと思っていらっしゃるようでした。

himori @ 2008年 07月 13日 14:09:05

お返事有難うございます。元厚生省の役人が大学院の学生に仕事上得た知識を教える。そうですね、知的財産は後輩に繋げて行く義務がありますから。大学院生ともなれば先生の前歴からエイズ問題についての詳細を質問するのではないのかなぁ。
医学の道を進む人になら是非成功例も失敗例もあからさまに教え学生は知った事を肥やしにし再発防止に役立てて欲しいと思います。学生に言いたい。講義を聴いているだけでは将来事なかれ主義者、歯車にしかなれません。

メープル @ 2008年 08月 05日 10:36:35

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Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
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