日本人の義務2

じゃ日本人の義務って何なの?という質問に対しては、下記の理想の実現についてできることをすること、というのがシンプルかつ普遍的な回答だろう。

世界人権宣言
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/udhr/1b_001.html

第三条 すべて人は生命、自由及び身体の安全に関する権利を有する

とあるが、「すべて人」となると日本国内でも世界でもなかなか実現していない。

なお、世界人権宣言のポイントは前文の「人間が専制と圧迫とに対する最後の手段として反逆に訴えることがないようにする」ために、法の支配を確立し人権を保護することが肝要としている点にあると思う。

カテゴリー[ グローバルな世の中 ], コメント[4], トラックバック[0]
登録日:2008年 03月 03日 09:12:25

コメント

檜森さんのご指摘をさらに進め、日本人の義務は、日本国憲法の趣旨などにもある「人類恒久の平和のため」に尽力することとしてもよいかと思いました。このような「文化的基盤」の確立も、これからの日本人の義務に感じます。もちろん、抽象的すぎるかもしれません。
「世界人権宣言」の多くの条文は、「国際人権規約」として条約化されています。
理想の実現には、法的拘束力が必要です。これは真理といえるでしょう。
しかし、宣言が法的拘束力ではなく、道徳的な規範、すなわち自律的な価値観により、世界中の各人によって守られることも重要です。このような視点に立つと、最後は宗教の力に頼らざるを得ないのかとも思えてきます。宗教の対立によって、世界は悲しい歴史を繰り返してきました。そのため、宗教も含め、全人類が他者との対話と他者の尊重(尊重と対話)を行わなければ、共通認識は生まれません。
私は、豊かである国がそのような土壌をつくり、恒久の平和を築くことに尽くすべきであると考えます。日本は、物的に豊かであり、現在、わが世の春ともいえる状況にあります。仮に不景気といえども、檜森さんがおっしゃっておられるように、世界的には豊かな水準にあります。物的な豊かさから精神的な豊かさにつなげることは、特定の価値観にもとづくことになるでしょう。その特定の価値観はあたかも宗教か哲学か、形而上学的なものであることは間違いありません。今後は、社会科学も必要でしょうが、形而上学的な学問を行う方々に敬意を払う環境をつくることも大切だと思います。
日本の未来は、歴史、哲学などの学問研究がドメスティックではなく、ユニバーサルな価値観を生み育てていくような「文化」を育成できるかによるような気がします。
今回は、とりとめもないことを書いてしまいました。すいません。

yoshi @ 2008年 03月 04日 04:50:01

1948年12月10日の第3回国際連合総会で採択されたのが「世界人権宣言」その前文の「人間が専制と圧迫とに対する最後の手段として反逆に訴えることがないようにするために、法の支配を確立し人権を保護する」と合意したのは為政者に属する識者。

国際政治の中で権謀術数に長けた彼らが切に望んだのは“反逆に訴えることがないようにする”でしょう。

それは正に、為政者にとっては民衆の許容できるぎりぎりの為政を行うことが肝要と言ってるようにも聞こえます。

環境団体が声高に自らの嗜好に基ずく動物保護を訴え、平然と人間を傷つける行動に出る。慈善と称して彼らに軍資金を与える人々。世界にはひとの数ほど哲学があります。人類が生存進化することができた、大きな要因にはその闘争能力があったことは否めないでしょう。

その意味するところは、誰も先が読めない中で身近な周囲が平穏で豊であるように生きていくくらいしか、動物の種である人類にはできないと示唆してるような気がしますけど。

nebu @ 2008年 03月 04日 23:41:14

yoshiさん、価値観は相対的なものであり、この人権宣言も「まあ、この辺の建前なら最大公約数でまとまるか」という程度のものだと思います。歴史、哲学の探求が人類の唯一絶対普遍的な価値を求めるのではなく、「いろんな価値観があるもんだ、それはそれで認めよう。その上でお互いに気を使って仲良くしよう」ということになればいいなと思います。

himori @ 2008年 03月 05日 00:56:19

nebuさんのご意見はよくわかります。ひょっとして年齢も職業も近いのでしょうか。ただ、民衆の許容できるぎりぎりの為政というのは、お互いに許容できるぎりぎりの為政、ではないかという気もしますが、楽観的すぎますかね。「持続可能な開発」や「企業経営手法による社会的課題の解決」も信じたい気がするのですが。

himori @ 2008年 03月 05日 01:16:24

コメントを追加

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

カレンダー
< 2008年 03月 >






1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31




プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
最近のコメント
[07/05] 何のための税金か? メープル
[07/03] 指定管理者講演会
[07/02] 指定管理者講演会 himori
[07/01] 指定管理者講演会 handa
[07/01] お金は銀行に預けるな!? himori
[07/01] 何のための税金か? himori
[07/01] 指定管理者講演会 himori
[06/29] 指定管理者講演会 まる3
[06/24] 何のための税金か? メープル
[06/17] お金は銀行に預けるな!? handa
最近のトラックバック
お気に入りリンク
検索