市民社会の成熟
先週の土曜日は所属するNPOが運営する「福祉のまちづくりリーダー養成講座」の受講者発表にコメンテーターとして出席した。
市社会福祉協議会が主催するこの講座の受講者は町内会長さんや女性会長さんなどいわゆる地縁組織の役員さんたちである。
この方々はNPOのようにある特定の目的のために集まった人たちではなくたまたま推されたり順番が回ってきたりして地縁組織の役員になった人たちだ。中には企業を定年退職した後、暇だろうからと頼まれてなった人もいる。
そんな人たちが役員をやっているうちに様々な問題意識(行政からのいろいろな通達を回覧板にして配っているがほとんど実行されない、とか)を持つようになり、この講座を受講して「私が取り組む地域福祉事業」について発表する。
発表は「子育てサロン」や町内会の空き部屋を利用した「高齢者のふれあいサロン」、コミュニティーセンターの活性化など日ごろ感じていた疑問を解決するためのものが多い。発表内容はまだまだ詰めなければならない思いつき程度のものがほとんどだが、地域の普通の人たちが地域の課題をなんとかしようと考えるところに価値がある。地域のコミュニティーも今までの馴れ合いや年功序列から徐々に変わりつつあるようだ。
ささやかな現象だが、日本の市民社会の成熟を感じさせる。
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登録日:2008年 03月 06日 22:28:09
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- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
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