行政学も様変わり

昨日は学会に出席のため吉祥寺にある成蹊大学に行った。
38年ぶりの再訪だがキャンパスの雰囲気は変わっておらず、とても懐かしかった。
さて学会とは日本行政学会である。2003年にはじめて出席してから5年がたつがこの5年でずいぶん変わったなと感じたのが最初のプログラム共通論題1「公共サービス論再考」を聞いた時である。
もはや誰も公共サービスを民間に委ねることの是非は議論していない。そして行政が「マネージメント(経営)」される対象だというのは当り前の概念になっている。そして議論の焦点は「行政による公共サービスの解体」後の行政の役割や「権力」のありかた、多様な公共サービス提供主体間のガバナンス(コントロールやレギュレーションによる公共性の担保や調整)に移っている。
以前誰かから社会科学というのは新しい現象をすぐには取り上げない。取り上げるのはそれが研究対象として「落ち着いて」からだ、という話を聞いたことがあるが、なるほどこういうことだったのか、と納得させられた。
センセーショナルではないが知的に刺激的な議論になるのはさすがアカデミズムだ。筆者もこれが本職になってしまったのでせいぜいがんばらなくては。
カテゴリー[ 行政経営 ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2008年 05月 11日 00:19:01
コメント
>「行政による公共サービスの解体」後の行政の役割や「権力」のありかた
地方議員は、行政のスリム化をいうものの、
自身の役割・責務をあまり感じていない…。
議員は、「対行政」でどれだけ仕事をするかが当たり前だったので、この現象はある意味仕方がないのかもしれない。
しかし、地方議員の存在意義が今後問われてくる。
まさに「立ち位置」が問われてくる。
こんなことを日々考え続けています。
病児保育事業の滑り出しは、おかげさまで成功しましたが、
今後どう展開していくべきなのか?
頭を冷やして冷静に考えると、実はおもしろい時期なのだなぁ、と痛感しています。
handa @ 2008年 05月 19日 11:17:19
地方議員の役割をどう考えるかは、議員ではなくて主権者としての市民がそろそろ真剣に考えなければなりませんね。
今ちょうど「社会的起業論」の授業をやっているので本当は来て話していただきたいのですが、何しろ4年生対象の木曜1時限なので学生が常時3人くらいしかこないので、張り合いがありません。そのうちぜひお願いしたいと思っているのですが。
himori @ 2008年 05月 26日 17:47:36
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