滋賀県公文協セミナー

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さて、滋賀県公立文化施設協議会セミナーである。
今年になってから、県公文協で講師をやるのは3回目である。1回目が3月の兵庫県公文協、2回目が6月の岐阜県公文協、そして今回である。やるたびにいろいろ発見があり、内容もバージョンアップしていくので、あとになるほどお得なのだが、考えてみれば受講する方がバージョンアップしているわけではないのでかえって迷惑だったかもしれない。

内容は以下の通り。

平成20年度びわ湖舞台芸術スタッフセミナー(アートマネージメント編)
全体会講演「指定管理者制度による公立文化施設運営組織の経営改革~公立文化施設の存続のために何を行うべきか」
1.はじめに
2.自己紹介
3.指定管理者制度の現状
4.指定管理者制度の本質
5.びわ湖ホール問題を通して指定管理者制度を考える
6.指定管理者制度を超えて
7.公立文化施設存続のためには?
8.まとめ~指定管理者に求められるもの
9.最後に~自主事業企画とは何か

これを10時15分から12時まで休憩なしでしゃべったので聞いている方々もお疲れになったと思うが、はたしてご理解いただけただろうか。

さらに午後は分科会の一つの講師をやった。
テーマは「公立文化施設運営における非営利セクターの今後」ということだが、次のようなワークシートを用意してグループワークをやった。

1.政策ワークシート
・ホールの機能、ホールのできること
・県、市、町の課題
・提案する政策
・政策実現の手段

各自でワークシートに記入した上でグループで話し合い、グループとしてひとつにまとめて発表する。これは午前の講演での「ホール運営者は、自治体や地域社会にとってホールが有用性があることを自ら証明しなければならない」という話を受けて、ホールが地域のどのような課題をどのように解決できるかを政策とその手段として提案する、というワークである。

2.ミッションワークシート
・担当部門のミッション(指定管理者の発注もと)
・施設のミッション(施設のミッションであって施設を運営する組織のミッションではない)
・重点業務(項目、ウェイトづけ、方法、手順、スケジュール、成果など)

これは最初からグループでディスカッションして、特定の施設のミッションをつくっていく。実は施設のミッションは政策ワークシートの政策実現の手段のひとつなのである。政策手段として「○○ホールに○○というミッションを与える」と表現すればよい。

なぜこのようなワークショップにしたかというと、最近の県公文協の研修は、指定管理者制度の発注もととしての行政(文化政策課や教育委員会文化課など)、直営館、財団の指定管理者、民間企業の指定管理者という立場の違う人々が入り乱れていることが多い。そのような人々の間で共通の議論ができるような場づくりとして、政策とミッションを取り上げたのである。

はたしてうまくいったかどうかわからないが、少なくとも熱心に議論していただいたのでよかったと思っている。

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登録日:2008年 09月 12日 01:51:08

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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