改革の方法

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筆者は企業勤務時代に組織風土改革のプロジェクトリーダーを務めていたことがある。

その時筆者が重視したのは、目に見える変化を起こして社員に変化を実感してもらうことだった。誰にでも目に見える大胆な変化によって、「自分も変わっていいんだ」という思いを引き起こすことが大切なのだ。

4月に赴任した大学の新学長(やはり4月に就任)はこのことをよくご存じだ。
最近はニコニコ動画で学長メッセージを発信している。YOUTUBEと違い、ニコニコ動画は自由にコメントをつけられるために、大学のイメージとしてはリスクがあると思うが、マイナスコメントも含めてご自由にどうぞ、という姿勢そのものが強烈なメッセージだ。
動画は以下のブログから見ることができる。

http://blog.livedoor.jp/kaetsutv/

もうひとつ目に見える変化は夏休み中に行われた教室の改装だ。最新の前後3面ガラススクリーン(プロジェクターのスクリーンだが水性ペンで白番のように自由に書き込みができる)と3台のプロジェクターは学生のノートPCからも無線で写すことができる。瓢箪型の机と椅子はキャスターがついていて自由に組み合わせができる。教卓はなく、赤外線マイクを身につけた先生は教室内を動き回って授業を行う。とりあえずこんな教室が二つできたが、来年度はさらに増やすという。

筆者としてはこのような教室を見るといろいろ授業のアイディアが浮かんでくるが、夏休み明けにはじめて見た学生にとってもインパクトは大きかっただろう。

このような変化は学長のリーダーシップのもと30代の若手講師陣がのびのびと腕をふるって取り組んでいる。業者任せではなく、すべて教員のアイディアだ。

組織に変化を引き起こすというのはこういうことななのだ、ということを改めて思い出している。

カテゴリー[ 大学にて ], コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2008年 09月 25日 10:51:35

コメント

~改革の成果はいつ?~

大学が目に見える形で変化し、在学生は衝撃を受け、若き講師が率先し、得られる成果はいつ?

大学が送り出した卒業生たちが他の大学の卒業生より社会から評価され、それを知った大学受験生と親たちから魅力ある大学とされ、入学志願者が増え、より優秀な学生が集まり、大学の財務が教育再投資に耐えられ、評価される多くの卒業生が再生産される循環が確立された時なのですかね~。

それに必要な時間はどれほどなのでしょうね。

nebu @ 2008年 09月 25日 23:19:05

大学はカリキュラムのしばりがあります。新しいカリキュラムを始めたら4年間は変えられません。いまの改革を反映したカリキュラムは2010年の1年生からになります。4年間新カリキュラムで教育された学生が社会に出て評価され、それによって大学が認知されるようになるのは・・・
今の学長が千葉商科大学の学長になってから退任するまで12年、ようやく大学の評価が高まり、偏差値が上がってきました。大学の改革というのはそれくらいの時間がかかるのではないでしょうか。まあ、筆者の勤務した企業の変化もそれくらいかかっているわけですが。

himori @ 2008年 09月 26日 01:56:08

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Ryuichi Himori
(男)
ryuichi.himori@gmail.com
団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事などいろいろ。行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論、都市政策などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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