カテゴリー [団塊世代]
I have a dream

退職の日。
ピカピカのベントレーブルックランズを運転して家に帰る。マンションの小さな屋外駐車場に停めて家に入る。
「おかえりなさい。ところであなた、退職金は?」
「退職金はあれだ」と言って外のベントレーを指差す。
この後の展開は考えるだに恐ろしい(奥さんの反応が)。
(誤解されている方が多いようですが、これは妄想です。こんな車買えるわけありません。車エンゲル係数100%で生活費がなくなります。第一小さなマンションの駐車場に入りませんよ。)
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登録日:2008年 03月 18日 22:39:16
団塊転職
(写真は本日の送別会でいただいた花束)
突然だが、筆者は3月31日付で31年6ヶ月務めた会社を退職することになった。4月1日からは東京都小平市にある大学の教授に就任する。
定年を1年半残しての転職だが、急に話があり、すぐに決断した。会社の仕事はやり尽くした感もあり、まったく新しいフィールドで挑戦するのも楽しそうだと思ったからだ。いろいろと若い先生方や学生さんから刺激を受けられるし、何よりも若い人を育てるのは社会への恩返しになるだろう。
大学の定年は65歳だそうだが、それまで現役でいられるのもありがたいことだ。定年後には、趣味を中心に好きなことにチャレンジする人生もあるが、自分の場合は「現役感=責任のある緊張」の中で新しいことにチャレンジするのが向いていると思っていたので、願ってもない話だと思う。
3月に入って退職届が受理されてから、退職の手続きや新任の手続き、今の仕事の整理や引継ぎ、4月から早速始まる担当授業のシラバスの提出とあわただしい時を過しながら、徐々に退職の実感が湧きあがりつつある今日この頃である。
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登録日:2008年 03月 18日 14:35:02
団塊テレビ
団塊テレビクイズ。この人は誰でしょう?
ヒント。袖の階級章に注目。
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登録日:2008年 03月 09日 00:53:58
だいじょぶか~

昨年の今頃の記事にも書いたが、名古屋駅前には雨後のたけのこのように高層ビルが生えてくる。
もうすぐ完成するこの変わったビル。ねじれたような形をしている。これは専門学校のビルだ。この学校は景気がよいのか名古屋と新宿で同時にビルを建てている。
筆者が心配するのは23年後のことだ。23年後にもこのビルは立っているだろう。しかし中身はどうなっているだろうか。
なぜなら、23年後の2030年、名古屋市の15歳~19歳人口は67,293人、これは2005年の105,592人の63.7%だからである。余計なお世話かもしれないが、それだけ対象年齢人口が減っても、この専門学校はビルを維持するだけの学生数を確保できるだろうか。
高齢化は、経済が元気かどうかには関係なく、どの地域でも確実に進む。2030年筆者は81歳だが、名古屋市の80歳~84歳人口は105,085人、2005年の49,518人の212%である。
もちろん、したたかな専門学校としては、「80歳からの自己啓発講座」のたぐいを用意して学生確保に努めるだろう。それにしてもこれからの20年に進むすさまじいばかりの高齢化ショックに社会も企業も対応しなければならないことは間違いない。
データを基に考えると、世間で一般に言われている事・イメージとは異なる姿が見えることが多い。そして、未来予測はたいていはずれるが、将来推計人口だけははずれない。
お正月は、日本社会保障・人口問題研究所の将来推計人口データベースの中の市区町村別将来推計人口で、皆さんの地域の将来の姿をじっくり眺めてみてはいかがだろうか。
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Mainmenu.asp
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登録日:2007年 12月 30日 20:46:15
おやじ会員募集中

静岡駅南口にある、ちょっとおしゃれでお酒も肴もおいしい居酒屋さんのカウンターにこんな案内が。
おやじ会員募集中
おやじ会員入会資格
その1 自分だけのこだわりを持っている方。
その2 時代の風を敏感に感じ取っている方。
その3 誇りを持って仕事をして稼いでいる方。
その4 自分が頑固になったと自覚した方。
その5 最近ミョーに目覚めの早い方。
その6 羞恥心が少し薄らいだ方。
その7 やさしくて怖い奥様を持っている方。
入会資格を3つ以上クリアでご入会いただけます。
自称おやじの女性の方もOKです。
入会すると漬物盛り合わせサービスとか店長お勧めのお酒一杯無料とかいろいろ特典があるらしいが、筆者はすべてクリアしているような気がする。
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登録日:2007年 12月 22日 01:24:47
社会人大学院ノススメ:入試編
(筆者の社会人大学院入学体験記の続き)
願書をもらってまずとりかかったのが、研究計画書の作成だ。
鷲田小弥太先生の本を頼りに、以下のような計画書を作った。
研究テーマ「住民自治による公立文化ホール運営の一考察~地域文化振興を契機とする市民自治形成の可能性の追求」
1.研究目的
2.研究の背景
3.研究計画の概要
4.志願理由及び修了後の進路
*参考文献リスト(15冊)
A4、3枚、約2000字の計画書だ。
(こうして見ると当時と今で関心はほとんど変っていない)
願書と一緒に郵送し、いよいよ試験の日を迎えた。大学を卒業して以来、試験というものはこれが初めてである。緊張の中、まずは小論文。始め、の合図に目の前の紙(A4一枚)をめくると、質問と氏名記入欄だけであとは白紙だ。質問は忘れてしまったが「○○について知るところを記せ」というような感じだったと思う。時間は60分。
さて、試験の準備に関して筆者が何をしたかというと、その年に話題になった政治・行政の事柄について、「現代用語の基礎知識」を買って調べただけだ。しかし案の定、その中の言葉が出たので、とりあえず意味はわかる。あとは乏しい知識を必死で膨らませるだけだ。
A4表をぎっしり書き、裏も半分くらいまで書いたところで周りを見回すと、皆さん表の半分くらいしか書いていないではないか。なんだ、と思って適当に切り上げ時間を余らせてしまった。
昼食後、いよいよ面接である。呼ばれて入って行くと二人の先生が座っていて、前に提出した研究計画書と先ほど書いた小論文のコピーが置いてある。
まず何を言われるかと思ったら「小論文を見て、文章を書き慣れていることがわかって安心した。大学院にもなってテニヲハから指導しなければならないのはかなわんから」現実にはそういうことが多いらしい。
あとは雑談になってしまった。というのも面接官の一人、当時の大学院長は筆者が大学の学部時代に習った先生だからである。28年振りの再開だった。筆者は大学時代はかなり悪い学生で目立っていたので、話していてすぐに思い出して懐かしがってくれた。そして、再び学びに来たことを(大学は違うが)とても喜んでくれた。
当時の思い出話や家族の話で盛り上がり、研究計画書を本当に本人が書いたかどうかを確認する質問が2、3あっただけで、(計画書はおもしろいと言ってくれた)面接はあっけなく終わってしまった。
4日後にはれて合格通知が送られてきた。面接の最後に「若い人たちの相談にいろいろ乗ってあげてほしい」といわれたので合格は確信していたが、それでもどきどきしながら待っていたのだ。
大学院でも若い人が多いなら合コンとかあるかな、などとわくわくしながら入学を待った。そして翌年4月、楽しい楽しい51歳の大学院生生活が始まった。
ただし合コンへの期待は完全に裏切られた。男女とも約半数は、筆者と同年輩か年上の社会人だったのである。
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登録日:2007年 12月 11日 12:22:36
首都圏の方が深刻な高齢化問題

写真はたまたま出席した横浜市某区役所の文化リーダー養成講座。
この日の出席者はアドバイザーと区の職員を除き5名、アマチュアオーケストラ代表の30代男性を除く4人が高齢者である。
この地域は田園都市線の沿線で80年代初期に急速に宅地化が進んだ。おしゃれな住宅地として一世を風靡し、「金妻」の舞台にもなった。40代で庭付き一戸建てを手に入れた彼らも、もう60代後半、どんどん高齢者の絶対数が増えている地域だ。
まだマンション開発が行われ、流入人口が多いため、区の資料に寄れば高齢化率は他の区に比べてさほど進んでいない(13%)という。しかし日本政策投資銀行の藻谷浩介氏がその著書「ニッポンの地域力」(日本経済出版社、2007)で指摘しているように、問題は高齢化率ではなく、高齢者の絶対数の増加である(この本は大変優れた内容のためいずれ詳しく紹介したい)。
日曜日のサンデーモーニングの特集で多摩ニュータウンの「限界集落化」を取り上げていたが、いずれにしろ首都圏は高齢者の絶対数が多いため、問題は深刻だ。既に施設不足による越境入所のことはこのブログでも取り上げたが、地価も人件費も高い首都圏では高齢者向け介護福祉サービスの大幅な増加は見込めないのである。これは高齢化率とは関係のない問題だ。
例えばもしこの横浜の某区が15年後(筆者は73歳)に限界集落化したら、65歳以上人口は15万人である。気が遠くなるような話だが、今から手を打たねばならないことは間違いない。なにしろ65歳以上人口が15万人いると、認知症だけで7500人いることになるのだ。
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登録日:2007年 12月 10日 00:10:13
社会人大学院ノススメ
η αληθεια ελευθερωσει υμασ
(真理はあなたがたを自由にする)
今頃の季節になると思い出すのだが、今から7年前、2000年の11月29日は、受験した大学院の合格通知をもらった日である。
筆者が大学院に行こうと思った動機は、自分の専門性を確立したかったからだ。
サラリーマンは入社してからいろいろな部署や職種を経験するが、課長や部長にはなったからといって、これといった世間に通用する専門性を確立せずに退職していくことが多い。
会社から離れた後で「あなたは何の専門家ですか?」と聞かれて「○○社で部長でした」と答えてもしかたがない。
当時筆者は、自治体や公立文化ホールの主催するコンサートや音楽イベントの企画制作プロデュース及びマネージメントを担当していたので、この分野つまり文化政策を自分の専門としようと考えた。キャリアアップや資格取得ではなく、あくまでも自分自身が自分の専門はこれだ、と言えればいいと思ったのだ。
しかし実務経験だけでは専門家になれない。それを普遍化して応用可能な知識として身に着けていなければならない。また、どうすれば世間に専門性を認知されるかを考えたとき、とりあえず学位があれば一応専門家だと思ってくれるだろう。そう考えて51歳にして大学院を受験することにした。
ただ、当時は文化政策そのものの大学院はほとんどなかったのと、政策の基礎となる行政学や公共政策の知識がまったくなかったので、政策系の分野の大学院を探した。
探すにあたっては、昼夜開講(夜間と土曜日で単位がとれる)していること、社会人入試枠(多くの場合小論文と面接のみで専門科目の筆記試験がない)があること、試験科目に語学がないこと(いまさら語学を勉強している暇がない)という虫のいい条件で調べた。
行きつけのレストランバーの常連さんに明治の政経の大学院出身の女性がいて、大学院に行くなら先生を選ぶ必要があり、筆者の希望には明治の中邨章先生がおもしろい、というアドバイスを受けたが、明治は上記の虫のいい条件に合わず、受かりそうもないと躊躇した。
そんなある日、ダイヤモンド社主催の社会人向け大学院の入試相談会があったので行って見た(「大学教授になる方法」の鷲田小弥太先生の講演もあった)。大きな会議室に大学院ごとに机が並べてあり、パンフレットが置いてあって職員が座っている。回りながらパンフレットをもらい、条件が合うところがないかと探す。
少し離れたところにぽつんと机があって人が暇そうに座っている。何気なくパンフレットをもらって立ち去りながら見て見ると、中邨先生が客員教授として教えに来ているではないか。しかも昼夜開講、社会人入試は面接と小論文のみ、語学なし。あわてて戻り、詳しく話を聞き、願書をもらった。
それが筆者が受験した埼玉県上尾市の「聖学院大学大学院政治政策学研究科」だったのだ。(本文冒頭のギリシャ語は聖学院大学の標語)
(続く。次回は入試編)
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登録日:2007年 11月 30日 00:39:45
団塊の罠

写真は1981年発売のザ・ビーナス「キッスは目にして」
阿木耀子作の歌詞は「罠、罠、罠に落ちそう~」
一昨日のNHKクローズアップ現代で、定年退職者が騙されたケースとして、海外移住と自費出版の事例が紹介されていた。
どちらも、ちょっと冷静に考えて見れば怪しいとすぐわかる話だ。常識的なリスク管理(裏を取るなど)も不十分だ。現役時代、知的職業やビジネスの世界に身をおいていたような人たちがなぜ引っかかるのだろうか。
筆者は、最近のホワイトカラー(会社員や公務員)の定年退職者には、引っかからないための三つのリテラシーが不足していると考えている。
一つ目は、全体を把握する力だ。
自営業者と違って、分業が進んでいる大組織では、多くの人々は販売から仕入れまでのビジネスプロセス全体を見渡す視点、あるいはそれを支える資金の流れを把握する視点を獲得するチャンスがあまりない。だから、市場ニーズを考えればありえない話に乗せられたり、契約の重要なポイントを見落としたりする。部分的なことしか知らないのに、ビジネスの全体を知っていると錯覚すると危ない。
二つ目は、現場の「きったはった」を実感する力がない。
多くのホワイトカラーは、概念を操作する仕事についている。しかし企画だ計画だと言ってもそれは所詮紙の上のことだ。言葉による理屈で「整合性」が取れていればそれでよしとするバーチャルリアリティーの世界に生きている。ところが現場・現実・現物はまったく違う事情で動いていたりする。それを紙の上の理屈に合っているように見せかけることは簡単だ。事実を把握する、それも「皮膚感覚」で察知することが大切だ。理屈が通っていてほんとらしく見えることほど信用してはならない。理屈と事実は違うからだ。
三つ目はお金のリテラシーだ。
自営業者と違って自分が資金繰りで苦労したことがない。経費も自分の懐から出ない。確定申告もやったことがない。だからお金に関しては驚くほど鈍感だ。いろいろ研究して頭でっかちになって投資らしきことに手を染めながら、一方でばかばかしいほど高い金利のローンを払っていたりする。たとえ金融機関に勤めた経験があっても、ホワイトカラー個人にはお金自体に稼がせる投資の感覚が身についていないと考えた方がいい。
このようなリテラシーが不足しているのに、それを自覚せずになぜつまらない話に乗って騙されるのか。それは簡単に言えば自分のことしか考えていないからだろう。
自費出版だって所詮は自己顕示欲だ。海外移住だって自分が優雅な老後を過したいだけだ。仕事に名を借りてさんざん自己実現を追い求めてきたのに、退職後もまだ自分の事しか頭にないから引っかかるのだ。
いいかげんに、自分はいいから世のため人のために何かしようと思わないのだろうか。自分と家族を支え食わせてくれた社会(会社ではない)に恩返ししようと思わないのだろうか。
趣味だって、社会(あるいは地域)と無縁ではないはずだ。仲間達と一緒に趣味を役立てよう、人様に楽しんでもらおうとか色々あるはずだ。もちろんそう考えている先輩や同輩もたくさんいるが。
団塊の世代のホワイトカラー定年退職者が変な投資話や海外移住や自費出版などの罠に落ちないようにするためには、まず、自分ではなく人のために何ができるかを考えることだろう。
もちろん筆者も同類なので、引っかからないように口ずさんでいるのである。
「罠、罠、罠に落ちそう~ 誘惑の恋 私を誘う キッスは目にして 恋は薔薇色」
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登録日:2007年 11月 29日 12:05:04
50年前、我が家にテレビがやってきた

今から50年前、昭和32年(1957年)の秋、我が家にテレビがやってきた。筆者が小学校2年生の時である。
そのころ夢中になって見た番組を思い出してみると、
ジェスチャー、私の秘密、チロリン村とくるみの木、お笑い三人組、日真名氏飛び出す、ダイヤル110番、私だけが知っている・・・
そしてなんと言ってもアメリカがもっとも輝いていた時代のテレビドラマ。
ハイウェイパトロール、アイラブルーシー、名犬リンチンチン、名犬ラッシー・・・
「弾よりも早く、力は機関車よりも強く、高いビルディングもひとっ飛び」「空を見ろ!鳥だ!ジェット機だ(最初は確か飛行機と言っていたような・・)!あ!スーパーマン」
西日が差し込むお茶の間で、祖母、母、妹に犬がそろって練炭の掘りごたつに入ってみかんを食べながら、小さな白黒の画面で栃錦若乃花戦を見る。今でも鮮明に思い出すシーンである。
それから50年、我が家に新しいテレビがやってきた。HDDレコーダー内蔵の32インチ液晶ハイビジョンテレビ(東芝REGZA)である。
最新の技術による鮮明な大画面には驚くが、50年前の、あのぬくもりのある空間が甦るわけではないのはいたしかたない。
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登録日:2007年 11月 01日 12:58:40
- プロフィール
- Ryuichi Himori
- (男)
- 団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教員に転職しました。その他行政経営フォーラム副代表、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、県生涯学習審議会委員、県NPOパートナーシップ会議委員などを務めています。行政への企業経営手法の導入や、文化政策、地域政策、NPO論などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixiもやってます。)
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