カテゴリー [団塊世代]

読売文学賞

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今日は古くからの友人、作家桐野夏生さんの読売文学賞授賞式及びパーティーに招かれた。

私の生まれた昭和24年に始まった第一回の小説賞受賞者が井伏鱒二。その後も三島由紀夫など錚々たる受賞者が続く中で友人が受賞するのは誇らしいことである。何しろ高校生のころからの友人なので。

文化政策・アートマネジメントが専門の筆者としては、人がどのようにして芸術家になっていくのかはとても興味深いテーマである。

いずれにしろ一読者としては、今後も独特の後味の悪さ(マイナスの意味ではなく余韻をひく、癖になる味わいという意味)が個性となる作品が次々と生み出されるであろうと期待しているのである。

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登録日:2011年 02月 22日 01:16:00

腹をくくって公共のために生きる

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以前に書いたように筆者は「団塊世代の生き方」のたぐいの講演は引き受けないようにしているのだが、今回は地元のNPOと社会福祉協議会のたっての依頼で「定年後の豊かな人生づくりと楽しみ方」と題するフォーラムの基調講演とパネラーを引き受けた。

基調講演の題は「腹をくくって公共のために生きる」とした。筆者は同世代を相手にするとどうしても辛口になってしまう。それは自分も含めて今の社会の在り様に世代としての責任を感じるからだ。だから、これからは自分中心ではなく世のため人のために一肌脱いでもらおう、というのを話の趣旨にする。

最初に話したのが、主催者のテーマへの疑問。①団塊の世代は定年のある職業ばかりではなく、定年のない職業、自営業者、職人などもたくさんいますよ。定年のある人だけ相手にしていいんですか?②人口の半分は女性ですよ。女性の定年はどう考えるのですか?だんなさんに定年があっても主婦にはないんですか?

そんな前置きをした上で、話した項目は以下の通り。

1. はじめに~長めの自己紹介

・なぜ会社員から大学の先生になったのか?
・40代後半の企業人としての自己認識からスタート
・決めたのは専門家になる、社会貢献をする、の二つ
・あとは「わらしべ長者」のようにいろいろな出会いを経て現在に至る


2. 団塊の世代の実像

・世間のステレオタイプのイメージに惑わされない
・世代の共通性より性別、職業、教育、地域性、資産などによる相違の方が大きい
・親の介護、子どものパラサイト、そして自分の老後など新たな社会的課題に向きあわなければならない世代

3. 定年後の2つの生き方モデル

・私の二人の先輩の定年後の生き方

・仕事に生きるMさん
 悠々自適畑と庭仕事に生きるといいながら2カ月ももたずに飽き、頼まれて小さな会社の 社長をやる

・趣味に生きるNさん
 親の介護を抱えながらも、自分の手で家を造るという壮大な趣味に生きる

・どちらも素晴らしい。でも私が提案するのは「公共のために生きる」

4. 腹をくくって公共のために生きる

・こんな世の中に誰がした
 平成22年度国家予算の解説→国にも自治体にももうお金はない
 でも高齢化、生産年齢人口の低下で解決すべき社会的課題は増える
 こんな世の中にした私たち。お任せ民主主義、過剰な要求が招いた行政の肥大化
 本来はお互い助け合って自分達でできることは自分達でやるのが民主主義

・マネジメントの出番
 ドラッカー「自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。
 マネジメントには、自らの組織が社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題の解 決に貢献する役割がある」

・公共の課題解決にマネジメントの出番=企業でマネジメントの訓練を受けた人材の出番

・公共のために生きる
 公共サービスを供給する企業・団体で働く(指定管理者・市場化テストなど)
 社会的起業
 コミュニティビジネスに携わる
 その他→選挙に出る(給与所得者収入捕捉率100%の人が納税者代表として出るべき)

・公共のために生きるコツ
 収入+責任、かっこつけない、能書き垂れない、頭より体を動かす・行動力が大切、文献 よりヒアリング・100人から話を」聞け、自分の経験から得た知識はそのままでは役に立  たない。ロンダリングして普遍化せよ

5. 大学院で知識のロンダリング

・生涯にわたる学び~知識・経験の普遍化

・大学院で学ぶということ

6. おわりに

・これから新たな社会を築くための(高齢者の入り口に立つ)私たちの挑戦が始まる。

以上で第一部基調講演終わり。

第二部は熟年いきいき会代表田口誠弘さんの司会でNPO法人東京どんぐり自然学校理事長山田眞久さん、NPO法人Mystyle@こだいら代表理事竹内千寿恵さんと私によるパネルディスカッション。

みなさん実践活動家なので話がおもしろい。田口さんと山田さんは大手企業OB、竹内さんは専業主婦からの起業。

会場からの質問「企業で品質管理をやっていてもうすぐ定年。自分の技術を地元の中小企業のために生かしたいが、どこへどうアクセスすればよいか?ボランティアでよいのだが」

山田さんの回答「自分ひとりでなく、地域で仲間を見つける。それから、自分も最初は同じように考えたが間違っていた。まず地域のニーズありきだ」
竹内さんの回答「まず情報発信。自分ができることを知ってもらう」
私の回答「あなたの技術はそのままでは役に立たない。地域のニーズを知りその上で自分がどう役に立つかを考える」
田口さんのアドバイス「教えてやるというスタンスを変えること。一度自分をゼロにする。そこからスタート」

一番最後の私の一言。「自分の知識や趣味を生かしたい、と考えない。地域にはどのような課題があるか。自分はどのような課題を解決したいかをまず考える。その上で、自分がそれにどのように役に立てるかを考える。順番を間違えてはいけない」田口さん、山田さん、竹内さんからも同じような趣旨の発言。

少しは、様々な動機を持って来場した皆さんのお役に立つことができただろうか。

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登録日:2010年 03月 06日 22:31:30

分譲マンションに住むということ

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筆者の住むマンションは大規模改修工事の真っ最中である。

このマンションを新築で買ったのが1985年。今年で築25年ということだ。

このマンションを選んだ理由は、隣が公園で環境がいい、バス停から近いのに表通りに面していなくて静か、行き止まりで車も入ってこない、浜松駅までそれほど遠くない、一応高級住宅地、文教地区で娘が当時通っていた小学校も転校せずに済む(娘は小学校4年から高校卒業までこのマンションから徒歩で通学した)、南向き、売主が三井不動産等などだが、決め手は戸数が25戸だったこと。

バブル前、当時多くの人々はマンションを買って値上がりしたら転売して、それを頭金にさらに大きなマンションに引っ越し、最終的には戸建てに住む、というイメージを描いていたように思う。しかし筆者の場合そうは考えなかった。

マンションは商品であり、中古価格が上がるということがそもそも不自然と考えていた。だからここに住み続けることを想定する。となると考えなければならないのが将来の大規模修繕や建て替えである。

その時、戸数が多いマンションは話がまとまらなかったり非居住オーナーが増えたりで動きがとれなくなる可能性が高い。その点このマンションは25戸。話がまとまりやすい。

結果的には今のところ正解だ。オーナーは全員顔見知り。一時借金がらみでやくざが居座った部屋もあったようだが、マンションの他の部屋の人が買い取って解決。修繕積立金の滞納もなく、今回めでたく外壁全塗装を中心とする大規模改修が実現した。

管理組合の役員は持ち回り。今回はたまたま筆者の番ではなかったので当たった役員のみなさんには苦労をかけた。資産価値を守るというよりも住居の機能や快適性を維持するために、これからもオーナーの結束が必要だ。

そうすればあと25年、85歳まで住み続けることが可能かもしれない。将来はバリアフリーのための改修も必要になるだろう。

分譲マンション住まいの団塊の世代は同じような問題に直面している方が多いのではないだろうか。

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登録日:2010年 02月 22日 12:22:44

黄金の組み合わせ

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岡林信康が山下洋輔のピアノをバックに美空ひばりを歌う。

団塊の世代にとってはある意味黄金の組み合わせかも。

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登録日:2010年 02月 04日 00:15:23

いるべき人がいない年の瀬

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12月23日に行われた恒例の学生時代の友人たちとの忘年会。

今年はいるべき人の姿が見えない。8月と10月に友人が相次いで癌で亡くなった。二人とも59歳、還暦まであと一歩のところだったのだが。

特に10月に亡くなったY君はよくこのブログを見て意見を送ってくれていた。それももう来ないと思うとさびしい限りだ。

H君、Y君、お二人の冥福を祈る。

来年はみんな健康で元気に活躍できますように。
皆様、よいお年を。

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登録日:2009年 12月 31日 21:56:37

断らない力Ⅱ

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断らない力、ということでわらしべ長者と言ったが、心境はむしろこちらかもしれない。

曲名 東京流れもの
作詞 永井ひろし
採譜 桜田誠一
唄   竹越ひろ子
http://www.youtube.com/watch?v=BGYcu98gW1c&feature=related

一 流れ流れて 東京の
そぞろ歩きは 軟派でも
心にゃ硬派の 血が通う
  花の一匹 人生だ
  ああ 東京流れもの
二 夜の暗さに はぐれても
  若い一途な 純情は
後生大事に 抱いて行く
浪花節だよ 人生は
  ああ 東京流れもの
三 曲がりくねった 道だって
こうと決めたら まっすぐに
嘘とお世辞の 御時世にゃ
いてもいだろう こんな奴
  ああ 東京流れもの

渡哲也の歌はこちら。(1966年)
http://www.youtube.com/watch?v=-dSk1rsKETo

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登録日:2009年 12月 04日 21:38:54

断らない力

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勝間和代さんの「断る力」という本が流行ったが、先日あるNPOの方と話していて、「断らない力というのもあるよね」という話題になった。

考えてみれば、自分がいまこうして忙しく仕事をしていられるのも、持ち込まれる依頼を断らなかったからである。

行政経営フォーラムも、たまたま2002年8月の総会にビジターで行ったら入会を勧められたから入ったのだし(それをきっかけに回りまわって大学教員になった)、たまたま2004年3月に会社の近くの静岡文芸大で行われた指定管理者に関するシンポジウムに行って発言したら、小林真理(現東大准教授)さんから「指定管理者制度で何が変わるのか」という本への執筆を勧められたのがきっかけで、いろいろ書いたりして今の文化政策学会理事につながっているし、その本の続きを時事通信社から依頼されて2004年9月に「地方行政」に書いたらそれを見た名古屋大学の後さんからNPO法人市民フォーラム21・NPOセンター主催の講演会の講師に呼ばれたのがNPOと関わりを持つきっかけになり・・・

今年9月以降の新たな頼まれごとを見ても、かなっくホールの連続講座「プロデューサーのお仕事」の講師をやり、学内で頼まれてインターンシップ学会でキャリア教育について発表し、福岡市の事業仕分けの仕分け人をし、文部科学省からある委員会のヒアリングに呼ばれ、JACEVO公共サービス改革セミナーの講師をやり、コミュニティビジネスフォーラムで総括の話をし、NPOフォーラムで分科会のコメンテーターをやり、多摩六都科学館の評価委員を頼まれ、小田原市の新ホールの準備会委員を頼まれ、浜松市創造都市協議会で講演を頼まれ、文化政策学会のラウンドテーブル企画担当に指名され、地元のロータリークラブへの入会を勧められ、ある先生から共同研究を持ち込まれ・・・・・(他にもあるかもしれないが忘れていたらごめんなさい)

断らないのは、なんとかこなすことで新しい体験ができ、様々なひとたちと知り合えて知見が拡がり、自分の力がつくからである。

わらしべ長者のようなものだ。

(家内からは安請け合いをして皆さんに迷惑をかけているのではないか、と指摘されている。もしそうならお詫びいたします。メールの返事がなかなか来なかったら、遠慮なく催促してください)

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登録日:2009年 12月 02日 11:58:30

タイムスリップ

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夏の終わり、夜の環八、上野毛あたりをキャロルを聞きながら一人で走っていると、ふと35年前にタイムスリップする。

あのころも、今頃の季節、今頃の時間、キャロルを聞きながら同じ場所を一人で走っていた。

「君と二人で歩いた 浜辺の思い出
あの時二人で語った 浜辺の思い出
ああ もう恋などしない
誰にもつげず ただ波の音だけ
さみしく聞こえる」
夏の終わり 矢沢永吉/作詞・作曲

車はブルーバードUSSS、CDではなくカセットテープ。でも、窓から見る景色も、夜の空気も変わらない。

もう還暦なのに、あのころからほとんど進歩していない自分がいる。それもまた良し。
・・・・・・
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登録日:2009年 08月 19日 23:24:06

パーティー

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(写真はYOMIURIONLINEより)
昨日は私の古くからの友人である作家の文学賞贈呈式・祝賀会に行った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081017-00000042-yom-soci
一緒に行った当時の仲間ともども、お互いに「何者か」になる前からの友人たちである。
10代後半から20代前半は誰が将来何になるのかさっぱりわからない。長い友人関係というのはお互いに「使用前・使用後」を知っているようなものだ。

企業を退職して改めて思ったのだが、会社に入ってからの友人関係というのは会社という下駄をはいていて、下駄がとれるとどうしても希薄になってしまう。
その点古くからの友人は会う頻度こそ少ないものの関係は濃い。団塊の世代にとってこれからの長い人生、そのような友人をどれだけ持っているかが大事なことだ。

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登録日:2008年 10月 18日 12:05:20

合掌

今日未明に義父が身罷った。享年85歳。
福井工専を卒業後海軍に入隊。技術将校として人間魚雷回天の開発、乗員訓練に携わり、自身も特攻に出撃する直前に終戦を迎えた。
戦後は長く自動車部品関連の中小企業の経営に携わったが、20年近く前に認知症を発症し、晩年は介護付き有料老人ホームで過ごした。穏やかな性格は発症後も変わらず、問題行動もなく、ホームでも歌の好きな“かわいいおじいちゃん”として誰からも好かれた。
7月2日に腸閉そくで入院したが原因が癌であることがわかり、手術や延命治療は行わずにホームに戻り、ターミナルケアに入った。
11日目の今朝、静かに息を引き取った。チューブや点滴につながれることもなく、痛みのない静かな最後だった。
長い間ご苦労さまでした。ご冥福を祈ります。
というような、団塊介護の終盤戦である。

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登録日:2008年 07月 31日 23:58:49

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
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団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、(社)指定管理者協会理事長などいろいろ。公共経営・行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixi Twitter facebookもやってます。)
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