カテゴリー [行政経営]

事業仕分けですが・・・

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先月3日4日、福岡市で事業仕分けの座長をした。

構想日本の事業仕分けではないが、同じように公開で行われ、結果の出たものがその後ど
うなったかも公開するという。

座長として冒頭「私は蓮舫さんと違いますのでマイルドにやります」と宣言した。


私の事業仕分けに対する考え方は次のようなものである。

1.政策の是非を判断するものではない。それは僭越である。
2.政策に位置付けられておらず、法律でやることになっているわけでもなければ国の委任もうない事業はやる必要はない。
3.成果を測定できない事業はやる必要はない。
4.その上で、仕分けは政策(目的)に対して効果をあげているか、事業に有効性があるかを判断するものである。効果がなければ別の方法を考えなければならない。
5.従って事業仕分けは予算をカットすることが目的ではない。

自分としてはこのような考え方をベースに仕分けしたわけだが、果たしてこれでよかったのだろうか?

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登録日:2010年 10月 15日 22:35:58

第48回行政経営フォーラム例会でおもしろかったこと

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13日土曜日は行政経営フォーラムの例会。テーマは「いよいよ本番!市民が担う「新しい公共」~見つけよう!社会ニーズを満たす役割分担とその方法~

おもしろかったことをランンダムに。(   )内は筆者の感想

1.東海大学の河井さんの話(写真)
人々の幸せのために、個人としての市民はプリンシパルとして3つのエージェントに付託する。3つとは①行政・議会②企業③NPO。プリンシパルエージェント関係。協働とはエージェントどうしの協働。

2.荒川クリーンエイドフォーラム伊藤さんの話
委託事業から自主事業へ。企業へ企画売り込み。日テレの新入社員研修としての荒川でのごみひろい受託。ごみは種類を記録するが、タバコが減った。つまり嗜好が変わればごみを減らせる。(契約が対等でミッションと合致しているなら事業の柱のひとつとしての行政からの委託はありなのでは?と質問。)

3.ねりじょはうす山本さんの話
前例がない助産師のNPO。都はOKなのに税務署は営利事業だと、国税庁、厚労省たらいまわし、保健所は助産所開設指導。まさに行政から十分に供給されないが地域の妊娠出産子育てに必要なサービスを提供。

4.福岡県庁手嶋さんの話
公募の協働事業に応募するNPOの真の狙いを把握することが大切。NPOの力量を計ることも。行政側の思い先行では見えなくなる。(やっぱり協働が先にありきではないので事業公募はやめたほうがいい)。

5.農家のこせがれネットワーク脇坂さん、尾野さん
六本木を日本の農業の中心に、という発想。(若者はネットワークで勝負する。個人のつながりで応援してくれる人を見つけ、輪を広げる。大人は再現性がないとか不安定だとか言って危惧するが、最初はやったもの勝ち。やらなければ、やって見えるようにならなければ組織化も制度化もできない)。

6.井上さん
出資に対して喜びを配当。お金だけでは成り立たない。(配当される喜びに価値を見出せるようにする仕掛けが必要)。

7.ツイッター
会場からツイッターで会員が個人的に実況中継。これなかった会員からのツイートや、会員外の人の反応も。これがきっかけで後から入会者あり。
楽しい懇親会やカラオケ3次会の実況も。

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登録日:2010年 02月 16日 19:46:06

事業”の”仕分け

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なぜ福岡に行ったのかというと事業の仕分けの仕分け人をやるため。
事情があって事業仕分けでなく”の”が入っているが、中身は特に変わらない。

3月にやったときは傍聴者もなくマスコミも来なかったのに、今回は大入り満員。現金なものだ。あるマスコミが「なぜ前回は広報しなかったのか?」と聞いたらしいが、広報は前回もまったく同じようにやっている。単に君が重要性に気付かなかっただけなのだよ。

今回やってみて思ったのは、「事業仕分けは結局自治体職員のためにやっている」ということ。
皆さん内心事業の役割が終わっているのはわかっているが、やめると予算が減ったり、地元や議員のしがらみがあったりして自分からは言い出せない。それを引導を渡してあげるのである。「事業仕分けで廃止に判定されましたので」というのが言い訳になる。

結果はこちらに。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/131694

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登録日:2009年 11月 07日 23:36:07

行政経営フォーラム例会のご案内

下記のご案内の通り、10月17日に行政経営フォーラムの例会が行われます。

今回は私のコーディネートで、テーマは「政治家」。

会員外の方も参加できますのでぜひお越しください。

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第47回例会 開催のお知らせ

  ◆第47回 行政経営フォーラム例会のお知らせ◆
【スピーカー更新しました 2009.10.03】


テーマ:「政治家」というブラックボックスを開ける

なぜ今、敢えて「政治家」を取り上げるのか?

先の衆院選でも経験したように、選挙で一人の政治家を選ぶという作業は、意外に難しいものです。
政治は、私たちの生活や仕事に様々な影響を与えるにもかかわらず、私たちが政治家というものの実体をほとんど知らないからです。

政治家の中身がブラックボックスになっているのです。

政治家は毎日何をしているのでしょうか?政治家の勤務時間とは?業務の比率は?
政治家という職業(ビジネス=事業)の売上と利益(収入)はどれくらい?
売上の種類は?経費は何にどれくらい使われるのか?
政治家のアウトプットとアウトカムは何でしょうか?
私たちは「政治家というコスト」を負担することに対して何を得られるのでしょうか?

これらを明確にすることは、とりもなおさず、「政治家の事業コンセプト」を考えることだと思います。
そう考えると、ぐっと具体的に、わかりやすくなるはずです。

ただし、こんなことは報道を見てもわかりませんし、政党や政治家の建前的な話を聞くとますますわからなくなります。
しかし、よく考えたら、私たちPMFJの仲間にも政治家がいらっしゃるじゃないですか!

ここはひとつ、なんでも聞けて率直に議論できる政治家としての会員の方々にひと肌ぬいでいただいて、ブラックボックスの中身を明らかにしたいと思います。
さらに例会の議論を通して、新しい時代の政治家(の概念)を生み出すことができれば、社会を良くしたいという私たちの願いも一歩前進するのではないでしょうか。

1.日時
2009年10月17日(土) 10:00~17:00

2.会場
弘済会館(四谷)
〒102-0083 東京都千代田区麹町5-1
TEL 03(5276)0333 FAX 03(3261)0794

【交通のご案内】
・JR総武線、中央線:四谷駅下車麹町出口、徒歩5分
・地下鉄丸ノ内線、南北線:四谷駅下車共通1番出口、徒歩5分
・地下鉄有楽町線:麹町駅下車2番出口、徒歩5分

【案内図】
http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html

3.プログラム (変更の可能性あり) 
フォーラム会員は敬称を「さん」と表記しています。

○セッション1 10:00~10:40
久々に、ホットトピックスサーフィン(予定)

○セッション2 10:40~11:20
政治家Box1 地方議会議員
鷹羽登久子さん(大府市議会議員)

○セッション3 11:20~12:00
政治家Box2 首長
木下敏之さん(前・佐賀市長)

○東西南北会 12:00~13:30
昼食

○セッション4 13:30~14:10
政治家Box3 国会議員
橋本 岳さん(前・衆議院議員) 

○セッション5 14:10~14:50
政治家のタマゴbox 
多田稔さん(元・群馬県庁職員)

14:50~15:00 休憩

○セッション6 15:00~16:00
パネルトーク
「もっと知りたい政治家 Open the Blackbox!」
スピーカー:跡田直澄さん(嘉悦大学)
吉村慎一さん(福岡市役所)
橋本  岳さん(前・衆議院議員)・・・ ほか
コーディネーター:桧森隆一さん(嘉悦大学)      

○セッション7 16:00~16:50
全体トーク「変革パートナーとしての政治家をつくろう!」  

○懇親会 17:30~

終了後、懇親会を開催します(会費3000円程度)


4.参加費
行政経営フォーラム会員: 3,000円
遠方会員割引(沖縄・九州・中国・四国・北海道): 2,000円
20代で自費参加の会員 : 1,000円
一般参加(全日): 10,000円
一般参加(午後のみ): 5,000円
議事録ボラ2回以上 : 無料
特別参加(事前に承認を受けた方): 0円

プレス・ジャーナリスト・出版関係者で取材目的の場合には参加費免除となりますので、下記メールアドレスまでお問い合わせください。
  

5.参加申込
2009年10月15日(木)までにお申込みください。
   行政経営フォーラムのWebページ内の 
http://www.pm-forum.org/staticpages/index.php/entrymeeting
   の申込みフォームから申し込めます。

 なお,領収書が必要な方は,同サイトに次のような様式がありますので,事前に印刷のうえ,当日ご持参ください。

  領収書様式
 a 行政経営フォーラム会員用領収書
 b 行政経営フォーラム会員
    (遠方割引:沖縄・九州・中国・四国・北海道)用領収書
 c 行政経営フォーラム会員(20代かつ自費参加者)用領収書
 d 一般参加(全日)用領収書
 e 一般参加(午後のみ参加)用領収書

 ※ 事前連絡無しに欠席なさった場合は、参加費を後日お振り込みいただきます。

6.その他
カジュアルスタイルで、気楽にご参加ください。

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登録日:2009年 10月 07日 13:49:33

行政の解体と再生例会

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2月14日バレンタインデーは私が副代表を務める行政経営フォーラムの例会があった。
内容はこちらをご覧いただきたい。

http://www.pm-forum.org/

以下に今回の感想(少しアレンジして会員向けMLにも載せている)。

「自治体職員の集まりや行政学や公共政策の学会は
たくさんあるのですが、PMFJ(行政経営フォーラム)の特徴は「リアル」ということだと思います。

政治家によって(建前は)法律が制定されて制度が発足し、その運用のためにさまざまな規則や規程が決められます。そして行政は決められたことに沿って判断し、処理する。そして最近はその結果を「評価」します。

しかし現実は①決める時に拾い切れていないファクターがある②事態は時間の経過とともにどんどん変化している③突発的な事態もあることから、決めたことを決められた通りにやるのでは建前つまり仮想現実(バーチャルリアリティ)の世界になってしまいます。

みんながそのギャップに苦しみ、僭越なスーパー公務員が生まれたりしますが、普遍性はありません。

一方行政学者は、行政の建前を「一次資料」と称してそれをもとにあれこれ論じますが、仮想現実の上に仮想現実を重ねるだけのものにすぎません。

評価も、PDCAと称しながら、決められたことと結果のズレに対して決められたことの方を変えずにやり方を変えてやろうとするだけなので、やはり仮想現実をぐるぐる回るだけです。

他の会で公務員の事例発表を聞くことがありますが、多くは仮想現実の世界の話で、突っ込むとほんの少し本音が出る程度です。

PMFJは仮想現実ではなく「現場・現物・現実」の話をする場です。それがリアルということです。リアルと言っても愚痴として本音をこぼす場ではありません(それも少しはあるが)。「現場・現物・現実」からスタートして次を論じる場であり、新たなコンセプトを創り出し世に広める場だと思っています。

そんな例会を振り返った感想です。スピーカーの発言部分含めて私の感想です。

1.最初のゲストスピーカー大村未菜さんのお話で印象に残ったのは、指定管理者の評価の際、最初の提案書や仕様書に沿っているかだけを評価するのでなく、現場の創意工夫や新たに何を生み出したかを評価してほしい、ということです。最初の提案書は現場の実態を知らずに作ったものですし、指定期間中に状況も変化します。施設の目的に対する新たな工夫を見てほしい、というのは民間企業としては当然の考えだと思います。

例えば、としてこんな話をされました。「美術館の指定管理者になって調査をしてみたら、30代の入館者が少ないことがわかった。つまり子育て中の人がこれない。そこで子育て世代向けの企画をやって入館者を増やすことができた。これは仕様書にもなかった」

2.藤岡喜美子さんの話で印象残ったのは、「NPOが公共サービスを担うというのは当たり前の話で、それをちゃんとやるためには行政が変わらなければならない。だから行政経営改革のコンサルタントをやっている」という話です。それを保守的な政治・行政の風土の中でしたたかに実践している姿にみなさん感銘を受けたのではないでしょうか。あと、「10万20万の助成はNPOの自立性を損なうのでやめてほしい」という話は本当にそのとおりだと思う。

ゲストスピーカーをお二人とも女性にしたのは、いまどき公共サービスの最前線で活躍しているのは女性が多いからです。理由はわかりませんが、女性は建前というかバーチャルリアリティに惑わされることが少ないようです。

4.桧森・上山・後・馬場のパネルは、馬場さんがちゃんと準備をしていじめられ役?をはたしてくれたので充実した内容になりました。上山さんの言う行政と財政の分離、行政の中身としての官僚制・議会制民主主義の終わりの始まり論は新鮮な視点を提供してくれました。後さんの言う行政の執行について行政しかできないことはほとんどない、という話と中学校区規模の近隣政府の話も、それに対する馬場さんの反論とセットで多くの示唆を与えてくれました。この辺詳しくはそのうち会員に公表させる議事録をご覧ください。

5.それぞれの分科会も、PMFJの会員の多様性がいかんなく発揮されて、本音の議論ができていたようです」

行政経営フォーラムはこんな感じの議論をメーリングリストと例会の組み合わせで展開しているので、興味のある方はぜひ入会をご検討ください。

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登録日:2009年 02月 17日 16:41:50

協働より共飲

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昨日は浜松市役所で行われた東海都市連携協議会で講演した。
静岡、愛知、岐阜、三重のある程度以上の規模で昼夜間人口の差が少ない都市の企画担当者の集まりとのこと。
テーマは「公共の再生と協働の役割」
内容は以下の通り。

はじめに
1.協働とは何か
2.アドボカシーとしての協働
3.政策実現の手段としての協働
4.公共サービスの購入としての協働
5.協働におけるこれからの行政の役割

協働というのは単純にいえば、今後ますます行政が使えるリソースは減っていくのに解決すべき社会的課題は増える一方なので、みんなで一緒にやるしかないんじゃないの、という趣旨。

終わったあとの各都市の市役所の皆さんとの懇親会がおもしろくて二次会まで付き合って飲みすぎてしまった。

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登録日:2009年 01月 24日 20:26:30

行政の(解体と)再生

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土曜日は私が副代表をしている行政経営フォーラムの「指定管理者を語る交流会」というのがあった。

早い話有志の忘年会なのだが、一応刺身のつまとして私が冒頭30分指定管理者について語り、質問を受ける、という形をとった。

指定管理者についていろいろ話した後で最後にこんな話をした(多分。この後いっぱい飲んでよっぱらったのでさだかではないが)。

「今後、私たちの共有資産、すなわち行政によって解決しなければならない課題はどんどん増えるのである。しかし、経済は成長せず、少子化・高齢化が進むということは、使える資源はどんどん減っていく。増える課題に少ない資源でどう対応するか?これをマネージメントするのが公務員の役割だ。指定管理者制度もアウトソーシングも市場化テストもすべてそのための手段にすぎない。端的にいえば、行政は自ら公共サービスを提供するのではなく、民間企業やNPOからサービスを購入して提供することになる。その時必要な能力は、質の高いサービスを安く購入する高度な発注能力だ。だから評価が重要だと言われているのだ。もちろん、公務員の数は今よりも減るだろう。これが行政の再生の真の意味だ」

これは当日話したことではないが、派遣切りホームレスの問題を考えてみよう。とりあえず今日明日必要なのは暖かい食べ物と行政サービス(住宅提供など)への橋渡しだ。しかし今すぐ、12月23日に行政が動いて直接炊き出しをしたりホームレス一人一人の相談に乗ることはできない。予算もついていないし人手もない。これを今やっているのがNPOや宗教団体だ。だから行政はとりあえず予備費を支出してこれらの団体からサービスを購入し、つまり炊き出しの規模を増やしたりボランティアの相談員の日当や交通費を出すことにより人数を増やしたりしてもらってホームレスに提供する。この仕切り(判断)を公務員がやればいいのだ。

その後酒が回ってから東京都の職員の方から質問がでた。
「どんなサービスを提供するか決めるのは政治であり、公務員が勝手に決めてはいけないのではないか?」

もちろんそうだ。だから有権者・市民・納税者の責任は重大だ。このような場合に政治家に権限を与えることができるのは有権者だけだからだ。

それにしても地方公務員というのは優秀な人達である。この人たちにまともな仕事をさせないのなら、それはひとえに有権者市民・納税者の責任である。

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登録日:2008年 12月 23日 01:21:37

行政の解体と再生

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8月31日付日本経済新聞の読書欄に上山信一さんとの共著『行政の解体と再生』(東洋経済新報社)の紹介が載った。短いながら的確な紹介文でありがたいことである。
改革は解体と再生がセットだ。解体は痛みを伴うが再生はみんなで汗をかく。これは今まで知らなかった人たちと知り合えたり、新しい体験ができたりでなかなか楽しいことなのである。まだの方、ぜひお読みください。

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登録日:2008年 09月 04日 19:22:28

本が出ました!

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というわけで、上山信一さんと筆者の共著『行政の解体と再生~ニッポンの公共を再構築する』が発売されました。

内容はこんな感じ。

「改革においては、古いものを壊すと同時に新しいものを育てる必要があります。本書の第I部は“壊す改革”としての行政改革の先端事例を紹介しています。具体的には、行政機関の資産の流動化(大阪市など),文化施設など公共施設の経営の見直し(横浜市、静岡県など)、外注管理、指定管理者制度(全国各地)などです。
後半の第II部は“創る改革”、つまり「民が担う公共」の紹介です。この10年で急成長したNPOの現状分析のほか、大企業のCSR(企業の社会的責任)、SRI(社会責任投資)、社会企業(ソーシャル・ベンチャー)、オルタナティブバンク(NPOバンク)などを紹介しています。そして終章ではこれからの公務員と市民の役割を論じています。
行政を解体することで民が担う公共が育つ、それを経て再び行政も再生できる──これが本書のモチーフです」

東洋経済新報社 2600円(税抜き)

ぜひお読みください。

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登録日:2008年 08月 13日 00:05:17

行政経営フォーラム例会

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本日土曜日は筆者が副代表をつとめる行政経営フォーラムの例会が行われた。
筆者の役割は総合司会。本日の内容は以下の通り。

テーマは「会員の「今」から見える、行政経営の「今」とこれから」

今回のスピーカーはすべて行政経営フォーラムの会員である。

○セッション1 10:00~14:30 リレースピーチ
10:10~10:25 
  伊関友伸さん(城西大学)
  「崩壊する地域医療とその再生」
10:25~10:40 
  上山信一さん(慶応大学)
  「公営住宅事業の政策評価-経団連21世紀研究所報告より」
10:40~10:55 
  阪口博司さん(滋賀県庁)
  「改革の前に改善!」
10:55~11:10 
  高橋千里さん(ヴェオリア・ウォーター・ジャパン(株)中国営業所)
  「将来の水道事業の運営オプション(仮題)」
11:15~11:30 
  谷口敏彦さん((財)日本特産農産物協会)
  「行政評価の今日的課題と方向 ~ 練馬区の取組から」
11:30~11:45 
  手嶋隆行さん(福岡県庁)
  「まちかどから「新しい公共」を考える~「まちの駅」の可能性」
11:45~12:00 
  戸崎将宏さん(千葉県庁)
  「政策を「売る」難しさ」

12:00~13:30 
  東西南北会(グループに分かれて昼ごはん)
    お弁当持参&ゴミ持ち帰りしてくださいね!
  
13:30~13:45
  南 学さん(横浜市立大)
  「行政サービスのコストから見える公務員の専門性」
13:45~14:00 
  馬場伸一さん(福岡市役所)
  「自治体の内部統制~監査の現場から。そして国の動き」(予定)
14:00~14:15 
  吉田恵子さん(栃木県庁)
  「韓国に学ぶ電子自治体のつくり方」


○セッション2 14:30~15:45

 --分科会--グループに分かれて議論


○セッション3 15:55~16:30

 --全体会--各グループ討議発表とまとめ

最後の分科会のディスカッションも含めて感じたのは、「自治体は行政評価とかNPMニューパブリックマネージメント的手法を導入してさんざん改革してきたが、疲れて行き詰っている」という見方は単純すぎる、ということだ。確かにさまざまな手法を導入しても、自治体の内部だけの改革は限界だった。

しかしこの間いつの間にか「行政の解体」が進み、公共を担うのは官だけ、という意識が薄れてきた。NPMは行政と民間の「共通言語」を生み出しつつある。大きな公共を小さな政府と企業、NPO、個人など「民」が担う時代になった。公共の担い手としては官はその一部にすぎない。そうなると初めて新たな官の役割が見えてくる。それぞれの発表からは、そのような時代の流れがひしひしと感じられた。もはや公務員バッシングなどしている時代ではない。新たな公務員の役割を議論すべき時だ。

上山信一さんと筆者の共著「行政の解体と再生~ニッポンの公共を再構築する」(東洋経済新報社)はそんな時代への提言である。「行政評価の時代」以来NPMと言われた10年は壊す改革だった。これからは創る改革の時代だ。何を創るのかと言えば新たな公共とそのの多様な担い手、そして新たな公務員の生き方だ。

詳しくは著書をお買い求めの上お読みください。多少の印税が入りますので・・・

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登録日:2008年 08月 10日 00:01:34

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プロフィール
Ryuichi Himori
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団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、(社)指定管理者協会理事長などいろいろ。公共経営・行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixi Twitter facebookもやってます。)
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