カテゴリー [国道16号線国境説]

東京国は不便である

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ある日、日本国浜松市にいる筆者は買い物にでかけた。

まずスターバックスで本日のドリップコーヒーを飲む。飲み終わってふらふら歩いているとGAPでセールをやっていたのでTシャツを買う。ついでにABCマートでアディダスのスニーカーを買う。次に大型スポーツショップでLEDのヘッドランプ(パナソニック製)を買う。次に本日のメインの買い物であるブラザーのプリンター複合機を家電量販店で買う(11800円は安い)。一度荷物を車に載せてから大型書店に行き、かねてから探していた岩波文庫を買う。最後にタリーズに入り、コーヒーを飲みながら岩波文庫を読む。20ページほど読んだところで、銀行で振り込みを済ませてから車に乗り、家に帰る。

http://hamamatsushitoro-aeonmall.com/index.jsp

さて、東京国にお住まいの皆さん。筆者はこの買い物のために何店舗回り、何時間かけただろうか?答えは1店舗、時間にして2時間足らず。家から車で15分のところにある超大型ショッピングセンターですべてそろうのである。

東京国にいたら、これだけの買い物をするのに何店舗回り何時間かかるか考えてほしい。筆者の実家のある東京国大田区田園調布なら、少なくとも東横線に乗って渋谷まで出ないとこれだけのものはそろわない(一部は自由が丘でそろうが)。

筆者の買ったものは東京国でもその辺のスーパーにあるものではない。それが一か所ですべてそろってしまうのだ。もちろん、日常雑貨や洗剤などの消耗品、食品、お惣菜も一緒に買うことができる。この利便性が車社会の日本国の特徴だ。

この巨大ショッピングセンターのことを東京国しかしらない人に説明するのは難しい。アメリカにいたことのある人なら、かつてのGMS(ゼネラルマーチャンダイジングストア=デパートとスーパーと専門店街が一緒になった巨大複合店舗)を思い出していただければいいだろう。

この買い物で入手できなかったのが、モンベルのゴアテックスのレインウェアである。そこで次の日は、同じ規模の別の巨大ショッピングセンターの中にあるアウトドアショップに行って無事入手した。ついでにワインショップでシャンドンのオーストラリア製スパークリングワインとフランスのカマンベールチーズをゲットした。ちなみにこちらは家から中心市街地を通り越して車で30分である。

http://www.aeon.jp/sc/hamamatsuichino/

お盆休み、日本国浜松市の店はどちらも帰省した家族連れでごったがえしていた。

筆者の買い物は同じものを日本国浜松市の中心市街地でも揃えることはできる(とはいえ路面店ではなく駅ビルメイワンとビッグカメラ)。しかし筆者が行かない決定的理由は駐車場が有料だからである。郊外の巨大ショッピングセンターの駐車場は何時間でも無料だ。

さらに、駅ビル以外の路面店で筆者が買おうとするものを売っている店はない。

ということで、日本国の地方都市の中心市街地の商業を活性化する試みが無駄に終わることがご理解いただけただろうか?霞が関でいくら政策を考えても、買いたいものが売っていなければどうしようもない。

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登録日:2011年 08月 14日 22:50:37

日本国のことを東京国の人だけで議論するのはやめよう

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東京国にいるといろいろな公式・非公式の会合に呼ばれることがある。

そんな会合でけっこう政策アジェンダが議論されていたりする。すぐに現実の政策にはならなくても、何らかのかたちで将来反映されるかもしれない。いろいろなところでいろいろな人たちがいろいろなことについて議論しているのが東京国である。

昨年11月30日に出席した第3回MLAラウンドテーブルもそんな会合のひとつ。官庁、企業、学者、博物館・美術館・図書館の人たちが集まってMLA(ミュージアム、ライブラリーアンドアーカイブス)の連携について議論するもの。

図はその会合に筆者が提出したペーパー。MLAの連携が地域経済にどのような効果をもたらす可能性があるか、もたらすとしたらその道筋はどのような道筋になるかを、地域経済の側から説明したもの。

このような会合でいつも疑問に思うのは、東京国の人たちだけが集まって、日本国(地方)の議論をしている、ということ。今回も県立図書館等を活用してデジタル情報地域センターのようなものを全国に作る、というような話し合いが行われていたが、そこには日本国(地方)の人はほとんどいない。そのことに何の疑問も抱かずに、東京国の人たちだけで「全国に展開しよう」というような話をするとはどういうことなのか。

全国のことを日本国の人抜きで議論することは、東京国の人たちにはほとんど習慣になっているが、これは意識して改めなければならない。「各県に配置しよう」というようなことを軽々に言ってはならない。議論するなら「各県」の人も一緒に入ってフラットな場で議論すべきだ。

「そんなことはない、地方の人の意見も聞いている」というかもしれないが、それは「ヒアリング」などで「拝聴」しているだけで、フラットな場で議論をしているわけではない。

東京国の人は日本国は「現場」であって意見は聞くがアジェンダあるいは政策形成の議論に全体的な視野を持って参加するのは難しいだろうと思っているようだ(人材がいない)それは間違いだということにそろそろ気づかねばならない。
そして筆者の資料のように、それが地方にとってどのような意味があるのかを地方の側の視点から議論する必要がある。

本来なら地方から選出されてくる議員が議論すればいいのだろうが(それが国会の本来の意味だろうが)、現実には多岐にわたる専門性を要するアジェンダや政策形成は(作るのは)素人には難しい(決めるのは政治家が決めればいいのだが)。

そこで道州制の意義が見えてくる。例えば東北州になったとして、州都仙台に住む専門家だけが集まって東北州のデジタル情報地域センターについて話し合うことは考えられない。当然東北州一円から専門家が集まって議論するだろう。そのためには現場でなく東北州全体を見渡す視野を持った専門家が州内全域で必要になるが、それは不可能ではないだろう。

アジェンダ・政策形成の観点から、そろそろ道州制を議論する時期に来ているのではないだろうか?

(図をちゃんと見たい方はこちらからどうぞ。http://ryuichihimori.blogspot.com/

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登録日:2011年 01月 11日 11:57:03

東京一人勝ちは本当か?

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筆者はかねてから、日本は国道16号線を国境としてその外側すべてが日本国、内側が東京国という二つの国に別れていると主張してきた。
そして、よく東京一人勝ちとか東京一極集中と言われることに対して疑問を持っていた。特に経済に関する限り、それは果たして本当なのだろうか?

経済活動別県内総生産(名目)[平成19年度]をもとに確かめてみよう。(ただし国道16号線内側、という統計数字はないので「東京都」の数字を使う。)
まず、産業にしめる東京都の比率は18.9%である。これは製造業だけでなく、農林水産業、卸売・小売業、金融・保険業、サービス業を含む全産業の数字である。

次に製造業の県別順位を見てみよう。(百万円)
1位 愛知県 13,132,903(11.8%)
2位 東京都  8,353,616(7.5%)
3位 神奈川県 6,642,960(6.0%)
4位 大阪府 6,609,867(5.9%)
5位 静岡県 6,352,641 (5.7%)

そして、製造業のうち、輸出で稼ぐ電気機械、輸送用機械はどうか。
     電気機械        輸送用機械
1位 愛知県 1,167,549   1位 愛知県 6,083,906
2位 静岡県 1,081,171   2位 静岡県 1,440,566
3位 神奈川県1,063,326  3位 神奈川県1,095,171
4位 三重県 1,060,739   4位 東京都 765,508
5位 東京都 1,045,671   5位 群馬県 607,921

どうだろうか?これで東京一人勝ちとは言えないのでは?
日本国(地方)の皆さんはどう思われるだろうか?

続く・・・

(写真は東京の中心、丸の内三菱通り)

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登録日:2010年 12月 25日 01:39:11

ここはどこ?PartⅡ

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かなり前に廃業したパチンコ屋。

筆者の実家はここから入って豆腐屋の30m先にある。

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登録日:2010年 08月 21日 00:42:57

ここはどこ?

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写真家森山大道風にモノクロで町のスナップを撮ることに挑戦。

さて、ここはどこでしょう?どこかの地方都市のさびれた商店街?

いえいえここはれっきとした東京国。高級住宅地として知られる大田区田園調布一丁目。
田園調布東口駅から中原街道へ延びる六間道路の商店街。
平日午後3時ごろ。人もいなければ車も通っていない。廃業した店や空き店舗も目立つ。

筆者が生まれ育った地元だが、八百屋も肉屋もパチンコ屋も廃業した。小学校の同級生のペンキ屋もガラス屋も今はない。ご主人が亡くなった酒屋も廃業。最近まであった運送屋も更地になった。

東京国もこれなら日本国はどうなるのだろうか?

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登録日:2010年 08月 20日 23:38:08

日本国にほしい場所

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ここは日本国静岡県浜松市の、カフェのある大型書店。駅ビルの中にある。

日本国の若者の多くは地元で仲間とつるんでいるが、それがいやな若者も多い。そんな若者は東京国に行く。東京国には大勢の中で一人になれる場所が多い。東京国には一人で飲んでいられるBARがたくさんあるが、日本国では居酒屋もスナックも仲間や知り合いがいて騒ぐ店ばかりだ。

日本国は基本的には田舎なので異質性を排除する。しかし現代の日本国には個性的で集団主義になじめない若者も多い。だからみんな脱出して東京国に行く。その証拠に地元に残った若者は集団主義に居心地の良さを感じる者ばかりだ。

せめて、このカフェのある大型書店のような店があれば、大勢の中で一人でくつろいで都会の孤独を感じることができる。それに創造性には孤独も必要なのである(部屋に閉じこもるのとは違う孤独だ)。

たとえば、日本国山口県宇部市とか、日本国山形県米沢市に、このような店が必要だと思うがいかがだろうか。若者流出対策になると思うが。

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登録日:2010年 02月 22日 16:16:37

日本国の風景

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四車線の道路。左側に洋服の青山とコスモ石油、右側にイオンの巨大ショッピングモール。
はるかに続く先にはチェーンの回転ずしやラーメン屋の低層店舗が立ち並ぶ。

土地の高度利用が進む東京国ではあまり見られないが、日本国ではありふれた風景である。
ここが日本国秋田県だといっても日本国熊本県だといっても、否定はできない。

画一的な日本国。さてここはどこでしょう。

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登録日:2010年 02月 21日 23:44:04

国境線

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これが日本国と東京国の国境線です。
国境線の外側はどこまで行っても同じ国です。

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登録日:2010年 01月 28日 23:20:16

国道16号線国境説

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満を持して新カテゴリー「国道16号線国境説」の登場。

筆者は国道16号線は国境であり、その内側と外側は別の国である、という説を唱えている。

内側を仮に「東京国」、外側を「日本国」としよう。

日本国と東京国では様々な点で異なっている。日本国の中は北海道から沖縄県まで共通点が多い。

それではどんな違いがあるのだろうか。

例えば、

東京国では移動はほとんど公共交通機関だが、日本国ではほとんど自家用車である。

薬を買いに行く場合、日本国では車で駐車場のあるドラッグストアに行くが、東京国では近所の薬屋か駅前のマツモトキヨシへ行く。

東京国ではタクシーは街で手を上げて走っているのを止めるものだが、日本国では電話で呼ぶものである。

日用品の買い物は、東京国の人は複数の店を買いまわるが、日本国の人は普通は大型店(巨大ショッピングモールなど)一か所で済ませる。

東京国では電車に1時間乗って通勤するのは普通のことだが、日本国では1時間電車に乗るというのはとんでもないことである。ちなみに日本国静岡県では、浜松ー静岡間は在来線で1時間5分だが、静岡県庁に勤める人が浜松市から静岡市に通う場合、新幹線通勤が認められる。日本国富山県富山市と日本国石川県金沢市の間は在来線で1時間5分程度だが、通勤圏とは認識されていない。

日本国では地元で一番良い進学校は公立高校だが、東京国では私立高校である。

日本国は東京国に農産物から工業製品まで多くのものを輸出しているが、東京国から日本国へ輸出される産品はほとんどない。

他にもたくさんの違いがあるが、日本国と東京国の間には情報の非対称性がある。日本国の国民は東京国にしょっちゅう越境しているので、またマスメディアで流れる東京国の情報が多いので東京国のことをよく知っているが、東京国の国民は日本国のことはほとんど知らない(特に日常のライフスタイルは)。

今後このカテゴリーでは日本国と東京国の違いを解明し、東京国の異質性を明らかにしていく。

写真は国境の標識。

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登録日:2010年 01月 28日 16:40:49

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プロフィール
Ryuichi Himori
(男)
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団塊世代の会社員から、定年を1年半後にひかえ、大学教授に転職しました。肩書きは日本文化政策学会理事、市民フォーラム21・NPOセンター常務理事、(社)指定管理者協会理事長などいろいろ。公共経営・行政経営(NPM)、文化政策、アートマネージメント、NPO論などを研究しています。
というような立場を離れて、勝手なことを書かせていただきます。
(なお、mixi Twitter facebookもやってます。)
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