「朝のおめざ」の悦びに目覚め、悪しき不二家の裏切りを知る!

イスラム教徒、大半は穏健派 - インドネシア

【ジョグジャカルタ/インドネシア 14日 AFP】インドネシアは1万数千の島々からなる世界最大の島嶼国家。人口2億2000万人のうち約9割をイスラム教徒とする、世界最大のイスラム人口を有する国である。バリ島(Bali)の爆弾テロなどで、強硬的なイスラム教徒のイメージを想像する人も少なくないが、ほとんどが穏健的で敬虔な信仰を行っている。写真はジョグジャカルタ(Yogyakarta)のマクドナルドで12日、ドナルド(Ronald McDonald)像の隣でアイスクリームを食べる女性客。(c)AFP/Bay ISMOYO



AFPBB News


我々より上の世代の人達の話を聞いていると、「マクドナルドのハンバーガーを初めて食べた時、自分はきっと金持ちになって、腹いっぱいハンバーガーを食べられるようになってやると思った」とか、「子供の時に初めて飲んだコカコーラの味が忘れられない」とか言う話を良く聞く。
ところが私は、実はそういう感覚がこれまでよく分からなかった。食に関して能動的に食べたいものを求めるという感覚が乏しかったようだ。甘やかされて育った私は、言えばいつでも食べたいものが出てきたせいだと思う。
ところがそんな私にも、最近、食に対して「能動的に楽しむ」という感覚を目覚めさせる体験があった。

井上靖さんの「しろばんば」という小説に、主人公の少年が朝目覚めてお婆ちゃんを呼ぶと、おばあちゃんは「はい、おめざ」と言って、ひねった包み紙から駄菓子を差し出し、「朝ごはんが出来るまでまだ間があるから寝とれ」と言う場面がある。
それを読んだ時私は、ああ、きっとこの少年は大人になった時、その時のおめざのお菓子の味を、懐かしい記憶として思い出すのだろうなあ、と思った。
先に挙げたそのきっかけとは、私の中では「しろばんば」の主人公の少年が食する「おめざ」と重なるのだが、とあるお世話になっている方のご実家にお泊りさせて頂いた朝、その方のお母様が、「朝ごはんができるまでこれ摘まんでて下さい」と言って、黒砂糖のお菓子を出してくれたのだ。程よく苦味のあるお茶と一緒に出してくれたその黒砂糖のお菓子が、本当に旨かった!
以来私は、部屋で一人寛ぐ時間が楽しくなった。その黒砂糖のお菓子は必需品である。
そうやって目覚めてみると、実は自分にも、そういった食を楽しむセンスが案外あるように思えてきて、最近では、そのリストに「レーズンバター」が挙がっている。
今回の不二家の事件を報じる時に決まって言われる枕詞に、「不二家の歴史は日本の洋菓子の歴史」というフレーズがある。
不二家のシュークリームや千歳飴が、「しろばんば」の少年にとっての「駄菓子」であったり、私にとっての「黒砂糖のお菓子」や「レーズンバター」であったりする方々は、大変多いと思う。
不二家の罪は重い。

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登録日:2007年 01月 19日 19:14:40

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プロフィール
小林浩隆
(男)
■肩書き:映像ディレクター
■プロフィール:早稲田大学卒業後、サラリーマンを経て映像ディレクターに。主な作品に、「初恋のふる里」、「夏の疼き」、「野村不動産PROUD」など。
■得意ジャンル:ワイドショー的社会論。
■一言:例えばライブドアに地検が入った当夜、パパエモンは地元派出所に駆け込み息子の安否を問いただしたそうです。愛ですよねえ。そういうのを取り上げます。
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