久しぶりに若尾文子さんをテレビで見た!

展示スペース国内最大級、国立新美術館がオープン - 東京

【東京 21日 AFP】国内最大級の展示面積(1万4000平方メートル)を持つ「国立新美術館(東京・六本木)」が21日、正式に開館した。新美術館は、国立の美術館としては30年ぶり5館目。美術品は収蔵せず、美術団体への会場提供や自主企画展、共催展を行う。波のように曲面的なガラス張りの外観が特徴の建物は、建築家の黒川紀章(Kisho Kurokawa)氏が設計した。開館記念展として、マンガ、アニメ作品を含む日本の現代アートを紹介する『日本の表現力』など、3つの展覧会がはじまる。写真は20日に行われたプレヴュー会に出席した黒川紀章氏。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO

AFPBB News


中学生の頃、男同士が集まると、「なあ、お前アイドルで誰が好き?」という質問をよく交し合ったものだ。私が中学の頃は、アイドル全盛期で、男性アイドルだったら、俊ちゃん、マッチ、シブガキ隊、あとヨッチャン、女性アイドルだったら、キョンキョン、明菜ちゃん、河合奈保子などが幅を効かしていた。かくいう私も、聖子ちゃんの初期のアルバムの歌は、ほぼ全て、歌詞カードが無くても歌えると思う。
しかしそんな私に、ある革命が起きたのは、中学3年の、高校受験を数日後に控えたある夜、テレビドラマを見た時のことだった。ドラマの名前は、確か「女達の鹿鳴館」、主演は若尾文子さんだった。維新後の激動の世を、毅然と生きる一人の日本人女性を、若尾文子さんが演じていたのだが、それを見た私は、そのあまりの美しさに、ブラウン管の向こうの若尾さんを好きになってしまったのだ。

もしタイムシンがあったら、自分と同じくらいの年齢の若尾文子さんに会いに行きたいと、その時真剣に思ったものだ。そして若尾文子さんが黒川氏と結婚したのは、多分それから程なくしてだったと思う。その夜は、本当にショックだった。
そうこうしているうちに私にも彼女ができたりして、思春期特有のブラウン管とかスクリーンの向こう側の女性に、憑かれたように恋する気持ちは落ち着いてきたものの、だいぶ後になって、古い日本映画を見まくりだした時に、若尾さんへの気持ちは、またぶり返してきてしまった。
若尾さんの美しさに魅せられた日本映画界の巨匠連中も多く、溝口健二、小津安二郎、川島雄三、そしてなんと言っても忘れてはならないのは、増村保造だ。「清作の妻」という映画をご覧になった方はいるだろうか。テレビドラマでしか若尾さんを知らなかった私は最初、若尾さんに「武家の出のような凛とした美しさ」のようなものしか感じていなかったのだが、その映画を通して、若尾さんの肉感的で魔性的な一面を知り、またしてもはまってしまった。
先の東京都知事選で、候補者の黒川氏の妻ということで、久しぶりにリアルタイムで若尾さんを見た。演説の最終日の新宿西口でのこと、絶大な人気を誇る石原慎太郎陣営の脇で、肩身の狭い思いをしながら演説する黒川氏の横に、ピッタリと寄り添いながら、動揺の色一つ見せずにいた若尾さんが印象的だった。長年人前に晒されることを仕事にしてきた若尾さんのことだ、あの時の白けた雰囲気を解らないはずがない。
かつてスクリーンで何万という男を虜にした若尾さんは、今回の都知事選報道では、たとえブラウン管にフレームインしていても、ほとんど取り上げられることはなかった。
通常の私だったら、あの時の若尾さんはどんな気持ちだったのだろう、とか、大女優の光と陰だなあ、などとしみじみとした感慨に耽りそうなものだが、今回はそういう気持ちなど微塵も無い。女優、若尾文子の大ファンである私は、久しぶりにリアルタイムの若尾さんを拝見できたことが、ただただ嬉しかった!

コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2007年 04月 13日 22:59:20

コメントを追加

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

カレンダー
< 2007年 04月 >
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30




プロフィール
小林浩隆
(男)
■肩書き:映像ディレクター
■プロフィール:早稲田大学卒業後、サラリーマンを経て映像ディレクターに。主な作品に、「初恋のふる里」、「夏の疼き」、「野村不動産PROUD」など。
■得意ジャンル:ワイドショー的社会論。
■一言:例えばライブドアに地検が入った当夜、パパエモンは地元派出所に駆け込み息子の安否を問いただしたそうです。愛ですよねえ。そういうのを取り上げます。
最近のトラックバック
カテゴリー
お気に入りリンク
検索