限界が近い?
【8月1日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は31日、スペースシャトル「エンデバー(Endeavour)」のキャビンで、何かが「漏れたあと」が見つかったと発表した。カウントダウンは4日夜に開始されるため、予定通り7日に発射できるよう原因の特定を急いでいる。
NASAのスポークスマンによると、週末の定期点検でキャビンの密閉状態を点検した際、「小さな漏れ」を発見した。現在、エンジニアらがキャビンの内圧を調節するバルブを外して原因を調査しており、不具合の個所を修理して、7日の発射に間に合わせるという。(c)AFP
以前より運用限界が近い(機体にガタがきている)事が懸念されていたが、やはりそのようだ。
一概に、ガタがきているといるからとは判断できないが、この頃のスペースシャトル打ち上げでは、断熱材の損傷など則危険につながりかねない事が起きているのが目立つ。(もしかしたらこれまでそういったことが起きていたのに、公表されていなかったのかもしれないが)
しかし、実際に数字を見れば確かにガタがきててもおかしくはない。エンデバーは幾つかあるスペースシャトルの中ではまだ新しく飛行回数も少ないほうだが、1992年に初飛行をして以来既に19回の飛行を経験している。(ちなみにディスカバリーは初飛行1984年、飛行回数33回)
*情報は2006年12月22日現在のもの
また、スペースシャトルにはコストの問題もついて回る。そもそもスペースシャトルはその製造費を幾度も飛行を行うことで、減価償却する予定だったのに、実際は当初予定していた飛行回数の一割程度しか達成出来ていない。また、以前、述べたが、打ち上げ一回にかかるコストも大きいのである。それに追い討ちをかけるように、今回のような事故が起こると打ち上げを延期せざるを得なくなる。すると、スペースシャトルのように液体水素や液体酸素を燃料に使っている場合はこれらの大量の燃料を極低温に保たなくてはいけないため余計にコストがかかってくるのだ。それらを踏まえると予想以上に効率が悪い事がわかる。
だが、現時点ではまだまだ国際宇宙ステーション(以降ISSと記す)の建設などにはスペースシャトルはかかせず、頼るしかない。2010年にはISSの建設を終え、スペースシャトルは引退する予定だが、ISSの建設自体が長引いているためどうなるかわからない。
【参考資料】
ウィキペディア スペースシャトル
宇宙開発史 スペースシャトルの誤算
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登録日:2007年 08月 01日 15:45:58
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