2007年 04月 07日

The OC

<ロデオ・ドライヴ・ウォーク・オブ・スタイル賞>授賞式会場にミーシャ・バートンが登場 - 米国

【カリフォルニア/米国 9日 AFP】ファッションとエンターテイメント業界に貢献したクリエイターに贈られるロデオ・ドライヴ・ウォーク・オブ・スタイル賞(Rodeo Drive Walk of Style)の授賞式が8日に開催された。
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(c)AFP/Getty Images Charley Gallay

AFPBB News


チャンネルを回していると(「回す」なんて言い方はもうしないのか)、たまに「The OC」というタイトルのアメリカ産のドラマにぶつかることがある。「OC」はオレンジ・カウンティの頭文字で、私の関心からいえば、その場所はラティーノの都でもある。
http://www.superdramatv.com/line/theoc/news/index.html

気が向けばそのままにして、見るとはなしに眺めたりしている。それが「青春群像」系のお話であることは、どの場面を見ても、そして、主役の一人のベンジャミン・マッケンジーのマイケル・J・フォックス風のお顔を拝見すればすぐにわかる。背があまり高くなくて繊細な役どころ。母性本能を刺激するキャラクター。
http://www.superdramatv.com/line/theoc/cast/cast2.html

さらに、マッケンジーの親友アダム・ブロディは、ホームページによると「ティーン雑誌の各誌で<彼氏にしたいNO.1>に輝く人気ぶり」とのこと。これだけでも、アメリカではかなりの人気ドラマであることがわかる。共演している女優のミーシャ・バートンの人気は言わずもがな。
http://www.superdramatv.com/line/theoc/cast/cast3.html

それにしても、マッケンジーもブロディもなよなよした感じの男の子で、どうしてそこまで人気があるのか私にはよくわからない。女の子たちの快活さと比べるとどことなく弱々しいイメージを与える。おそらく、いまどき、ぎらぎらした男性はもてないのだろう。

その反対に、ドラマのなかの刑務所のなかの人たちはとても「ぎらぎら」していて好ましい。無意味に元気で、本能丸出し。マッケンジーくんをいじめちゃうのである。彼らは坊主頭であちこちにタトゥーを入れていることからして、間違いなく、チカーノとして描かれている。一緒にいる黒人よりもはるかに元気がよくて、しかも悪そうなところが場所柄と時代を映し出している。

しかし、ドラマの舞台がオレンジ・カウンティであるにもかかわらず、彼らチカーノが登場するのはなんとこの塀の中だけ。画面のなかの99パーセントは、セレブな白人たちが豪奢な舞台セットのなかで、誰かと好きになったり嫌いになったり、くっついたり離れたりするお話。

あとはアダム・ブロディの暮らすお城のような家のお手伝いさんが(おそらく)ラティーナなのだが、彼女にはまったく台詞が与えられていない、見事なまでに。

たしかに、ラティーノが集中している地区はOCのなかでもサンタ・アナではあるが、アーヴァインにもハンチントン・ビーチにもアナハイムにもニューポート・ビーチにもラティーノはたくさんいるし、スペイン語の店は各地に山ほどあるのだから、ここまで脱色してドラマが作られているというのは違和感がある。

ちなみに、Wikipediaによると、オレンジ郡は「2000年現在の国勢調査で、この郡は人口2,846,289人。この郡の人種的構成は白人64.81%、アフリカン・アメリカン1.67%、先住民0.70%、アジア20.45%、太平洋諸島系0.31%、その他の人種14.80%、及び混血4.12%である。人口の51.26%がヒスパニックまたはラテン系である」。ここにも人口調査のまやかしが。

また「この郡は富裕な階層が数多く住むこと、および共和党の地盤であり政治的に保守的であることで知られているが、実はイメージに反して多くの貧困層(ヒスパニックなど)もいるうえそれほど政治的に保守的なわけでもない」。

そういう間違った「イメージ」をさらに助長しているのがこの「The OC」なのであった。この地域には日本人もたくさんいて、私の祖母も隣接するロングビーチに住んでいたから、懐かしい場所ではある。しかし、私の「イメージ」とも違っている。

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登録日:2007年 04月 07日 09:04:07