2007年 12月 11日
UNDEFEATED
【12月8日 AFP】ボクシングWBC世界ウェルター級タイトルマッチ、王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)対挑戦者リッキー・ハットン(Ricky Hatton、英国)戦を現地8日に控えた7日、メイウェザー・ジュニアとハットンはMGMグランドガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で行われた公開計量に臨み、ハットンは145ポンド(約65.7キログラム)で通過し、一方のメイウェザー・ジュニアは規定重量の147ポンド(66.6キログラム)で通過した。(c)AFP
昨夜は、大半のスポーツ好きは浦和レッズの「サッカー」にチャンネルを回したのだろうか。忙しい上に風邪気味になってしまった(不覚!)私は、当然のごとく、WOWOWの「ボクシング」にチャンネルを合わせる。ラスベガスのMGMにおける、フロイド・メイウェザー(ミズーリ生まれの黒人)とリッキー・ハットン(マンチェスター生まれの白人)の世紀の一戦。メイウェザーは5月にわれらがデラホーヤを判定で下している5階級王者。しかもすべてがWBC。レフェリーは殿堂入りが噂されているジョー・コルテスさん。会場の観客席を見渡しても、ブラッド・ピット夫妻、デビッド・ベッカム、デンゼル・ワシントン、シルベスタ・スタローンとブルース・ウィリスのツーショット、タイガー・ウッズ・・と、大変賑やかである。10年前までの私だったら、会場には入れなくてもラスベガスを訪れてしまっていたことであろう。ボクサーとファイターがかみ合ったこの試合のすごさを説明してもほとんどの人は興味がないと思うのでやめるが、ただ、試合後に両者が抱き合って健闘をたたえ、インタビューのマイクは壮絶なKOで敗れたハットンにも向けられるラスベガスの流儀を、日本でも少しは真似た方がいいと思う。何度も書くが、カメダの試合はスポーツではないし、たとえスポーツであってもあまりにもつまらなすぎる。メディアの意見など一切参考にせず、その分野の「最高」と言われているものを自分の目で確かめなくてはならない。そして、この試合は間違いなく「最高」であった。解説のジョー小泉さんによると、1万6千人しか入れない会場にはイギリス本国から3万人近い人が訪れたそうである。アメリカ国歌が歌われているときにはブーイングの嵐という異常な雰囲気であった。会場の白人率は元チャンピオンだった人たちを除けば限りなく100パーセントに近かったのではないだろうか。いまや伝説となりつつある黒人チャンピオンに挑む戦闘的な白人挑戦者という構図が彼らを自然と興奮させるのかもしれない。しかも、ハットンの「フル・モンティ」や「リトル・ダンサー」に出てきそうなイギリス炭鉱労働者風の容貌は典型的な「庶民のイギリス人」を連想させる。「興奮」という感情はさまざまな理由によって引き起こされるだろう。国家や人種がからむ興奮もある。私はつねにアングロサクソンを応援しないのでメイウェザーを応援してもいいのであるが、そういう次元をあっさりと越えてしまった「最高」の一戦であった。
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登録日:2007年 12月 11日 03:05:16
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