コミックとロック
<AFIロサンゼルス国際映画祭>映画「American Visa」の上映会開催 - 米国
【ハリウッド/米国 9日 AFP】1日から12日まで開催される、第20回AFIロサンゼルス国際映画祭(AFI Los Angeles International Film Festival)で8日、メキシコ/ボリビア合作映画「American Visa」の上映会が開催され、出演者や監督らが登場した。
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(c)AFP/Getty Images Michael Buckner
カレンダーを見ると、前回ここに書き込んでからかなり間が開いてしまっているのに、私の心のなかの砂時計はあっという間に砂が下に落ちてしまったような気がする。一息ついていまは、年末年始にお会いした人びととの確とした砂粒のような記憶を通して、もう一度客観的な時間を取り戻しているところだ。
それにしても、年の瀬の最後の最後までいろいろな人に会ったなあ。しかし、仕事のことについて書いても仕方がないので、今回は、大晦日に「はしご」した「コミケ(コミックマーケット)」と「カウントダウンジャパン」について書いておこう。
@去年までのタイトルだった「ヒスパニック」の縛りが解けていきなり「漫画の同人誌」と「ロックフェス」というのもどうかと思うが、私の好奇心は既存のあらゆるディシプリンとは無縁なのである(なんちゃって)。
コミケの会場はおなじみ東京ビッグサイト。同じような年齢の同じような格好をした人びとがこれだけ一堂に会するのは壮観で、私が住んでいる街に週末ごとにやってくる競輪のおじさんたちとファッションが微妙に似ているところがいとをかし。みなさんお若いのに、あまりファッションには気をつかっているようには見えない。それはおそらく、彼ら一人一人がお互いに無関心だからだろう。彼らの関心は「人」にはないようだ。
しかし、みんながあるルールの下に行動しているので、この何万人もの人波の大移動のなかに放り込まれてもあまり人疲れがしない。不思議である。この閉所恐怖症で(小さな島に長期間逗留するのも嫌い)集団行動嫌いの私がそう思うのだから、本当に不思議なのである。
これはそのあとに訪れた幕張メッセのフェスの方にもいくらか当てはまって、数万人が狭い会場に集い、しかも昼間からアルコールが供されているというのにケンカがまったくないのが驚きである。彼らは黙々と音楽を楽しんでいる(ように見える)。あるルールの下で楽しんでいる。お互いへの関心を隠蔽しつつ集団としての「空気」を読んでいる。
若い時分に、昼間から喫茶店でケンカをしていたような私にはよく理解できない行動だ。「マナーに注意してこの催し物を成功させましょう」と主催者側がスクリーンで訴えかけるのはわかるとしても、参加している人たちがそれにきわめて従順なのがよくわからない。
そのフェス会場の片隅にあるブックス売り場で、鈴木あかねさんにお会いすることができた。言わずと知れた『現代ロックの基礎知識』の著者である。ロック好きのバイブルと呼んでもいいこの本から、ロックを考えるための無数のヒントを得ることができる。
その本の文体から導き出すことができる著者の性格をさらに5割増しにしたくらいに明るくて、さらに最新式のマシンガントークを装備しているあかねさんに対して、この私が(!)ほとんど言葉を差し挟むことができなかった。無念である。こちらが腰を抜かしそうなほど有名な外タレに山ほどインタビューしている彼女と、いつかじっくりお話ししたいものだ。
コミケの話に戻ると、いくつか目を通したエロ漫画や、コスプレ広場でのセクシーな女性たちも、妙に無機質で予定調和でエキサイティングな感じがしない。それでも、みな誰もがローテンションでうきうきしているので少しうらやましく、もう少し基礎知識を仕入れてからまた参与観察しようと決めた。
10代の男女をすさまじい勢いで動員しているこの二つのイベントを通して、コミックとロックは共通の土壌の上にあると感じた。それについて言葉にするにはもう少し時間がかかりそうだ。
コメント[2], トラックバック[0]
登録日:2007年 01月 06日 23:27:30
コメント
こんにちは!なんだかものすごい異邦人っぷりを発揮してますね!
そんなvatoさんが一番スリリングです。爆笑しました。
ヨシナリ @ 2007年 01月 07日 00:30:33
どこにいようと異邦人ですよ。年を重ねれば重ねるほど、誰もが平等に見えてくると同時に、誰もが異なっていると感じられるようになってきました。
年賀状ありがとう! 昨日お返事を投函しました。
imura @ 2007年 01月 07日 11:16:25
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