The New Angelenos are Half-Latino
「iTunes Latino」の発表記念イベント開催 - 米国
【ニューヨーク/米国 1日 AFP】アップル・コンピューター(Apple Computer)が1日、有料音楽サイトのiTunes Storeにラテン音楽の新カテゴリーのiTunes Latinoを発表し、ニューヨークのアップルストア(Apple Store)で記念イベントが開催された。
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(c)AFP/Getty Images Rob Loud
ロサンゼルスのラティーノの「いま」を知るための最適な雑誌『Tu Ciudad: Your Guide to Latino L.A.( Feburary 2007)』の、今月の特集は「The New Angelenos( Are Half-Latino)」。
「ラティーノ」と「ラティーノではない」人たちとが結婚することによって生ずるアイデンティティの問題について、かなり深くつっこんだ記事になっている。ロサンゼルス以外の都市で、ここまで多様な混血について考えることは不可能だろう。これだけ世界中から人が集まってきている都市はそうそうない。
Half-Mexicans, Half-Salvadorans, Half-Argentines. The new mestizos are redefining what it means to be Latino in L.A.
定義上、人種や国籍の縛りがもともとゆるい「ラティーノ」との混血は、ラティーノが包含する範囲をさらに拡大させるだろう、というのが私の結論である。つまり、世界中の人びとは徐々にラティーノになってゆくということだ。
Mexican marries white. Salvadoran marries black. Guatemalan marries Thai. And their children are more likely to identify as Latino.
そして、国家と距離をおいた個人史はさらに多様になり、父親と母親の出自を同定することに人びとは少しずつ意味を感じなくなっていくだろう。
・外はブラウンで中は白であることから「ココナッツ」と呼ばれた女性は「母はイタリア、アイルランド、イギリスの血が入っており、父はメキシコ人」と述べている。大半のメキシコ人がもともとメスティソであることを考え合わせると、彼女のアイデンティティの複雑さはもうアイデンティファイという言葉の意味からかけ離れている。
そんな重層的なアイデンティティをもちながら「自分は誰であるのか?」を意識させられるのは「名字」と「肌の色」だと語っているところが興味深い。国境線を越えても名前がついてくるという感覚。
・メキシコ系アメリカ人の父とユダヤ人の母をもつ男性は「どちらのグループからも完全なメキシコ人(ユダヤ人)ではないと批判される」と語る。そして、周囲の人びとは彼のことを「メキシコ人」と呼ぶと怒ると勝手に思い「スペイン人」と呼んでいた、というのもおもしろい。「スペイン人」・・・。
・母親がアイルランド系で父親がメキシコ系の女性は「アイルランドとメキシコの文化を同時に考えることができる」と述べる。私たちが、比較文化や比較文学を考えるときに第三者的なアプローチしかとれないのに対して、彼女たちは居ながらにして旅をしているわけである。
これからいったい「アメリカ人」とは誰のことを指すようになるのだろう?
chink(中国人)やbeaner(スペイン系アメリカ人)などの言葉は知っていたが、Blatina(黒人とラティーノの混血)や、Mexi-RicanあるいはPuerto-Mexican(メキシコ人とプエルトリコ人の混血)など、初めて目にする言葉もたくさんあった。
無数のハイフンによって結ばれた複数のアイデンティティのなかで、人はどうやって一人の人物として自分を統合してゆくのか。しかし、それは彼らだけの問題ではない。国家という枠組みをはずしてみれば、混血ではない人物などこの世界にいないのだから。
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登録日:2007年 02月 13日 01:01:02
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