グアダルーペの聖母

ロス市長、レイド上院議員と移民政策を討議 - 米国

【ワシントンD.C./米国 16日 AFP】16日、Antonio Villaraigosaロサンゼルス市長はワシントンD.C.の連邦議事堂(Capitol Hill)で民主党院内総務のハリー・リード(Harry Reid)上院議員と、移民制度改革について話し合った。写真は会談中のVillaraigosa市長(左)とリード上院議員。(c)AFP/Jim WATSON

AFPBB News


「思考のフロンティア」シリーズの『難民』を読む。ベンハビブの『他者の権利』について小森陽一が触れていたからである。ベンハビブのこの本は、ヒスパニックをモデルケースとして読み直すことによって、さらに理解が深まると思われる。私が『他者の権利』で気になった文章は以下のようなところ。

「今日の世界では、民主的な愛着と行為に開かれた下位国家および超国家的な空間が現れている。そして、それらの空間は現存する政体に代わってというよりも、むしろ、それらの政体とともに促進されなければならない」(p.3)
「近代国民国家の主権と同じ時期に生まれた領土的な境界線の管理は、国民どうしの接触や相互行為空間において取り締まることで、その純粋性を時間において保証しようと試みるものであった」(p.16)
「人間の移住運動は人類の歴史全体を通じて偏在的なもので、相互依存的な世界における主権国家の行為が、移住の「牽引」と「推進」の要因を構成しているという見解に立つならば、カント的な伝統におけるコスモポリタン的権利の輪郭はどのようになるのか」(p.69)
「主権的な国民のアイデンティティを定義することは、それ自体流動的で、開放的で、係争的な公論のプロセスでもある。われわれとあなたがた、われわれと彼らを分かつ境界線は、たいてい、検証されない偏見、大昔の戦闘、歴史的な不正義、そして、全くの行政的な専断によって左右される。その点で、カール・シュミットは正しい。それにもかかわらず〜(デリダの反復概念を援用した「民主的反復」の話)」(p.164)
「反復とは「起源」の再占有である」(p.166)
「世界最大の移民国家であるにもかかわらず、アメリカの市民資格の概念は「帰化」を政治的発言の前提条件としている」(p.198)



NHKの世界遺産関係の番組で「グアダルーペの聖母」を取り上げていた。
http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cardr086.html

私が訪れたときも「動く歩道」だったかな? 
番組としては「どうせ、日本人に宗教はわからない」という姿勢ではなく、なぜメキシコ人があそこまであの「褐色のマリア」に惹きつけられるのかの考察も若干ほしかった。そうでもしないと「いまだに非科学的な世界に生きるメキシコ人」という印象しか持ちようがない。関係ないが、メキシコ人の少女とレポーターの廣瀬智美アナウンサーがかわいらしかった。


去年、ある従姉妹に10数年ぶりに会って、まるで最近まで会っていたかのようにすんなり再会できた話を書いたが、先日は、私が大学時代に塾で教えていた生徒に20数年ぶりに会った。これまたすんなり会えた。暗黙知。「村上春樹の『中国行きスロウ・ボート』の話をされてました」などと聞くと、あまりの進歩のなさに愕然とする。数年前から、村上春樹は罵倒することにしているのでいいとしても、「mixi」で最近亡くなった阿久悠について書いたら、二十歳前後の私を知っている人から「その話、聞いた」のようなコメントをもらい、この二十年間の進歩のなさに感動すら覚える。アベキンが「二十歳までに問題意識をもたなきゃダメだ」のようなことを書いていて、「オレは前進し続けるからあてはまらない」とうそぶいていたのに、結局、同じ場所をぐるぐる回っていたようである。

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登録日:2007年 08月 05日 14:40:46

コメント

>「オレは前進し続けるからあてはまらない」とうそぶいていたのに、結局、同じ場所をぐるぐる回っていたようである。

この点、同じことを感じます。
大学浪人の頃、vatoさんも一時期勤めていた某大手Yゼミナールに野坂昭如が講演に来たことがありました(ちょうど田中角栄元首相と同じ選挙区から出馬するの、しないのと言っていた頃です)。内容はほとんど忘れてしまったけれど、ひとつだけ「19,20歳くらいの歳に考えていたことや感じたことがベースで、後からそのときの物事の考え方が大きく変わることはない」と言っていたことだけはよく覚えています。そのとき「冗談じゃない、こんなところで止まってたまるもんか」と強く反発しましたが、それから倍の歳をとって思い返すと、まあ確かにそうかもしれない。いまやっていることはどれも20才の頃にやっていたことの延長だから(笑)。立花隆が東大の講義録の本で似たことを言っているのを読んだときは、ああこの人もそうか、と思いました。

>廣瀬智美アナウンサーがかわいらしかった。

ふーん、こんな人がいたんですか。

MASA @ 2007年 08月 06日 18:55:25

それはおもしろいですね。野坂も立花も同じことを言ってるんですか。つまり、かなりの割合で「真実」ということか。

そう考えると、私は自分の周りにいる二十歳前後の若者にあまり期待できないなあ。もっと生意気で、大人をやりこめるくらい勉強しているような若者に会いたいです。

でも、実際そんな奴がいたら、蹴っちゃうかもしれないけど。

廣瀬智美さんは、その番組で初めて見ました。ブラウン管の向こう側にいる女性に胸をときめかすことがなくなって久しい・・。

imura @ 2007年 08月 06日 19:49:02

>ブラウン管の向こう側にいる女性に胸をときめかすことがなくなって久しい・・。

周りにvatoさん好みのときめく人が次々と現れるから、ブラウン管に向かってバーチャルリアリティなどしている暇がないだけではないか、と思いますが(笑)

MASA @ 2007年 08月 06日 22:10:02

あっ、そうか。昔の映像のピンクレディーを見ながら「ミーちゃん好きだったなあ〜」と思いつつ、「いまあそこまで燃え上がれる人いねえなあ」と悲しくなったのでした。バーチャルはバーチャルで独特の興奮があるけど、やはり生身には勝てないから、いまの方がいいです。なんのこっちゃ。

imura @ 2007年 08月 06日 23:45:07

教えてください。「民主的反復」というのは聞き慣れない概念なのですが、フランス語の翻訳からなのでしょうが(反復の)英語はなんというのでしょうか?無知を承知でおうかがいします。

垂水源之介 @ 2007年 12月 04日 11:11:09

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