2006年 01月

アルパカのセーターは反米のシンボルか?

モラレス新大統領、伝統衣装を着て就任に臨む - ボリビア

【ティワナク/ボリビア 21日 AFP】ボリビア(Bolivia)の大統領に選出されたエボ・モラレス(Evo Morales)氏は、初の先住民出身。大統領として正式就任する前日の21日、ティワナク(Tiwanaku)の古代遺跡にあるカラササーヤ(Kalasasaya)寺院で行われる儀式では、伝統衣装を身にまとう予定である。ティワナクは、ラ・パス(La Paz)から70キロメートル離れたところ。写真は20日、カラササーヤ寺院の前に集まる先住民。(c)AFP/MARTIN BERNETTI

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<ボリビアに初めての先住民大統領>
1月22日、インカ文明のティワナク遺跡で、ボリビア新大統領の就任を祝う先住民族の儀式が行われました。新大統領のエボ・モラレスさん(46)は、アンデス山脈のティティカカ湖周辺でコカを栽培するアイマラ族の出身で、昨年12月18日の大統領選挙で勝利した時には、「ボリビア初の先住民大統領」と、大きな話題になりました。とりわけメディアの目を引いたのは、新大統領が先住民族のアイデンティティを誇示するかのように、いつも着ているアルパカ・セーターです。1月9日、北京で胡錦濤・中国国家主席と会談した時も、スーツの下はこのセーターでした。これが先住民の民族意識を高揚させたのか、いまボリビアでは「エボ・ファッション」が大はやりだそうです。
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登録日:2006年 01月 24日 16:04:42

世界はまた割れるか

天然ガス価格問題、抗議活動広がる - ウクライナ

【キエフ/ウクライナ 24日 AFP】元ソビエト連邦の2つの国家の関係をさらに悪化させている天然ガス価格の値上げ問題で、ウクライナではロシアの「攻撃的」姿勢に対して厳しい非難の声が上がっている。ロシアはウクライナに対して供給するガス価格を4倍以上に値上げするという圧力をかけており、これを止めさせようとユーシェンコ(pro-Yushchenko)大統領を支持する若者たちの組織「(Our Ukraine)」(我々のウクライナ)は23日、キエフ(Kiev)のロシア大使館前で抗議活動を行った。写真はガスマスクを着けて抗議する抗議者。(c)AFP/SERGEI SUPINSKY

AFPBB News


<「石油を止めたからだよ」>
昨年暮れ、ロシアの天然ガス企業「ガスプロム」が、ウクライナへの天然ガス供給を停止したでしょう。これで思い出したのは映画「ゴッドファーザー」(1972年)の中の短いセリフです。コルレオーネ家の息子たちが、父親ヴィトの誕生日を祝うシーンでした。長兄のソニーが「ジャップめ、なんだって親父の誕生日に爆撃なんかしやがるんだ」と、日本軍の真珠湾攻撃を罵ったのに対して、義弟のトムがポツリ言ったのです。「石油を止めたからだよ」。
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登録日:2006年 01月 16日 14:58:06

タカのシャロンがハトになる

(FILES)シャロン首相の担当医師団、昏睡から覚醒させるか近く判断 - イスラエル

【エルサレム/イスラエル 8日 AFP】8日、医師団は重度の脳卒中による障害の程度を確認するため、人工的な昏睡状態からシャロン(Ariel Sharon)首相を覚醒させるかどうか決定する予定である。
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(c)AFP/POOL/KEVIN FRAYER

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【初めて見たシャロン】
初めて、アリエル・シャロンという大きな男を写真で見たのは、第4次中東戦争の時です。当時、ぼくは毎日新聞社外信部(国際ニュース部門)の新米記者でした。男の頭に分厚く巻かれた白い包帯に一点、血が滲み出ていました。写真には<果断な「スエズ渡河作戦」で劣勢のイスラエル軍を勝利に導いたシャロン将軍>みたいなキャプションがついていたと記憶しています。あれから30数年、シャロンは長い修羅の生涯を終えるというのに、イスラエルはいまだ先の見えない和平への道を、行きつ戻りつしています。
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登録日:2006年 01月 09日 20:42:17

行方不明の生き仏さま

【奇妙な光景】
昨年12月8日、中国チベット自治区シガツェで、パンチエン・ラマ11世の継承10周年を記念する儀式がありました。日本の新聞では、国際面の小さな記事でしたから、気づかなかった人もいるでしょう。10年前、中国政府によってパンチェン・ラマ10世の生まれ変わり、チベット仏教でいう「転生霊童」と認定されたギャインツァイン・ノルブ少年(16)は、居並ぶ中国政府高官の前で「愛国、愛教のよき活仏として努めたい」と宣言したといいますから、まぎれもなく中国共産党お仕着せの宗教儀式です。「宗教は麻薬」と断じるマルクス・レーニン党が、法輪功を弾圧するその手で転生霊童を発見し、在位10年を祝福するとは、いかにもキミョーキテレツな風景じゃないですか。
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登録日:2006年 01月 08日 21:00:43

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プロフィール
伊藤 延司
(男)
長野県生まれ。京都大学卒。
毎日新聞社ジュネーブ支局長、パリ支局長、学芸部長、出版局次長、英文毎日局長などを歴任。
主な訳書: 『アメリカの鏡・日本』(角川書店)、『壁の向こう側』(毎日新聞社)、『ブッシュ・ベイビーズ』(マーガレット・プライスとの共訳、毎日新聞社)、『犬たちをめぐる小さな物語』(日本放送出版協会)、『ダーティー・ハンズ』(都市出版)など。
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