2006年 03月 27日
「民族浄化」を造り出したのは誰か?
【ポジャレバツ/セルビア・モンテネグロ 19日 AFP】ハーグ(Hague)の旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(International Criminal Tribunal for the former Yugoslavia,ICTY)で公判中の身にあり、11日に独房で死亡した旧ユーゴスラビアのスロボダン・ミロシェビッチ(Slobodan Milosevic)元大統領(享年64歳)の葬儀が18日、故郷のポジャレバツ(Pozarevac)で行われた。
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(c)AFP/ANDREJ ISAKOVIC
【セルビアの言い分】
アルバニア系住民を虐殺した罪などで、国連の「旧ユーゴスラビア国際法廷」に起訴されていたスロボダン・ミロシェビッチ元ユーゴ大統領が死に、3月18日、生まれ故郷のポジャレバツとベオグラードで追悼集会が開かれました。10万人が追悼に集まったそうです。「スロボ、スロボ」と元大統領の愛称を連呼して涙ぐむ婦人の姿もあった、とか。セルビア人には「NATOとアルバニア人は、コソボのセルビア人を2500人も殺したのに、われわれだけが罪に問われている」という不公平感が強いのです。集会では「スロボはセルビア人のために世界と戦った」「スロボは国際法廷に殺された」などの声が聞かれた、と新聞は伝えています。
「民族浄化のミロシェビッチ」と聞くと、メディアを通してしかコソボのことを知らないぼくは、ついヒトラーみたいな男を思い浮かべてしまいます。
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登録日:2006年 03月 27日 00:22:21
- プロフィール
- 伊藤 延司
- (男)
- 長野県生まれ。京都大学卒。
毎日新聞社ジュネーブ支局長、パリ支局長、学芸部長、出版局次長、英文毎日局長などを歴任。
主な訳書: 『アメリカの鏡・日本』(角川書店)、『壁の向こう側』(毎日新聞社)、『ブッシュ・ベイビーズ』(マーガレット・プライスとの共訳、毎日新聞社)、『犬たちをめぐる小さな物語』(日本放送出版協会)、『ダーティー・ハンズ』(都市出版)など。
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