2006年 05月
ぼくはソマリアを知らなかった
【モガディシオ/ソマリア 23日 AFP】ソマリアでは、 この2か月で新たに中南部から数万人におよぶ国内避難民が食料を求めて首都モガディシオ(Mogadishu)に集まってきている。人々は無法と干ばつから逃れるため、家を捨てて首都に集まってきた。東アフリカの飢餓は深刻化している。写真は22日、モガディシオ南部で、一時しのぎの家の前に座る避難民の女性。(c)AFP
【新聞の片隅に載っていたベタ記事】
このあいだ、正確にいうと5月15日ですが、国連が「世界がもっと知るべき10のニュース」を発表しました。朝刊国際面の、ほんの片隅に載っていたベタ記事だったので、うっかり見落とすところでした。
▼内戦で荒廃したリベリアの復興▼コンゴ民主共和国(旧ザイール)の人道状況▼紛争の犠牲になっているネパールの子どもたち▼治安悪化で後手に回るソマリアの干ばつ対策▼忘れられた多数の難民▼パキスタン地震の復興▼不法に拘束される子どもたち▼水をめぐる紛争と協力▼和平プロセスが停滞するコートジボワール。
この10項目が、国連が世界に向って「もっと知ってほしい」と叫んでいるニュースですが、ぼく自身、ほとんど知らない出来事でした。
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登録日:2006年 05月 30日 09:24:35
近来マレに見るブラックユーモア
【ニューヨーク/米国 15日 AFP】国連人権理事会(UN Human Rights Council)を創設する決議案に対する投票が15日、国連本部の国連総会(United Nations General Assembly)で行われ、賛成170票、反対4票、棄権3票で可決された。写真は投票の様子。(c)AFP/Stan HONDA
【国連人権理事会の顔ぶれ】
こう言ってしまったら、ミもフタもないけれど、こんど国連に新設された「人権理事会」は、近来マレに見るブラックユーモアです。
経済社会理事会の下部機関だった「人権委員会」が、1946年の創設以来、ろくに機能しなかった。それで、委員会を力の強い理事会に昇格させ、世界の人権侵害をしっかり監視していこうといって作られた。アフリカ、アジア、東ヨーロッパ、ラテンアメリカとカリブ地域、西ヨーロッパとその他の地域、の5ブロックから選出された47の「人権国家」で構成する、いってみれば、倫理と道徳の世界規範です。
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登録日:2006年 05月 22日 12:56:56
太陽は、なぜ真っ赤に燃えてるか
【ソウル/韓国 1日 AFP】ソウル(Seoul)で1日、日本の植民地支配からの独立運動を記念し日本大使館周辺で抗議集会が開かれた。竹島の領有権を主張する日本政府に反発して韓国では反日集会がすでに数週間にわたって実施されており、記念日の1日も全国で反日集会が行われた。写真はソウルの抗議集会で小泉純一郎首相が描かれた日の丸を燃やす人たち。(c)AFP/PARK JI-HWAN
【アメリカの天気図】
アメリカCNNテレビの「世界のお天気」画面には、メリハリがない。世界地図の上に晴れマークや雨マークを出して、「ロンドンは晴れ」とか「パリは雨」というのは、日本の新聞テレビと同じですが、日本のと比べて、画面全体がボヤーっとしている。なんでだろうと、ずっと気になっていた。
最近、やっと、その理由がわかりました。わけは、実に簡単なことで、CNNテレビの晴れマークは、太陽が黄白色なんです。日本の晴れマークは、太陽が赤か、赤みの強いオレンジです。赤い太陽を見慣れている目には、黄色い太陽は迫力に欠けて見える。だから、CNNの天気図にはメリハリを感じないんだ、と気づきました。
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登録日:2006年 05月 15日 08:58:12
中国とぼくの「悪いクセ」について
【ホニアラ/ソロモン諸島 26日 AFP】スナイダー・リニ(Snyder Rini)首相は26日、可決が確実視されている不信任決議案の投票に先立ち、辞任を表明した。国会が18日に同首相を選出したことで、首都ホニアラ(Honiara)では2日間にわたって暴動が発生。放火などで、市街地の半分が廃墟と化した。写真はスナイダー・リニ首相の辞任発表を歓迎する野党のGordon Darcy Lilo議員(右)と支持者たち。(c)AFP/William WEST
【ハイチ訪問を断られた台湾首相】
遠い小さい国の小さな話でも、なんか気になることがあります。最近では、台湾の蘇貞昌・行政院長(首相)が、ハイチ政府から訪問を断られたという話です。
ハイチは台湾と国交のある数少ない国のひとつで、蘇行政院長は5月行われる予定の大統領就任式に招かれていました。ところが、台湾外交部は4月29日、「5月14日に予定していた行政院長のハイチ訪問は、中国の圧力で困難になった」と発表しました。
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登録日:2006年 05月 07日 11:54:54
- プロフィール
- 伊藤 延司
- (男)
- 長野県生まれ。京都大学卒。
毎日新聞社ジュネーブ支局長、パリ支局長、学芸部長、出版局次長、英文毎日局長などを歴任。
主な訳書: 『アメリカの鏡・日本』(角川書店)、『壁の向こう側』(毎日新聞社)、『ブッシュ・ベイビーズ』(マーガレット・プライスとの共訳、毎日新聞社)、『犬たちをめぐる小さな物語』(日本放送出版協会)、『ダーティー・ハンズ』(都市出版)など。
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