2006年 06月

死刑制度を支持するぼくの中の野蛮性

死刑廃止で懸念される犯罪増加 - フィリピン

【マニラ/フィリピン 27日 AFP】犯罪防止団体のDante Jimenez代表が死刑廃止反対の呼びかけを行っている。
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(c)AFP/Jay DIRECTO

AFPBB News


【殺人犯を死刑にしない不正義】
山口県光市の母子殺害事件で、殺人罪と強姦致死罪に問われた元少年(当時18歳)に対する1、2審の無期懲役判決が、最高裁で破棄され、2審の広島高裁に差し戻されました(6月20日)。犯行の計画性と残忍性から、無期懲役判決は「著しく不正義である」というのです。
この判決について、最高裁が「自判」しなかったことを不満とする有識者の意見が新聞に出ていました。差し戻しではなく、最高裁が死刑判決を下すべきだった、という批判です。露骨な言い方をすれば、「こんな凶悪犯は、とっとと死刑にしてしまえ」ということでしょう。
ぼくは死刑制度を支持するほうです。それでも、死刑を当前のこととして受け止めている日本の社会に、ちょっとタジログ思いがしました。
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登録日:2006年 06月 30日 00:09:42

君はA級戦犯を見たか?

東条英機の孫、靖国神社を参拝 - 東京

【東京 1日 AFP】2月18日、東条英機の孫、東条由布子さんが靖国神社を訪れた。東条英機はかつて総理大臣もつとめた陸軍大将。第2次世界大戦で日本が敗戦した後、極東軍事裁判(東京裁判)でA級戦犯との裁きを受けた。写真は同日、論争の的となっている靖国神社の参道で東条英機の写真を掲げる由布子さん。(c)AFP/YOSHIKAZU TSUNO

AFPBB News


【なんで今ごろ、追悼施設?】
自民、公明、民主3党の超党派議員連盟「国立追悼施設を考える会」が、政府に無宗教の国立追悼・平和祈念施設の建立を提言することになった。小泉首相の靖国神社参拝に中国と韓国が反発しているとか、靖国参拝は違憲の疑いがあるとか、A級戦犯は分祀すべきだとか、いろいろの議論を念頭に入れての提案である、と新聞に出ていました。
これ、おかしな話だとは思いませんか。
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カテゴリー[ 政治 ], コメント[1], トラックバック[291]
登録日:2006年 06月 19日 03:01:31

「国民には黙っていてもらいたい」

陳水扁総統の辞任を要求、野党が集会 - 台湾

【台北/台湾 10日 AFP】台北で10日、野党国民党(KMT)の馬英九(Ma Ying-jeou)党首と親民党(PFP)の宋楚瑜(James Soong)党首らが陳水扁(Chen Shui-bian)総統の辞任を求めて集会を開いた。
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(c)AFP/PATRICK LIN

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【民主主義国家と非民主主義国家の違い】
民主主義国家と非民主主義国家は、どこがどう違う?
一口でいえば、世論調査の有る無しじゃないか、とぼくは思います。最近、それを痛感したのは、台湾総統の陳水扁さんの支持率が、5月27日の45パーセントから6月5日の32パーセントに下がった、というニュースです。半月に2回も世論調査をするなんて、台湾が民主主義国ー台湾を「国家」なんていったら怒られるから、百歩譲って「国」ーたるユエンです。しかも、これで「台湾総統、最大の危機」というのですから、世論調査の威力は凄いじゃないですか。こう、年がら年中、支持率を見せつけられたら、陳水扁さんも心休まる時がないだろうな、と同情してしまいました。
日本の首相だって、同じです。支持率が上がったの下がったの、数ポイント程度の上げ下げで、首相の価値が決まる。イラクで米兵が死ぬたびに、支持率が下がっていくブッシュさんも気の毒です。「イラクのマイナス面ばかりが報道されているからだ」と愚痴っていましたが、マスコミの報道姿勢をなじりたくなるブッシュさんの気持ちも、わからないではありません。でも、だから、アメリカは民主主義国家なんですね。
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登録日:2006年 06月 13日 19:17:57

「兵はまさしく凶器であり、大きな罪悪でありました」

イラク人虐殺容疑の米海兵隊員らへ支援の声 - 米国

【オーシャンサイド/米国 3日 AFP】カリフォルニア州南部のオーシャンサイド(Oceanside)では、同地の米海兵隊駐屯地Camp Pendletonに配備されている海兵隊員や地元民らが、イラクのハディサ(Haditha)で2005年11月に非武装の同国民間人24人を虐殺したとの容疑をかけられている米海兵隊員たちへの支援を表明している。写真は1日、Camp Pendletonで海兵らの散髪をする元海兵隊員の理髪師(左)。(c)AFP PHOTO/ROBYN BECK

AFPBB News


【明るみに出た虐殺の事実】
バグダッド北西の町ハディサで、米海兵隊員が無防備の民間人24人を殺害したという事実が明るみ出て、米国とイラクの世論が強い衝撃に揺れています。
ハディサはスンニ派住民が多く、それだけに反米武装勢力の動きも活発な町だそうです。米軍当局ははじめ、パトロール中の海兵隊員の1人が、路肩に仕掛けられた爆弾で死亡したことから、武装勢力と交戦になり、その結果、何人かの民間人を巻き込んでしまったと発表していました。事件があったのは昨年11月ですが、今年の3月になって、殺害場面のビデオを手に入れた米誌「タイム」が、老人、子ども、妊婦までが殺された事実を伝えたのです。
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カテゴリー[ 戦争・紛争 ], コメント[1], トラックバック[94]
登録日:2006年 06月 05日 09:56:18

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プロフィール
伊藤 延司
(男)
長野県生まれ。京都大学卒。
毎日新聞社ジュネーブ支局長、パリ支局長、学芸部長、出版局次長、英文毎日局長などを歴任。
主な訳書: 『アメリカの鏡・日本』(角川書店)、『壁の向こう側』(毎日新聞社)、『ブッシュ・ベイビーズ』(マーガレット・プライスとの共訳、毎日新聞社)、『犬たちをめぐる小さな物語』(日本放送出版協会)、『ダーティー・ハンズ』(都市出版)など。
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