2007年 05月 18日
「共通の歴史認識」なんて無理な話
【モスクワ/ロシア 3日 AFP】エストニアの首都タリン(Tallinn)から旧ソ連兵の戦争記念碑が撤去されたことに抗議する、親ロシア派の若者団体「ナーシ(Nashi)」のメンバーらが、モスクワの在ロシア大使館周辺の道路を封鎖し、これを受けたエストニア政府が2日、同施設を一時閉鎖した。
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(c)AFP/ALEXANDER TITORENKO
【旧ソ連兵士の記念碑】
エストニア政府が首都タリンの中心部にあった旧ソ連兵士の記念碑を、郊外の軍人墓地に移転したことで、ロシアとエストニアが「歴史認識」をめぐって対立しています。
記念碑は、エストニア国会の移転決議に基づいて4月26日、政府が撤去作業を始めたのですが、これに抗議して記念碑周辺に集まったロシア系住民と警官隊が衝突し、1人が死亡しました。
モスクワでは、プーチン大統領の「親衛隊」といわれるナーシ(我ら)の若者たちがエストニア大使館を取り巻き、一時は交通がストップする騒ぎになりました。ロシアの上院も撤去の翌日、プーチン大統領にエストニアとの国交断絶を求めるなど、かなりナショナリスティックな反応をみせています。
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登録日:2007年 05月 18日 12:46:21
- プロフィール
- 伊藤 延司
- (男)
- 長野県生まれ。京都大学卒。
毎日新聞社ジュネーブ支局長、パリ支局長、学芸部長、出版局次長、英文毎日局長などを歴任。
主な訳書: 『アメリカの鏡・日本』(角川書店)、『壁の向こう側』(毎日新聞社)、『ブッシュ・ベイビーズ』(マーガレット・プライスとの共訳、毎日新聞社)、『犬たちをめぐる小さな物語』(日本放送出版協会)、『ダーティー・ハンズ』(都市出版)など。
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