カテゴリー [戦争・紛争]

ロシアと中国の「テロとの戦い」

上海協力機構首脳会議に出席のイラン大統領、一極支配を批判 - 中国

【上海/中国 15日 AFP】15日、上海協力機構(Shanghai Cooperation Organization、SCO)の首脳会議に出席したイランのマフムド・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領は、「不法な強権による干渉を阻止する上でSCOは重要な役割を果たすべき」と述べ、暗に米国の一極支配を批判した。
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(c)AFP/ITAR

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【上海協力機構の対テロ大演習】
上海協力機構(SCO)の首脳会議が8月16日、キルギスの首都ビシケクで開かれました。翌17日にはロシア・ウラル地方のチェバルクリ軍事演習場で対テロ合同軍事演習が行われました。ロシア、中国、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタンのSCO加盟6か国が6000人の兵員、1400台の戦車、重火器、戦闘爆撃機を投入する大がかりな対テロ模擬戦争でした。
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登録日:2007年 08月 27日 04:46:47

ベトナム大統領の訪米とぼくのトラウマ

米越首脳会談で人権問題が議題に

【6月23日 AFP】ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領とグエン・ミン・チェット(Nguyen Minh Triet)ベトナム大統領の会談が22日、ホワイトハウスで行われた。
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(c)AFP

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【自由と民主主義の旗のもとで】
ベトナム戦争終結から32年も経ったんですね。
あれから初めて、ベトナム社会主義共和国の大統領が米国を公式訪問した(6月22日)というニュースを聞いて、ぼくは若いころに味わった嫌なことを思い出してしまいました。一種トラウマに似た感覚です。
あの戦争では、米兵だけでも5万8000人が戦死しました。そして、敵同士だった米国のブッシュ大統領とベトナムのグエン・ミン・チェット大統領が、32年ぶりでようやく会談した。画期的なことではありますが、いったいどれだけの人がベトナム戦争のことを、同時代人として実感できるのだろうか。実にベトナム戦争は、遠い昔の話です。
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登録日:2007年 06月 27日 00:38:30

なんでもかんでもアルカイダ

レバノン政府、「ファタハ・イスラム」との交渉に最後の期待

【5月27日 AFP】レバノン政府は26日、イスラム教スンニ派武装グループ「ファタハ・イスラム(Fatah al-Islam)」がレバノン北部、同国第2の都市トリポリ(Tripoli)郊外ナハル・アルバレド(Nahr al-Bared)難民キャンプに立てこもった事件で、平和的な解決を目指して交渉を提案した。
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(c)AFP/Michel Moutot

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【ファタハ・イスラムの正体】
レバノンに「ファタハ・イスラム」というわけのわからない武装グループが現れて、パレスチナ難民キャンプを盾に、レバノン軍と銃撃戦をしています。
このグループ、イスラム教スンニ派だとか、アルカイダ系とかいわれているけれど、ほんとにアルカイダと関係あるんですか?
指導者はアンマンで米外交官を殺害した男で、名前をシャケル・アバシというそうです。彼はこの事件で、04年にヨルダンの軍事法廷から死刑判決を受けています。「イラクのアルカイダ」の指導者だったアブ・ムサブ・ザルカウィも、同じ事件で死刑を宣告されています。(2人とも欠席裁判でした)
ザルカウィがアルカイダを名乗っていたから、アバシもアルカイダにつながりがあるというのでしょうが、イスラム過激派だから「アルカイダ」というのは、短絡的に過ぎませんか。
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登録日:2007年 05月 28日 01:32:45

また鬼が来る! 兵士たちの終わらない戦争

イラク・アフガニスタン帰還兵の4分の1に精神的障害 - 米国

【シカゴ/米国 13日 AFP】アフガニスタンやイラクから帰還した退役軍人のうち、4分の1が精神的障害と診断されたことが、最近の研究報告で明らかになった。
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(c)AFP/THE WHITE HOUSE/ERIC DRAPER

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【兵士たちの心の病】
イラクとアフガニスタンから帰還した米軍兵士の4人に1人が、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの心の病を患っているそうです。カリフォルニア大学医学部のカレン・シール博士たちが、2001年9月から05年9月の間に退役軍人省の医療機関を訪れた帰還兵10万3788人のデータを分析したところ、2万5658人が精神になんらかの障害をもっていることが確認され、このうち1万3205人がPTSDだったというのです。
またニューヨーク・タイムズ紙が情報公開請求で入手した米軍の内部文書によると、イラクとアフガニスタンに駐留する米軍兵士の殺人、強姦、強盗などの犯罪は、3分の1以上が飲酒と薬物使用が原因だそうです。戦場の兵士たちは酒と薬物に逃避しなければならないほど、強いストレスに苛まれているといいます。
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登録日:2007年 04月 06日 05:04:36

「タイガーフォース」を追いつめた米軍のコロンボ

イラク人少女レイプ事件で、米兵に禁固100年の判決 - 米国

【フォートキャンベル/米国 23日 AFP】イラクで2006年3月、駐留米軍兵士がイラク人の少女をレイプし、その家族を殺害した事件で、ケンタッキー(Kentucky)州フォートキャンベル(Fort Campbell)で開かれていた軍法会議は22日、主犯格とされるポール・コルテス(Paul Cortez)軍曹(24)に、禁固100年の有罪判決を下した。
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(c)AFP

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【軍法会議とは】
イラクで、14歳の少女をレイプし、少女の家族4人を皆殺しにした米軍兵士に、米軍法会議が禁固100年の刑を言い渡しました(2月22日)。殺人罪で有罪判決を受けたのは、ポール・コルテスという24歳の海兵隊軍曹です。昨年3月、バグダッド南部のマハムディヤという町で起きたイラク駐留米軍の不祥事ですが、戦争が大義を失って長引くと、こういう戦争犯罪が起きます。
一昨年11月、イラク西部のハディサで、米海兵隊員が、老人、女性、子どもを含むイラク人24人を殺害した「ハディサ虐殺」事件は、その典型です。この事件では、フランク・ウテリック軍曹(当時26歳)ら8人が、昨年12月21日、殺人、虚偽報告などの罪で軍法会議に起訴されています。
ところで、軍法会議って、何でしょうか?
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登録日:2007年 03月 01日 02:53:35

「宗派間抗争」か「内戦」か

シーア派狙った2人組自爆テロ、57人以上が死亡 - イラク

【バグダッド/イラク 12日 AFP】バグダッド中心部で12日、2人組の自爆テロ犯が爆発物を満載した車両を連続して爆破、少なくとも57人が死亡、148人が負傷した。
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(c)AFP/WISSAM AL

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【内戦よりひどい】
アナン国連事務総長がイギリスBBC放送とのインタビュー(12月4日放映)で、イラクの現状を「内戦よりもひどい worse than a civil war」と表現しました。アメリカのNBCテレビは、これまで「宗派間抗争」と言ってきたイラクのイスラム教シーア派とスンニ派の殺し合いを、今後は「内戦」と呼ぶことにした(11月27日)そうです。
アナン事務総長が、内戦よりひどい、と言ったのは、殺戮の応酬に対処できない国家権力の無能を指しているのでしょう。
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登録日:2006年 12月 14日 16:06:40

まるで「ネバー・エンディング・ストーリー」のように

多国籍軍による攻撃開始から5年が経過 - アフガニスタン

【カブール/アフガニスタン 6日 AFP】6日、米軍主導の多国籍軍がアフガニスタンへ攻撃を開始してからちょうど5年が経過した。2001年9月11日の米国同時多発テロに対する報復として開始された米軍主導のアフガニスタンへの攻撃は、寒さの厳しい冬を通じて2002年も継続し、当時のタリバン(Taliban)政権を転覆させている。写真は米軍の爆撃を受けたカブール(Kabul)の軍飛行場の状況(2001年11月6日撮影、米国防省提供)。(c)AFP/DOD

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【その顔には愛と美があった…】
CNNテレビの特集番組「ウサマ・ビンラディンの足跡」で、イスラム教徒の女性が、ビンラディンを初めてテレビで見た時の印象を語っていました。
「その人の姿に、たちまち私は魅了されていました。顔には愛がありました。美がありました。その人は、ジハードを行う若者に、神が勝利を与えられますように、と言いました。その声を聞いた時、私は今すぐにでも、その人のそばに行きたくなりました」
頭からすっぽりまとった黒衣の、そこだけ露出した女性の両眼が恍惚感に潤んでいるのです。
こんな言い方をしたら、イスラム教徒とキリスト教徒の双方から叱られるかもしれませんが、初めてイエス・キリストを見たユダヤの人々も、こんなふうではなかったかと思う目つきでした。
女性の名前はマリカ・エル・アルード。子どものころ、モロッコからベルギーに移住してきたそうです。
国際テロリスト、ウサマ・ビンラディンの姿が初めて欧米のテレビに流れたのは1998年です。マリカが彼の映像を見たのは、恐らくそのころでしょう。
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登録日:2006年 10月 13日 07:45:30

「ビンラディン」を造り出したのは誰だ?

<9.11同時多発テロから5年>実行準備段階のアルカイダ映像 - UAE

【ドバイ/UAE 8日 AFP】2001年9月11日の米同時多発テロ5周年を4日後に控えた7日、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)は、同時多発テロに向けて準備するウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者と、自爆テロ犯の映像だとするビデオを放映した。
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(c)AFP

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【あの子は優しい子だった】
9.11米同時多発テロから3か月たった2001年12月、米国政府がウサマ(またはオサマ)・ビンラディンというイスラム原理主義テロリストと事件の関連を裏付ける証拠のビデオを公開しました。事件前に写したというビンラディンの映像です。この中で彼は9.11テロについて語っていました。
このビデオを見たビンラディンの実母アリア・ガーネム Alia Ghanemさんは、親しい新聞記者に、こう言ったそうです。
I think the video is doctored.(あのビデオは合成されたものです)
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登録日:2006年 09月 19日 12:53:44

予言されていた史上最悪のテロ「9.11」

フセイン裁判3日目、クルド人らが「アンファル作戦」について証言 - イラク

【バグダッド/イラク 23日 AFP】イラク高等法廷で23日、サダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領ほか6被告の3日目となる審理が行われた。
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(c)AFP/DANIEL BEREHULAK

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【サダム・フセインに起因する危険】
2001年9月11日の米同時多発テロ事件を予測していた人がいます。クリントン政権のイラク問題担当顧問だったローリー・ミルロイです。
あのおぞましい事件が起きる1年前に、彼女はこう警告していました。
「明らかにサダム・フセインに起因する危険に対して、クリントン政権は気づかぬふりを貫き通した。アメリカ政府首脳が、このような姿勢をサダム・フセインに対して取り続けるならば、われわれとしては新たな破壊に直面することを覚悟しなければならない。それは、いままで以上の成功を収め、いままで以上に残忍で、いままで以上に甚大な被害をもたらすだろう」
ミルロイのこの予言は、単なる机上の推論ではありません。
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登録日:2006年 09月 03日 13:24:16

今や遠い記憶となった戦いの理由

<レバノン情勢>停戦から2週間、進まぬ復興 - レバノン

【ベイルート/レバノン 26日 AFP】34日間におよぶイスラエル軍の空爆によりがれきと化したベイルート南部の郊外では、停戦から2週間が経過した現在も、住民らの復興作業が困難をきわめている。ベイルートのHaret Hreik地区では、焼けたプラスティックの臭いが漂い、建物の残骸を片付ける切削機がほこりをあげるなか、住民が自宅や経営する商店から使えるものを少しでも運び出そうと苦労している。写真は26日、破壊されたアパートの中から見つけた所持品を持ち出そうとするキリスト教徒のレバノン人男性。(c)AFP PHOTO/ANWAR AMRO

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【どっちが悪い人?】
1つの戦争が終わったとき、テレビや新聞は必ず破壊された街の悲惨な光景をクロースアップします。イスラエルとヒズボラの戦争でもそうですが、テレビはイスラエルの空爆で破壊されたレバノン南部の街の映像を繰り返し流しました。そこから、ぼくが受け取ったのは、この破壊をもたらしたのはイスラエル軍であり、戦争の被害者はレバノン南部の住民であるというメッセージでした。
イスラエル側にも、ハイファのようにヒズボラのロケットで民家が破壊され、一般市民が殺傷されたところがあります。しかし、ハイファの惨状はあまり伝えられませんでした。
惨禍の差は、イスラエル軍とヒズボラの破壊力の差に過ぎないのですが、テレビ映像はひどく破壊されたレバノンの方が戦争の被害者であり、だからイスラエルは「悪い人だ」といっているように思えます。
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登録日:2006年 08月 27日 16:32:52

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プロフィール
伊藤 延司
(男)
長野県生まれ。京都大学卒。
毎日新聞社ジュネーブ支局長、パリ支局長、学芸部長、出版局次長、英文毎日局長などを歴任。
主な訳書: 『アメリカの鏡・日本』(角川書店)、『壁の向こう側』(毎日新聞社)、『ブッシュ・ベイビーズ』(マーガレット・プライスとの共訳、毎日新聞社)、『犬たちをめぐる小さな物語』(日本放送出版協会)、『ダーティー・ハンズ』(都市出版)など。
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