カテゴリー [社会]
アルジャジーラと新世界情報秩序
アルカイダのNo.2が米本土へのテロ攻撃続行を示唆 - UAE
【ドバイ/UAE 23日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のナンバー2、アイマン・ザワヒリ(Ayman al-Zawahiri)容疑者は、ネット上に掲載した15分のビデオメッセージで、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領のイラク駐留米軍増派計画を嘲笑するとともに、ソマリア紛争でソマリア暫定政権を支援するエチオピア軍の背後に米軍がいると非難した。
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(c)AFP/AL
【ビンラディンと共に】
アラビア語専門だった中東のテレビ放送「アルジャジーラ」が、英語放送を始めてから、2か月が経ちました。1996年11月、ペルシャ湾岸のドーハ(カタール)で、アラビア語のうぶ声を上げたローカル・テレビが、いまや英国のBBCやアメリカのCNNと肩を並べる国際ネットワークに育とうとしています。
日本人の多くは「ドーハの悲劇」を知っていても、ドーハがどこにあるか、世界地図の上で、正確に言い当てることはできないでしょう。もちろん、ぼくも同様です。
また「アルジャジーラ」を知っていても、このテレビ局がカタールの首都ドーハに本拠を置いていることを知っている人は、少ないでしょう。
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登録日:2007年 01月 22日 15:28:30
胡錦涛が「フー・ジンタオ」なのに、なぜ安倍晋三は「シンゾウ・アベ」ですか?
【北京/中国 8日 AFP】安倍晋三首相は8日、北京の人民大会堂で胡錦濤(Hu Jintao)国家主席と会談した。歴史的な会談は、両国の関係改善を目指すものだが、北朝鮮問題が難しい課題となっている。写真は会談する胡国家主席(右)と安倍首相。(c)AFP/Hiroyuki Kobayashi
【ぼくは苛立っています】
ようやく実現した日中首脳会談の英文記事を読んだせいで、またぞろ、いつものイライラが募っています。実に些細なことですが、シュクア(宿痾)みたいにジクジクした苛立ちです。
イライラのもとは、ロイター通信が送信した次の記事です。
Japanese Prime Minister Shinzo Abe is to visit Beijing for two days from Saturday and meet Chinese President Hu Jintao and Premier Wen Jiabao, Kyodo news agency reported on Sunday, citing sources familiar with the situation.
ちゃんとしたジャーナリストなら、この記事を読んで、冷えきった日中関係の今後を論じるところでしょう。でも、ぼくはちゃんとしていないので、Shinzo Abe(安倍晋三)とHu Jintao(胡錦涛)にこだわり、靖国や尖閣諸島のようなもっと大事なことが考えられなくなっています。
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登録日:2006年 10月 22日 19:31:34
「青蔵鉄道」は解放列車か略奪列車か
【ゴルムド/中国 1日 AFP】1日、チベット(Tibet)自治区のヒマラヤ(Himalayan)山脈に囲まれた地域に世界で最も高所を走る鉄道「青蔵鉄道(Qinghai-Tibet railway)」が開通した。
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(c)AFP/Mark RALSTON
【チベットを「秘境」と呼ぶなかれ】
今そんなことをいったら叱られますが、昔は「日本のチベット」という言い方がありました。ぼくは長野県の伊那谷出身ですが、それをいうと、よく人から「伊那谷? ああ、すなわち、日本のチベットですな。ガッハッハ」と笑われたものです。
でも、これは断じて陰湿な嘲笑ではなかったのです。若いころのぼくの周りには、大学でも職場でも、互いに出身地の地方性をからかい合う大らかな気風がありました。当時のぼくたちは、それだけ人権意識が未開だったのかもしれません。
その「秘境チベット」に7月1日、超近代的鉄道が開通しました。中国青海省のゴルムドとチベット自治区のラサを結ぶ「青蔵鉄道」です。
ぼくの「伊那谷」には、こんな立派な鉄道はありません。新宿=松本間のJR中央本線に「L特急」が走るようになってから、完全に本線から見放されたチョーローカルな「飯田線」が1時間に1本程度、面倒くさげに往来しているだけです。
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登録日:2006年 09月 12日 00:38:40
ジダンが教えてくれた「親子愛」のかたち
【ジダンが堪忍袋の緒を切ったわけ】
サッカーW杯決勝戦のテレビ中継で、フランスのジダン選手がイタリアのマテラッツィ選手の胸に、強烈な頭突きを入れるのを見た瞬間、ぼくの頭をよぎったのは「殿中・松の廊下」の刃傷でした。
藩主が、一国の命運を賭けてまで守ろうとした名誉とは、いったい何だったのか。後世の歴史家はいろいろ解説しているけれど、ぼくは未だに釈然としていません。
それと同じように、目前のW杯を蹴飛ばしてまで、ジダンが守ろうとしたものが、よくわからなかったのです。初めは、人種差別的な言葉、たとえば「テロリスト」みたいな言葉をいわれて怒ったらしい、と伝えられていましたから、そんなことで堪忍袋の緒が切れるものなのか、納得できなかった。「人種差別」を「そんなこと」扱いしたら、叱られるかもしれませんが、頭突きの理由としては、なんか「ポリティカリー・コレクト」すぎる感じがしたのです。
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登録日:2006年 07月 17日 15:17:31
太陽は、なぜ真っ赤に燃えてるか
【ソウル/韓国 1日 AFP】ソウル(Seoul)で1日、日本の植民地支配からの独立運動を記念し日本大使館周辺で抗議集会が開かれた。竹島の領有権を主張する日本政府に反発して韓国では反日集会がすでに数週間にわたって実施されており、記念日の1日も全国で反日集会が行われた。写真はソウルの抗議集会で小泉純一郎首相が描かれた日の丸を燃やす人たち。(c)AFP/PARK JI-HWAN
【アメリカの天気図】
アメリカCNNテレビの「世界のお天気」画面には、メリハリがない。世界地図の上に晴れマークや雨マークを出して、「ロンドンは晴れ」とか「パリは雨」というのは、日本の新聞テレビと同じですが、日本のと比べて、画面全体がボヤーっとしている。なんでだろうと、ずっと気になっていた。
最近、やっと、その理由がわかりました。わけは、実に簡単なことで、CNNテレビの晴れマークは、太陽が黄白色なんです。日本の晴れマークは、太陽が赤か、赤みの強いオレンジです。赤い太陽を見慣れている目には、黄色い太陽は迫力に欠けて見える。だから、CNNの天気図にはメリハリを感じないんだ、と気づきました。
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登録日:2006年 05月 15日 08:58:12
阿南大使にみるエリートの世間知らず症候群
<トリノ五輪、フィギュアスケート女子シングル・FS>荒川、金メダルを手に表彰台で満面の笑顔 - イタリア
【パラヴェーラ/イタリア 23日 AFP】トリノ五輪、フィギュアスケート・女子シングル、フリースケーティング。ショートプログラムで3位につけた日本の荒川静香(Shizuka Arakawa)は、フリースケーティングでトップとなる125.32点をマークし、合計191.34点として見事逆転で金メダルを獲得した。1998年の長野冬季五輪では13位に終わった荒川は、8年後のトリノの地で悲願の金メダルに輝き、表彰台で最高の笑顔を見せた。(c)AFP GOH CHAI HIN
【心の狭い愛国主義の風潮って?】
5年間、中国大使を務めた阿南惟茂さんが3月24日、北京で離任の記者会見をしていましたが、これを聞いて思ったのは、一体この人は下々の感情を知っているのだろうか、ということでした。「下々」というは、小津安二郎映画のような低い目線に映る社会です。
この会見で阿南さんが言った「歴史問題もさることながら、長期的に深刻なのは両国民の心が乖離していることだ」という危惧には異論はありません。しかし、「心の狭い愛国主義、民族主義の風潮に注意しなければならない」という警告には、アンタ何処の国のことをいってるの?と聞きたくなりました。
たしかに、日本のマスコミの中には「偏狭なナショナリズム」をたしなめる風潮はあります。しかし、「愛国無罪」とかいって、よその国の国旗を燃やしたり、外国の公館や外国人経営の店を襲う反外国人感情を「心狭い愛国主義」というのなら、そんな風潮は日本の何処にもない、とぼくの庶民感覚は反発したくなるのです。
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登録日:2006年 04月 04日 13:29:05
- プロフィール
- 伊藤 延司
- (男)
- 長野県生まれ。京都大学卒。
毎日新聞社ジュネーブ支局長、パリ支局長、学芸部長、出版局次長、英文毎日局長などを歴任。
主な訳書: 『アメリカの鏡・日本』(角川書店)、『壁の向こう側』(毎日新聞社)、『ブッシュ・ベイビーズ』(マーガレット・プライスとの共訳、毎日新聞社)、『犬たちをめぐる小さな物語』(日本放送出版協会)、『ダーティー・ハンズ』(都市出版)など。
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