理念の具現化必要


鳩山政権が誕生して1カ月が経過した。その間、静岡と神奈川で実施した参議院補選も制し、内閣支持率も65%台と順調な滑り出しだ。

こうした状況の中で行われた、初めての所信表明演説は、まさに「鳩山劇場」といった具合だ。自身のモットーである「友愛政治」を唱え、「弱者視点の尊重」、「人間のための経済への転換」を提唱。日本という国、社会の蘇生を正面から呼びかけた内容は、自民党政治にノーを突きつけた国民に、新鮮だったといえる。

しかし、本番はこれからだ。世界経済が回復基調にあるにもかかわらず、日本の株式市場は低迷。倒産、失業の増加も加速し、日本経済は視界不良そのものだ。

その他、沖縄の普天間飛行場の移設問題、北朝鮮の核問題、郵政民営化の見直しなど、国内外の課題は山積している。

中でも特に急務の課題は何と言っても、経済の回復だろう。
子供手当てやガソリン税の暫定税率廃止、高速道路の無料化など、家計の負担軽減策はある。しかし、日本という国が、どういう形で経済成長を実施していくのか、その方向性、戦略が見えない。

首相は、先の国連演説で、「温室効果ガス対90年比25%削減」を打ち出した。日本が誇る最先端技術を駆使すれば可能というが、もし、今後日本を技術大国として発展成長させようとするのであれば、川上は、学校教育の問題から、川下は雇用の創出まで、国家戦略として「国の形」をどうするか、取り組まなければならないハズだ。

理想・理念を唱えるのは易しい。しかし、それをどう具現化していくか、できるかが、政治家の仕事であり、政権の命といってもいいだろう。

あなたの会社は理想・理念が具現化されていますか?

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登録日:2009年 10月 30日 14:17:10

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プロフィール
如月 薫
東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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