2006年 09月 23日

組閣は本気度のメッセージだ

安倍晋三氏、自民新総裁に選出 - 東京

【東京 20日 AFP】20日に行われた自民党の次期総裁選挙で、安倍晋三官房長官が選出された。安倍氏は26日の臨時国会で、次期首相に指名される。他2候補に大差で勝利した安倍氏だが、若い新党首にとって政治課題は山積みで、2007年の参議院選挙へ向けて慎重に対応しなければならない、と評論家らはみている。写真は自民党本部で20日、小泉純一郎首相と、総裁選に出馬した候補ら。右から、谷垣禎一財務相、新総裁に選出された安倍官房長官、小泉首相、麻生太郎外相。(c)AFP/Kazuhiro Nogi

AFPBB News


自民党の新総裁に、予想通り安倍氏が就任した。ポスト小泉として、次期日本の首相となる。しかし、解決しなければならない難題は山積しており、組閣にも影響を与えよう。

その組閣だが、どうも今回の得票数と関係あるらしい。つまり、圧勝による安倍氏の組閣人事にブレーキをかけるべく、わざと得票数を減らし、けん制したというのだ。しかし、もしこれが事実とすれば、実に情けない話だ。

自民党は、戦後長年にわたり政権を担ってきた。そして、組閣人事は、好調な経済を背景に、決まって「当選回数と派閥勢力」によってなされてきた。経済一流、政治三流といわれる所以だ。景気が良かった時期は、これでも通用しただろう。

しかし、今日のような状況にあっては、このような方法で組閣がなされることは絶対にあってはならない。問題を解決するは、誰にどのような役割で、どうやってもらうか、その本気度が組閣人事で決まるからだ。

この本気度の人事、会社にも同じことが言える。人事異動の発令は四月につづき、十月が多いという会社は多いだろう。その人事異動を見て、皆さんはどのように感じているだろうか。「なんであの人が。。。」とか「やはりそうでないと。。。」などなど様々だろう。

つまり、一般職のジョブローテーションを除き、管理職層や経営層の人事異動は、それ自体が従業員へのメッセージでなければならない。

会社には経営計画が存在すると思う。基本的に、すべての行動は、この経営計画に沿って行われなければならず、人事異動もその一つなのだ。しかし、残念なことに、このような経営計画に沿った人事異動が実施されている実態はそう多くはない。

なぜなら、人事は、経営計画と切り離して考えられている場合が多いからだ。それは、人事が専ら業務の結果に対する処遇や、評価を決定する部門として捉えられているからにほかならない。そして、その延長線上に人事異動があり、論功行賞としての昇格や、懲罰としての降格が行われているのが実情だ。

だが、これからの人事は、結果の処遇でなく、経営計画に基づいた業績の向上を、継続して実行できる社員を育てることであり、またこの計画を確実に実行できる異動でなければならないのだ。もし、論功行賞的な人事異動が横行している会社があるとしたら、その会社は、全く危機感がないと言っても過言ではないだろう。

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登録日:2006年 09月 23日 18:05:25

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プロフィール
如月 薫
東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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