2006年 10月 23日

イノベーションジレンマ

日産、日米で乗用車13万台以上をリコールへ - 神奈川

【神奈川 19日 AFP】日産自動車は19日、北米および日本国内で販売した乗用車13万台以上をリコールすると発表した。
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(c)AFP/Yoshikazu TSUNO

AFPBB News


改革、イノベーションの第一人者として旋風を巻き起こした、日産のゴーン社長。しかし、最近では工場減産、リコールと、改革とはほど遠い事態が発生しており、まさに「イノベーションのジレンマ」といった状態だ。

イノベーションのジレンマとは、ハーバードビジネススクールのクリストン・クリステンセン教授が述べた概念で、「優秀な企業が、その優秀さゆえに、新しく生まれた破壊的技術を持つ新興企業に追い落とされること」をいう。

教授によると、優秀な企業の持つ、高い技術や市場に適合したマネジメントシステムも、破壊的技術の前では、全く役に立たない。
それは、大企業が合理性の上から手を出せない領域(小さすぎて儲からない市場、低いマージン、低いパフォーマンスや品質、不確実な需要など)から、突如として現れるものであるとしている。

ではどうしたらよいか。
そのためには、「魅力ある利益保存の法則」が参考になるとしている。革新的な技術や製品も、いつかはありふれたものになる。
市場が成熟化し、製品が消費者の利用できる限界を超えた時、その製品がもたらす利益は、完成品メーカーから、部品組立企業や製造装置の設計企業、あるいは販売・保守など、他の部分に移行するようになるというのだ。

そして、企業は、利益がどの部分にもたらされているかを見極め、それに対応した措置をとることが重要だとしている。

また、顧客のもつ、心理的価値も非常に重要だという。それは、シャネルやグッチといったブランドが、ライフスタイルごとに商品を創造し、絶えず顧客に対して、心理的価値を高めることを実践していることから分かるとしている。

現在、ルノーとのCEOを兼任しているゴーン氏。第一の改革は成功したが、その成功体験に頼ってはいないだろうか。
後ろ向きなニュースは、それこそ顧客の「心理的価値」を下げることに繋がる。
この難局をどう乗り越えるか、まさに真の経営者としての正念場を迎えているといってもいいだろう。

あなたの会社はイノベーションジレンマに陥っていませんか?

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登録日:2006年 10月 23日 16:56:51

リーダーの条件とは

<北朝鮮核実験>ロシア、対北制裁措置を厳格に実施へ - ロシア

【モスクワ/ロシア 22日 AFP】ロシア政府は21日、国連安全保障理事会(UN Security Council)による決議に基づく北朝鮮への制裁措置を厳格に実施する方針を示した。
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(c)AFP/PRESIDENTIAL PRESS SERVICE/ITAR

AFPBB News


北朝鮮の核実験に世界中が翻弄されている。とにかく、情報がないのと、北がどう出るか予測しにくいのが難点だ。

だがアメリカの対応は、驚くほど早かった。ライス国務長官は、日本で麻生外務大臣と会談したかと思えば、すぐさま韓国へ飛び、その足で中国、最後にはロシアのプーチン大統領と会談するというスピードだ。

世界の警察を自称するアメリカとしては、国連や各国代表との交渉を、有利に進めるため、また周辺各国との歩調を確認するための行動と思われるが、この対応の速さは、日本政府として、また、企業のリーダーは多いに学ぶべき点だろう。

そもそもリーダーの条件とはなにか?それぞれの時代、時期によって、その条件はいろいろあるだろう。しかし、歴史を振り返ると、いくつかのパターンが見えてくる。

まず、行動のスピードだ。特にナポレオンは行動のスピードを重んじたといい、軍隊の移動するスピードは他の軍隊の倍もあったされている。何千という組織をできる限り早いスピードで統率することは、リーダーの意思伝達とも多いに関係がある。

また、「三国志」にも、「兵は神速を貴ぶ」という言葉が残っている。軍隊を動かすには迅速機敏であることが非常に重要だということだが、洋の東西を問わず、リーダーはスピードを重視している。

つぎに、率先垂範。江戸後期に、大胆な藩政改革で、財政危機と飢饉を乗り越えた上杉鷹山は、まさに率先垂範の姿勢だったという。たとえば、財政建て直しのはじめ、藩内に大倹約令を発したときには、まず鷹山自らが徹底して生活を切りつめたという。

生活費の引き下げはもとより、奥女中の人数削減、さらに食事も毎食一汁一菜としたという。リーダーがこうして自ら率先したからこそ、周囲もついてきたといえよう。

三つ目は、夢を与えること。従業員に夢と希望を与えた身近なリーダーといえば、本田宗一郎だ。彼は、会社がまだ浜松の小さな町工場であった時代から、社員たちに「世界一のオートバイ・メーカーになろう」とくり返し語りつづけたという。

最初は本気にしなかった社員たちも、やがて「この人についていけば世界一になれる」と思うようになったというから不思議だ。1949年に誕生したホンダ初の二輪車は、その名も「ドリームD型」。部下に夢を与え、それを実践する。リーダーとしてまさに名経営者だったということ言えるだろう。

スピード、率先垂範、夢。

あなたの会社には、こんなリーダーはいますか?

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登録日:2006年 10月 23日 14:51:47

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プロフィール
如月 薫
東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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