2006年 11月 20日

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多角化目指すコカ・コーラ、高級飲料の販売店舗をオープン - シンガポール

【シンガポール 17日 AFP】米飲料大手コカ・コーラ(Coca-Cola)は17日、自社の新ブランド「Far Coast」商品を販売するコンセプト・ショップのアジア1号店をシンガポールに開店した。コカ・コーラは長期戦略で主力のソフト・ドリンク事業からの多角化を目指しており、今回の新ブランドもその中に位置づけられている。「Far Coast」は主に高品質なコーヒー、茶などの各種飲料を提供するブランド。写真は同日、シンガポール市内にオープンした店舗のカウンターに置かれた商品。(c)AFP/ROSLAN RAHMAN

AFPBB News


コカ・コーラ社といえば、ライバルのペプシ社がすぐ思い浮かぶ。両社は飲料メーカーとして、広告やマーケティング手法など、常に比較されながらも、ともに成長している。

現行、コカ社は、大々的なTVCMを展開しているのに対し、ペ社は、インターネットなどの新しいアプローチ駆使しているといったところだろうか。

さて、コカ社の多角化路線だが、ソフトドリンクでは、スターバックス、タリーズなど、競合他社がひしめいている。

そもそも、多角化戦略とは、「範囲の経済」「リスクの分散」「成長の経済」を実践することといわれる。

「範囲の経済」とは、複数の事業を同時に行うことによって、かえってコストを削減できることをいう。たとえば、最初の事業で発生した人、物、組織、流通といった様々な経営資源は、つぎの事業においても、活用できるということを指す。個別に展開しているときよりも、経営情報は入手さやすいというメリットもある。

「リスクの分散」とは、多角化で商品、サービスの陳腐化、衰退を分散することをいう。たとえば、既存事業が衰退し、業績も鈍化傾向に陥ったとしても、新たな事業展開によって、事業全体の衰退は免れる。
また新たな事業から、衰退事業再生のヒントが生まれたり、事業同士の相乗効果も期待できる。

「成長の経済」は、成長する過程そのものが、生産性、業績といったメリットを生むことをいう。
そして、最も大切なのは、その事業領域が、自社と関連があり、人、物、金、情報、技術など、コアとなる経営資源が十分活かせる範囲に、とどめておくことにある。

 バブル期には、多くの企業が余剰資金をもてあまし、多角化経営を推進した経緯がある。その結果、どうなったかは、周知のことと思う。バブル期の多角化は、多くの場合、不動産投資であった。もちろん、綿密なマーケテイングなどなかっただろう。

今回のコカ・コーラ社は、こうした点では自社の得意とする事業領域といえる。だが、競争は相当に厳しいに違いない。しばらくは、コカ社の動向に注目しよう。

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登録日:2006年 11月 20日 12:49:37

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プロフィール
如月 薫
東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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