2006年 12月 19日
明確な目標
<06クラブW杯>インテルナシオナウ バルセロナを降してクラブ世界一に輝く - 横浜
【横浜 17日 AFP】サッカー、06クラブW杯(FIFA Club World Cup Japan 2006)・決勝、インテルナシオナウ(Internacional、ブラジル)vsバルセロナ(Barcelona、スペイン)。
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(c)AFP/KAZUHIRO NOGI
圧倒的に優位とされていたバルセロナが敗れた。サッカーは、よく「何が起こるか分からない」と言われるが、戦いは始まる前から勝負がついていたように思えてならない。
というのは、追う者と追われる者の心理が、微妙に選手に影響を与えたと思うからだ。
選手層の厚さ、サッカーをする施設・環境、財政面など、あらゆる面でインテルナシオナルがバルセロナに劣っている。
それゆえ、勝利への意欲、飢え、欲望はインテルの方が、ピッチの内外でも勝っていたのではないだろうか。
試合後、「最後まであきらめず、必死にピッチを走るよう命じた」とコメントしたインテルナシオナルの監督に対し、バルセロナのライカールト監督は「相手は勝利に飢えていた」とコメントしている。
まさに、追う者と追われる者の心理状態が勝敗を分けた格好だ。
追う者と追われる者の心理の違いは、企業社会でも同じようなことがいえる。
例えば、長年ビールのシェアでトップの座を守り続けていたキリンが、新しいビールの味を開発したアサヒビールに、その座を奪われたことは有名だ。
追う者は、目の前の「敵」を倒すためにあらゆる手段を講じる。目標がとても明確なだけに、方向性にも一貫性があり、モチベーションも維持・向上が期待できるとされる。
これに対して追われる者は、次ぎの目標が明確に設定させーれていないと、方向性はバラバラ、モチベーションの維持も困難となる。
企業活動のような中・長期経営では、こうした状態を修正することは可能だが、サッカーの試合ではそう簡単にはいかない。
勝利への目標、目的を見失ったバルセロナと、勝利して、全世界にクラブの名を認知させる絶好のチャンスが目の前にあったインテルナシオナルでは、選手一人ひとりの勝利への執念、モチベーションは最初から違っていたといってもいい。
こうした意味では、何のために戦うのか、何のために勝つのか、その目的を選手に明確に伝え切れなかったバルセロナのライカールト監督の責任は重いといえるだろう。
あなたの会社は、指揮官が明確に目標を伝えていますか?
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登録日:2006年 12月 19日 10:22:47
- プロフィール
- 如月 薫
- 東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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