2007年 03月 31日

経営の機能

三洋電機、会長に続き社長も辞任か - 東京

【東京 27日 AFP】報道によると、2週間前に野中ともよ会長が辞任し、粉飾決算疑惑が指摘されている三洋電機で、今度は社長も辞任する方向であることがわかった。
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(c)AFP/Toru YAMANAKA

AFPBB News


赤字、社長の辞任、リストラなど、様々な経営危機状態にある三洋電機が、経営陣から一族をはずそうとしている。しかし同族でも成功している企業はたくさんある。同族経営はやはり問題なのだろうか。

そもそも同族経営とは、どういう状態のことを指すのか。
よく言われるは、血縁、親族関係で結ばれた一族が中心となって企業を経営している状態をいう。税法では、上位大株主3人の持ち株比率をあわせて50%を超える会社を同族会社と定義されるらしいが、これによると、株式の需要が低い中小企業の多くや、買収防衛策として経営者が株式の大部を確保している一部大企業も同族会社に該当する。

しかし、一般的には、社長を自分の息子に継承させるため、若年から子会社社長や部長などの役職につかせることや、経営能力の有無にかかわらず一族が経営に直接かかわる要職につくなどのイメージが強いだろう。

ただ、経営能力の有無は別として、メリットがないわけではない。
たとえば、一族が株式のほとんどを取得している場合は、株式買収によって経営権が奪われるリスクが少ないことや、会社を一族に継承させることにより、社長交代など、経営陣の移行を円滑なものにできる場合があること。また次期社長候補を経営者として早くから計画的に実施できる(いわゆる帝王学など)。また収入を家族に分散させることにより、税金を削減できるなどだ。

だが、経営がうまくいっている間は良いが、ひとたび危機に陥った場合は、以下のような問題点がすぐさま指摘される。たとえば、生活費と社費の区別がつかず、会社を一族で私物化している。経営者として能力がない者が経営を行い常に不安定の状態にある。一族以外は会社運営に関する権限が与えられていない場合、一般従業員のモチベーションが著しく低下するなどなどだ。

今回の三洋電機の場合、莫大な赤字を抱え、リストラを実施するなど、経営危機にある中で、同族の是非が問われた形となった。ただ今の経営危機は、同族に限らず、誰が実施しても極めて難しい段階まできているとしか思えない。同族の是非だけでなく、会社そのものが機能しているか、全員で考えなければならないだろう。
あなたの会社は、経営がうまく機能していますか?

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登録日:2007年 03月 31日 21:36:23

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プロフィール
如月 薫
東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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