2008年 08月
コストか投資か
【8月26日 AFP】中国経済の減速が懸念される中、地元経済紙の経済観察報(Economic Observer)は25日、中国政府が減税や財政支出などを含む総額3700億元(約5兆9000億円)の景気刺激策を検討していると報じた。
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(c)AFP/Joan Feng
中国経済が急速に鈍化している。世界的な原材料価格や原油価格の高騰に加え、輸出については、最大の取引国である米国経済が悪化していることから、大幅な減少となった。
それだけではない。北京オリンピック特需を見込んで、内需拡大を図ったものの、期待したほどの効果はなく、上海株式市場が乱高下を繰り返すという事態になっている。
そもそも中国国内で内需を図ろうとも、国民全体が豊かになった訳ではない。急速な経済発展とオリンピック景気の影で、その恩恵を享受できたのは、ほんの一握りの者だけという見方が圧倒的だ。
では中国経済が今後も発展を続けていくためには、何が必要か。
長期的な視点から捉えると、避けて通れないのは「環境への取り組み」ではないだろうか。
北京オリンピック開催前にもクローズアップされたが、中国で排出される二酸化炭素の量は莫大だ。急速な経済発展に伴い、世界の工場の役割を果たしてきたが、環境への取り組みは世界共通の認識であり、中国だけ何もしないのでは国際社会で孤立するのは必至だろう。
要は、中国が、経済発展のため、環境への取り組みを「コスト」ではなく、「投資」と捉えることができるかだ。コストと考えた瞬間、取り組みは停滞する。しかし、投資と考えれば将来への布石となり、活用することが可能となる。
これは、人材でも全く同じだ。人材をコストと捉えた瞬間から、単に浪費するものとされ、カットの対象となる。逆に投資と捉えれば、人材は「人財」となり、将来の発展のための財産となる。
中国が環境を専らコストとしてのみ考えるか、それとも投資として捉えるか、今後の取り組みに注視したい。
あなたの会社は、環境や人材をコストと捉えていますか、それとも投資と捉えていますか?
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登録日:2008年 08月 26日 10:15:09
- プロフィール
- 如月 薫
- 東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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