2009年 02月 27日

「なくてはならない」存在

日本の1月の貿易赤字は9526億円、1979年以来最大

【2月25日 AFP】財務省が25日発表した貿易統計によると日本の1月の貿易赤字は9526億円で、比較可能な統計を取り始めた1979年以来最大となった。

 1月の輸出額は前年同月比45.7%減少した。米国向け輸出は約53%、EU各国向けは約47%減少した。自動車輸出額は約69%減少した。

 世界的な金融危機の影響を比較的受けにくいといわれることもあった日本だが、いまや世界的な不況の最大の犠牲者となっている。専門家の間では輸出主導による景気回復の脆さが浮き彫りになったとの声が上がっている。(c)AFP

AFPBB News


日本経済が悪化している。
サブプライムローン問題発生時には、世界中で最も被害が少ないと言われ円高になったが、実態経済の不振の指標が明るみに出るに伴い、「日本売り」が加速。今や日本経済全体が崩壊の様相を呈している。

しかし、こうした状況でも、前年比2ケタ増の利益を出している企業は多数あるというから驚きだ。

先日、日本経済新聞で、「54社、2ケタ増で最高益、上場企業の業績見通し」という見出しが掲載された。記事は、自動車・電機などの業績が大きく落ち込む中、経常利益が前期に比べて2ケタ増でかつ最高となる企業(経常利益50億円以上)が54社に達することがわかったというもの。

業種こそサービス業から薬品、化学、金融など様々だが、消費者の節約志向や、独自性の高いサービスを展開するなどして、需要を掘り起こしているという。

例えば、ユニクロを展開しているファーストリテイリング。
同社は、フリースで爆発的なヒットを飛ばし有名となったが、今回は「ヒートテック」という保温性の高い商品が増益に寄与した。

同商品は、繊維メーカー・東レとの共同開発で、日本の誇る繊維技術を駆使した商品。低価格で暖かく、重ね着アイテムとしてのファッション性、利便性を訴求したプロモーション展開が奏功した格好だ。

また、ディズニーランドを展開するオリエンタルランドは、相変わらず不況知らず。
首都圏という立地にもかかわらず、一歩足を踏み入れると、非日常的な空間が訪問客を待ち受けている他、毎年新しいアトラクションやパレードを次々と導入するなど、ファンを飽きさせない工夫を続けている。増益の要因はこうした努力の賜物だろう。

いづれにしても、重要なのは、お客様に対して、「なくてはならない存在」でいられるかどうかだ。

今回の不況は、金融危機、需要急減、円高など外的要因が重なり、特に輸出関連企業にのしかかっている。

しかし、外的要因以外に、本当に需要減の要素はなかっただろうか?
確かにリストラ策も必要かも知れない。しかし、同じ轍を踏まないためにも、2ケタ増益企業から、学ぶべき点はたくさんあるハズだ。

あなたの会社は、「なくてはならない」存在になっていますか?

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登録日:2009年 02月 27日 15:54:46

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プロフィール
如月 薫
東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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