2009年 08月 31日

同じ轍を踏むな

民主党を待ち受ける困難な道のり

【8月31日 AFP】30日に投開票が行われた衆院選での民主党(Democratic Party of JapanDPJ)の大勝利は、日本の戦後政治における新時代の幕開けを告げる出来事となった。
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(c)AFP/Kyoko Hasegawa

AFPBB News


第45回衆議院議員は、民主党が過半数を大きく上回る308議席を獲得し、政権交代が実現することになった。半世紀以上にわたり政権を維持してきた自民党は、首相経験者、閣僚経験者など大物議員も多数落選し、184議席を減らす惨敗となった。

前回の参議院選挙、都議選と、民主党の躍進は周知のとおりだが、自民党がこれほどまでに惨敗した理由は、一体どこにあったのか。

まず一つは、安倍総理、福田総理の政権投げ出し。
安倍総理については健康問題、福田総理については、参議院の勢力構造逆転から、国会運営に支障を来たすことから、次の総裁に解散権を投げ出しての退陣だ。しかし、理由はどんなものであれ、簡単に政権を投げ出すという、余りにも無責任すぎる対応に、国民は怒りを通り超して、呆れ返ったというのが本音だろう。

二つ目は、麻生総理の無教養さ。
福田総理の後を受け、総裁選で選出されたものの、相変わらずの失言、暴言に加え、答弁書の漢字が読めないという前代未聞の始末。大臣時代には、それほど問題とならなかったであろうが、国民感情としては、「これが日本国の代表か」と、愕然としたことは記憶に新しい。その後、答弁書にフリガナを付けたり、得意の外交で、存在感を奪取しようと試みたが、一度下された評価は、最後まで上がることはなかった。

三つ目は、やはり年金問題。
収めたハズの年金が記録されていない。いや、記録されていないどころか、年金記録そのものが存在しない、見つからないなど、その管理の杜撰さに、全国民が呆れたに違いない。また、毎年上昇し続ける厚生年金保険料の負担、後期高齢者医療制度による国民年金の強制徴収など、傷口に塩を塗るような施策に、国民は、「もう、うんざり」しハズた。

ほかには、医療制度の崩壊、ゆとり教育のツケ、サブプライムローン問題に代表される新自由主義推進による格差の拡大、派遣切りによる雇用問題などなど、枚挙に暇が無い。


一方、大勝した民主党は、浮かれていてはいけない。
今までは、自民党の施策を、ただ否定していれば良かった。しかし今度は、自分たちが施策を実行し、逆に批判される立場になったことを、十分認識する必要がある。

マニフェストを策定したが、絵に描いた餅にならぬよう、しっかりと、そして自民党と同じ轍を踏まぬよう、期待したい。


あなたの会社は、過去の失敗と同じ轍を踏んでいませんか?

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登録日:2009年 08月 31日 20:39:10

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プロフィール
如月 薫
東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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