2010年 01月

品質の重要性


トヨタがおかしい。国内では、プリウスをはじめとして、販売台数を確実に伸ばしているが、海外では米国をはじめ、中国、欧州でもリコールを出すなど、品質に対する信用が崩れている。

新聞等の報道によると、米国におけるリコール台数は、何と、販売台数781万台に対して、その3分の2を超える530万台に上がっているというから驚きだ。

こうした状況からか、米国では、トヨタ車のレンタル禁止や、中古車販売の中止という動きがある他、GM社に至っては、トヨタ車からGM車に買い替えの場合は、現金還元キャンペーンを実施するなど、トヨタ離れが急拡大しそうな勢いだ。


自動車会社の信用失墜というと、三菱自動車の「リコール隠し」問題が記憶に新しい。2000年に発覚した同社の問題は、その後系列会社でも同様の問題が発覚。大型トラックのタイヤ脱輪事故事件も重なり、同社の経営体質そのものが糾弾されたというものだ。

まさに、社会から制裁を受けることとなった同社は、社外有識者で構成される倫理委員会の設置やコンプライアンスの徹底教育を進めた他、様々な社会活動を実施。最近では、同社の車種がグッドデザイン賞金賞の受賞や、電気自動車の開発など、10年を経て、ようやく信頼回復が進みつつあるという印象だ。

今回のトヨタの問題は、三菱とは異にするが、信用失墜という点では、同じだ。まして、トヨタ車は、米国車と比較し、「品質」を武器に販売台数を拡大してきたハズだ。その武器に問題があるとすれば、もはや、同社の車を購入しない、という消費者がいても、不思議はないだろう。

トヨタの品質は、日本製自動車全体に、影響を与えかねない問題であり、今後、同社の対応に注視する必要があろう。

あなたの会社は、品質を重要視していますか?

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登録日:2010年 01月 29日 09:25:03

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プロフィール
如月 薫
東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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