トップリーダーの迷走


6月上旬に、首相が退陣表明をしてから、3週間余りが経過した。今や野党からだけでなく、与党民主党内からも、早期退陣の声が上がるなど、政治の混迷は異常事態と化している。

そもそも、なぜ首相退陣論が出現したのか、不明確で分かりにくい。震災対応や、原発対応の遅さなど、対応の不適応を挙げる一方、「人徳のなさ」を挙げていた野党議員がいたが、果たして、今までの首相が「人徳」を備えていたかどうか、甚だ疑問だ。

しかし、本人が、一定の目処を示した以上、自身の続投意思とは、関係なく、早期に退陣し、新たな首相の下で、対応するのが、ベストだろう。その理由は二つある。


一つは、政策の点からだ。
いつ辞めるか分からないが、辞めると言った首相の指揮の下、政策立案に本腰が入るハズがない。党内の政策担当は勿論、実務的な施策立案をする官僚は、尚のこと力が入らないだろう。

もはや、求心力がなくなった以上、一日も早く退陣しなければ、それだけ震災復興も、日本経済の上昇も遅れることになる。


もう一つは、外交面。
国内の政治がこれほど混迷している状態では、諸外国もどう対応していいか、対応に苦慮するのは当たり前だろう。特に、外交面では、基地問題、領土問題など、将来の関係構築に直結する重要課題が山積しており、「誰に、何を、どう交渉していいのか」ただ成り行きを眺めているしかない。
こうした状況を早期に解決するためには、やはり、早期退陣が望ましい。

では、次期首相はどのようにして選出すべきか。
やはり、政策論争しかないだろう。今、日本は、震災、原発と、かつてない危機に陥っていることは誰もが認識していることだ。それに政治家として応えるためには、
①復興の道筋をどう具体的に実施し
②原発に対してどう対応し
③電力不足にどう対策を立て
④ひいては日本経済をどう立て直すか。が問われている。

間違っても、選挙ありきの選出だけは避けてらいたい。

あなたの会社は、トップリーダーが迷走していませんか?

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登録日:2011年 06月 30日 19:17:24

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プロフィール
如月 薫
東京都在住。外資系メーカーの営業職を経て、某サービス系企業の人事部に在籍。人事・労務業務の他、企業の倒産・再生の取材活動も実施。現在は社員教育、採用に注力する傍ら、フリーで教育・ビジネス関連(ビジネス文書書式集本、中小企業向採用・教育等冊子)の執筆も行っている。
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