第二十五回 根

第二十五回は
大阪にてアンダーグラウンドでコア活動を続ける
「根」 CREW
メンバーは
STUDJ / DR.BEN / YONA a.k.a 顔面マイケル / 菜木直規 /YAMA-C a.k.a Teppen DANGAR / 数馬 / マックスマラ(仮) / M THE HUTT
の8人
本人達曰く
全員そろった事はないらしい
最近はメディアへの露出等があまりなく
マニアックなポジションにいるが
実力は折り紙つきの
知る人ぞ知るクルーだ
音源を聞いてもらえればわかるが
ラップのスキル、リリック、トラック、音質、ジャケット…
全てにおいて高いクオリティーを持っている
一聴すると意味の分からない言葉の羅列のように聞こえるリリックだが
じっくり聞くとそこには様々なメッセージが含まれている
そして独自の視点と日本語に対する遊び心がある
彼らの曲からは意表をつくタイミングで思いもしないパンチラインが出てくる
トラックも中毒性が高いループで
何度聞いても飽きさせない
STUDJの圧倒的なスキルに
YONA a.k.a 顔面マイケルの爆発力
DR.BENの渋みの効いた味に
菜木直規のとんでもない破壊力
全く違う個性でありつつ
高いスキルを持つ4人のMCに
ひえじまライジングサンのクセになるトラックが融合し
彼らにしか出しえないグルーヴを生み出している
曲にはフックのないものも多く
普段HIPHOPを聞かずに
J-POPを聞き慣れているリスナーには難しい音楽かもしれない
だが確かな技術と高い音楽性、彼らにしか書けない歌詞がそこにはある
HIPHOP通なヘッズなら必ず反応するハズだ
彼らのような真の実力派がこの日本で
もっと評価される
そんな時代の到来が待ち遠しい
根 ホームページ
NEJIKOMI 06'
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登録日:2010年 07月 05日 16:42:16
第二十四回 SURRY from 紀乃國

第二十四回目
今回は和歌山の御坊を根城に
関西全域に活動範囲を広げている
紀乃國の代表
SURRY
「音楽活動をするなら都会で」
という観念にとらわれず
決して都会ではない
むしろ田舎の御坊という街を出ずに
地元にHIPHOPの文化を根付かせるMC
フリースタイルにも定評があり
2006年 開催された、UMBでは初出場ながら大阪予選 BEST4
2007年UMBでは和歌山予選にて優勝という
現場叩き上げの実力派だ
だが彼の魅力は決してフリースタイルだけではない
圧倒的なライブパフォーマンスや
ストーリーテリングをしながら
しっかりと押韻出来る作詞能力
つまりMCとしての全ての要素をハイレベルで体現出来ている
リリックの内容も絵空事ではなく
自分で見て自分で感じた事を自分の言葉で書いている
これは簡単なようで難しい
実際、シーンではスタイルに惑わされ、周りに流されて
自分を見失ってしまってるMCが多い
だが、彼は惑わされずに自分を持ち
自分を貫いている
だから聞く者の心に刺さるリリックが書けるのだろう
今、日本にはメディアの光が当たっていない優れたMCが多数いる
全国的には無名でも
信念を持って媚びずに
虎視眈々と上を狙っている
そんなMC達の中にも間違いなく本物は存在する
紀乃國 SURRYはそんなMCだ
だが
その名前が全国的に知れ渡るのも
そう遠くないだろう
SURRY OFFICIAL BLOG
1st EP 「this is my“ep”」
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登録日:2010年 06月 17日 14:13:31
第二十三回 SUPER-B

第二十三回目
今回は大阪アンダーグラウンドの重鎮
SUPER-B
元INSIDE WORKERS
大阪生まれ。韓国籍を持つILLBONのRAPPER。
島国の魂と大陸の血を兼ね備え持つ彼にしか表現できない世界を構築している。
SUPER-Bの最大の魅力はやはり
リリックのパワーだろう
誰よりもストレートに書かれたリリックが
誰よりもスムーズに耳に入ってくる
聞き手を全く飽きさせない展開
ストーリーテリングは圧巻だ
それは余念のない
リリックの構成
フローの研究の上に成り立っている
だがそれ以上にリスナーの心をゆさぶるのは
SUPER-BのMC、いや人間としてのパワー、魅力だろう
一言一言の重み、喜怒哀楽が他のMC達とは全く違う
色々なものを見て
様々な事を経験したからこそたどり着ける場所だと思う
現在群雄割拠な大阪のHIPHOPシーン
次に全国に飛び出すのは彼だと
私は思う
一度でも彼の音源を聞いたり
LIVEを見たりすれば
私の言っている事が間違いでないとわかるだろう
SUPER-B BLOG
SUPER-B SUPER STREET ''EP'' 『Rat ta ta ta』
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登録日:2010年 05月 25日 13:33:57
第二十二回 GAKU-MC

第二十二回目
今回紹介するのはEAST ENDのGAKU-MC
EAST ENDと言えば「DA.YO.NE」や「MAICCA〜まいっか」等で
セルアウトなグループというイメージを持つ人間も少なくないだろう
だが彼らは日本のHIPHOP黎明期からアンダーグラウンドで活動し
何もない所からシーンを作ってきた功労者だ
一つおもしろいエピソードがあるので紹介させてもらう
「浜松町ワルシャワで開催されたイベント「PEACE BALL」の第一回で初ライブ決行。
共演者&楽屋にいたメンツはDJ honda、DJ KRUSH、MURO、BOY-KEN、DJ YASなど。
「お客は二人。客席より楽屋の人数の方が圧倒的に多い」(GAKU)伝説のイベントとなる。」
そう、彼らはそんな時代から
こういったメンツ達としのぎを削り合いながら生き残ってきた
そして「DA.YO.NE」の大ヒットにより
日本のHIPHOP史上初めてミリオンヒット、紅白出場を果たす
色々否定的な意見もあるだろうが
この日本においてお茶の間にHIPHOPを認知させた
その功績は大きい
GAKU-MCはそのEAST ENDの活動休止後
ソロ活動を展開し
素晴らしい作品を世に残している
彼のラップは誰にでもわかりやすく
HIPHOPを普段聞かない人間でも楽しめるラップだ
リリックのテーマも
都会で一人暮らしする若者、サラリーマン等
一般的な人の目線で書かれているものが多く
誰しもが共感できるような内容だ
それでいて通を唸らすようなポイントも突いてくる
その両立は
20年以上のキャリアを積み重ねて
なおかつ生存競争の激しいメジャーシーンで生き残った
彼だからこそなせる業だろう
現在は再指導したEAST ENDのMCとして活動中のGAKU-MC
現在巷に溢れる
「ヒップホップ」を知らない人間が作る「ヒップポップ」ではなく
しっかりと「ヒップホップ」しつつ
普段ヒップホップを聞かない人達にもアプローチを続ける
そんなGAKU-MCのラップは
若い世代の日本語ラップリスナーにも
もっと評価されてもいいはずだ。
GAKU-MC オフィシャルサイト
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登録日:2010年 04月 22日 12:20:44
第二十一回 LEED ROCK

第二十一回目
今回紹介するのは
レペゼン大阪のニュージェネレーション
3月にミニアルバムを発売した
LEED ROCK
彼の武器は
洋楽を彷彿とさせる流れるようなフロウ
だけど聞き取りやすくわかりやすい歌詞
そして
最近のメインストリーム系のラップでは薄れがちな
しっかりと「韻を踏む」
というスタイル
ビートに乗せてしっかりとフロウ、ストーリーテリングしながらも
確実に「踏んで欲しい」というタイミングで「韻」を踏んでくる
彼のリリックの内容は
決してUS志向なサグなものでも
現実離れした夢物語ではない
あくまで等身大な
この日本の大阪という街に住む
LEED ROCKという男の目線で書かれている
MCの中には
本当に映画の様な劇的な人生
娑婆と刑務所を往復するような
ギャングスタな人生を生きている人間もいる
確かにそういうMCのリリックには
普通に生活してい人間には想像も出来ない
そんな体験や世界が描かれている
それがHIPHOPの魅力でもある
だが、全てのMCがそんな生活をしているわけでもないし
全てのリスナーがそういったラップばかりを求めているわけではない
LEED ROCKは「ラップ」をしっかりと音楽として捉え
「フロウ」、「ライム」、「メッセージ」
そういったものを鍛え上げたMCだ
彼の作品はHIPHOPを普段聞かない人間に対しても
「音楽」として勝負出来る作品だ
音楽性、クオリティー、聞きやすさ、メッセージ…
そしてなにより「HIPHOP」であるという事
LEED ROCKは
そんな現在進行系のMCに必要な「条件」を兼ね備えたアーティストと言えるだろう
LEED ROCK-DON'T SWEAT THE TECH-
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登録日:2010年 04月 06日 12:52:33
第二十回 K DUB SHINE

記念すべき第二十回
今回紹介するのは
日本語ラップ界伝説のグループ
キングギドラのMCでもあり
多数のソロ作品も発表している
K DUB SHINE
日本語ラップ界のレジェンドであり
現在も第一線で活躍している
K DUB SHINEのスタイルは
決して新しいものではない
2010現在も
90年代からの変わらないスタイルを貫いている
だが
人気は衰えておらず
レジェンドとして存在感を示し続けている
K DUB SHINEの魅力はやはり
リリックの内容だろう
軽くBGM程度な感覚で聞こうとしても
知らずのうちに彼のリリックの世界に引き込まれる
巧みなストーリー展開
リスナーの耳を釘付けにするパンチライン
曲の主題に対する着眼点
他のMC達とは一線を画す
独自の路線、独自のスタイルと確立している
リリカル的な渋谷のドンを自認する(妄走族に「お前渋谷のドンじゃないだろ?」と言われて「俺は暴力的な意味じゃなくてリリカル的なドン」と答えた)K DUB SHINE
意味のないヒット狙いのラブソング、応援歌的なリリックが蔓延する現在において
賛否両論はあるが
彼のような自分のスタイルを確立し
社会的なメッセージを込めたリリックの音楽が
もっと評価されるべきと考えるのは私だけではないだろう
アトミックボム・プロダクションズ
K DUB SHINE on MySpace
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登録日:2010年 03月 17日 13:34:21
第十九回 OZROSAURUS

第十九回目
今回紹介するのはハマの大怪獣
オジロザウルス
オジロザウルスは
96年に結成
圧倒的なスキルと
「東京」ではなく「横浜」という土地
つまり地元を強くレペゼンしたスタイルで
日本語ラップヘッズから絶大なる支持を得ている
事実、彼らの1stアルバム『ROLLIN'045』は
8万枚を超える売り上げを記録している
彼は90年代中盤から活動しながら
現在進行形のスキルとプロップスを持つ数少ないMCだ
近年の日本語ラップシーンの進化には目を見張るものがある
かつて最先端を走っていたMCも
気づけば過去の存在になってしまっている
だがオジロザウルス
MC MACCHOは
レジェンドでありながら現在進行形な存在だ
彼のラップスキル、ライブパフォーマンス、そして地元を愛する「045 STYLE」は
現場のMC、日本語ラップヘッズから最大限のリスペクトを得ている
日本中のHIPHOPのビッグフェス(特に西海岸系)には
必ずと言っていいほど彼の名前がある
そして2009には
本場アメリカのHIPHOPレジェンド、グランドマスター・フラッシュの20年ぶりの新作『The Bridge: Concept Of A Culture』に客演で参加もしている
レジェンドでありつつ現在進行形
そして世界基準のHIPHOPをこの日本において体現しているOZROSAURUS
メジャー資本にも縛られず自分のスタイルを貫く彼は
(所属していたレーベルと歌詞の表記を巡って対立し、現在はインディーズに活動の場を移している)
この日本において「本物」のHIPHOPを体現し続ける
「本物」のMCだ
OZROSAURUS Official Web Site
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登録日:2010年 02月 17日 20:22:00
第十八回 SAL THE SOUL

第十八回目
今回紹介するのは大阪のベテランMC
SAL THE SOUL
大阪のHIPHOPを黎明期から支えてきたMCだ
昨年セカンドアルバムも発表している
LIVEパフォーマンス、スキル、ストーリーテリング…
どれをとっても一流であるが
それ以上の
彼の最大の魅力はやはり
「エロさ」ではないだろうか
ハスラー系、ギャングスタ系に見られるような力強く暴力的な色ではなく
メロウなトラック+緩く甘いフロウに
独自の言葉のチョイス(たまにくさいくらいの)がミックスされ
彼にしか出せない「大人の男のエロさ」を醸し出している
こんな空気を放てるMCは日本全国見ても数少ないだろう
そしてそれでいて
人間くさい
彼のリリックの中に現れるのはみなが求める「ヒーロー像」ではなく
リアルな30代半ばの男の姿
喜び、悲しみ、HIPHOPへの思い、苦悩
若いMC達が歌うような現実を知らないが故の絵空事のリリックではなく
現実を知った上での思い、考えがそこにある
だからこそリアルに心に響く
2nd アルバム 「STAY HERE」を聞けば
SAL THE SOULという男がどんな人生を歩んできて
どれだけお洒落で、どれだけ泥臭く
どれだけエロく、どれだけかっこ悪く、
それでいてどれだけ素晴らしいアーティストか
全てわかるだろう
まだHIPHOPが本当の意味で根付いていないこの日本において
彼のような本物のアーティストがもっと評価される事を願うばかりだ
SAL the soulのSalacious Life
STAY HERE
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登録日:2010年 01月 15日 19:31:22
第十七回 RHYMESTER

第十七回目
今回紹介するのはRHYMESTER
言わずと知れたKING OF STAGE
日本のHIPHOPシーンのレジェンド
アンダーグラウンド、オーバーグラウンドを問わず
多くのアーティストからリスペクトを受ける
ZEEBRAと並んでこの日本HIPHOPシーンの「顔」だ
数多くのクラシックを生み出し(耳ヲ貸スベキ、B-BOYイズム等)
いくつもの伝説的パフォーマンス(さんピンCAMP、武道館LIVE等)を繰り広げてきた
中でも彼らが1999年に発表したアルバム「リスペクト」は
ある種、日本語ラップの一つの到達点とも言うべき作品だ
USのHIPHOPを安易に追いかけたものではなく
本場のHIPHOPに最大限の敬意をはらいつつ
そこに日本人としてのアイデンティティーを最高の割合でブレンドした
そんな奇跡的な作品だ
サブカルチャーへの造詣の深さとインテリジェンスを併せ持つ宇多丸
スキルフルでストリート色を感じさせるMummy-D
そしてバックにマイクも握る鉄壁のDJ、DJ JIN
このキャラのまったく違う3人による絶妙のコンビネーション
完璧なトライアングルだ
しかも彼らは
現在進行形
過去の栄光に縋ることなく
常に進化を続けている
最新のシングル「ONCE AGAIN」が
彼らが今までリリースしたシングルの中で
最も売れたというのも1つの答えだろう
キャリア20年を越えて
更に進化するRHYMESTER
レジェンドとしての彼らをリスペクトしつつ
現在進行形の彼らの今度の活動が楽しみで仕方がない
RHYMESTER オフィシャルページ
RHYMESTER BLOG
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登録日:2009年 12月 22日 13:08:24
第十六回 林鷹

第十六回
今回紹介するのはGANGSTA TAKA 改め 林鷹
CONCRETE GREENシリーズや
SEEDA、NORIKIYO, OZROSAURUSのFEATでもおなじみのMCだ
林鷹 ex GANGSTA TAKA
彼の最大の魅力は
オリジナルでオンリーワンである事
彼にしか出来ないフロウ
彼にしか出来ない言葉選び
彼にしか出来ない生き方
あらゆる意味で「特別」な存在だ
彼にビッグアーティストからのフューチャリングのオファーが次々舞い込むのも
彼にしか出せない味があるからだろう
とことんハードなのにどこか愛嬌がある
フロウも全然韻を踏まないけど心地いい
他のどのMCとも違う
日本のHIPHOPシーンの中でも異彩を放つMCだ
そんな彼の初のアルバム
THE WORLD IS YOURS
が先日発売された
そこには彼の信念、仲間、地元横浜、愛、ビッチ、ヘイターへの怒り…
様々なものが詰まっている
そんなメッセージを
「誰かから借りた言葉」ではなく
「自分自身の言葉」でストレートにラップしている
彼なら色々なアーティストにフューチャリングの話も出来ただろう
だがこのアルバムでは有名なアーティストはあまり絡んでいない
そこに彼の美学を感じる
そしてそれによってアルバムの内容も
林鷹というMCを表現するのに
これ以上ない内容になっている
そこらにあふれかえるカタログなギャングスタラップではない
リアルでオンリーワンな彼の今後の活躍が楽しみだ
林鷹「THE WORLD IS YOURS」
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登録日:2009年 12月 10日 14:02:42
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