2009年 11月

第十五回 剣桃太郎(妄走族)

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第十五回目

今回はfrom 妄走族、初代 流星會

剣桃太郎を紹介しようと思う。


剣桃太郎

名前の由来はもちろん

あの少年ジャンプ黄金期の宮下あきらの名作「魁!男塾」


そう

剣桃太郎のリリックには武闘派、ハードコアな面と

古き良きジャンプや任侠映画的な

ユーモアが含まれている


東京渋谷を根城にするHIPHOP集団「妄走族」の中でも

般若と並んで個性を放つ存在だった彼


彼の魅力はやはり一度聞いたら忘れられない「パンチライン」だろう


超イケイケな攻撃的なリリックに彼独特のユーモアセンスが相まって

唯一無二のラップが生まれる


彼にはそこらのギャングスタラッパーとは一線を画すオリジナリティーと魅力がある


「言葉自体は無意味。それを吐き出す人間がリアルかどうか?」

それが彼の信念だ


口だけアウトローではない本当のアウトロー

そしてUS HIPHOP信者ではなく日本文化を愛した上でのHIPHOP


US的なHIPHOPに抵抗がある方は是非剣桃太郎を聞いてほしい

メッセージのわかりやすさ、日本へのこだわり、自分自身の生き方への自信


おそらくそれまでのHIPHOP観が一変するだろう


KIX ENTERTAINMENT

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登録日:2009年 11月 27日 20:16:15

第十四回 漢(MSC)

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第十四回目

今回紹介するのは漢

東京新宿を根城にするヒップホップクルーMSCのリーダー的存在

B BOY PARK 2002 MC BATTLE 優勝など

フリースタイルの世界でもその名を馳せる


そして

2005年に発表したアルバム

「導~みちしるべ~」で

MCとしての揺ぎ無いプロップスを確立した


彼のリリックの特徴は

リアリティー

空想的なリリックではなく

常に現実的な目線で物事を表現する


それは

新宿という街のストリートを生き抜いてきた彼の

こだわりだろうか?


漫画や小説のようなありえない出来事に

実際に触れてきたからだろうか?


このアルバムでは

彼自身がストリートで見てきたもの、体験したこと

そして

彼の決して流されない自分自身の意思、思想が

過激な表現方法で込められている


そんな彼の世界にハマってしまったヘッズも少なくない


B BOY PARK 2009で

衰えぬフリースタイルの切れ味を見せてくれた漢


次はアルバムで

彼の今現在の「リアル」

を聞きたい

Libra RECORD HOMEPAGE

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登録日:2009年 11月 24日 15:16:15

第十三回 D.L a.k.a Dev Large

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第十三回目

今回紹介するのはD.L a.k.a Dev Large

キングギドラ、RHYMESTER、雷家族、SOUL SCREAM…

彼らとともに日本のHIPHOP史を語る上で絶対に外せないグループ「BUDDHA BRAND」

そのBUDDHA BRANDのMC兼トラックメイカーなのが

彼Dev Largeだ


彼の作り出す唯一無二のトラックは

彼にしか出せない中毒性があり、日本語ラップ史上に数々のクラシックを産み落としてきた


そして彼のラップには彼にしか使い得ない様々な、時に意味不明なフレーズが散りばめられている


まさしく自他とも認める「ILL」な存在である


そんな彼が満を持して発表したソロ初のフルアルバム

「THE ALBUM」

まずトラックのクオリティーに度肝を抜かれる


太くて深くて温かい

まさしくHIPHOPの理想の音だ


そこにBUDDHA BRAND時代から変わらない彼のラップが乗る


まさにHIPHOPヘッズが待ちに待った作品だ


特にBUDDHA BRANDのメンバーNIPPSをfeatした

「鋼鉄のBLACK」

は早くもクラシックになっている


このアルバムで

表現者としてさらに深化し

新たなレベルに達した事を証明した


レジェンドでありながら常に新しい刺激をリスナーに与え続ける

D.L a.k.a Dev Large

今後も彼の動き

そしてILLMATIC BUDDHA MC'Sから目がはなせない



Dev Largeオフィシャルサイト

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登録日:2009年 11月 19日 19:29:30

第十二回 SOUL SCREAM

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第十二回目

今回紹介するのはSOUL SCREAM

日本語ラップの黎明期から活動するレジェンド


彼らのアルバムは今聞いても

「古い」とか「時代を感じるな」

とかは思わない


2人のMCの確かなスキルと

広い音楽性と懐の深さと感じさせるセロリのトラックは

10年以上たった現在も色あせることなく響く


彼らのリリックは

良くも悪くもHIPHOPに多い

「自己主張」「ハスラーラップ」とは一線を画した

文学的な内容で

人の内面に訴えかける

思想的なメッセージが込められている


1つ例を上げると

1999年に発表された2NDアルバム

「Positiv Gravity〜案とヒント」の中の一曲

「7つの敵」は

手塚治虫のブッダにインスパイアされたもので

病気、飢え、裏切り、嫉妬、欲、老衰、死

の人が生きる上での7つの災厄をテーマに書かれている

そしてその後に

「7つの味方」というテーマで

健康、冨、友情、思いやり、希望、経験、誕生

という自分達なりの「7つの敵」に対するアンサーを書いている


彼らのHIPHOPは

ただ自分の事を歌うだけの「自己主張」な音楽ではなく

「人間とは?」「生きるということは?」

というような事を考えさせられるような

そんな音楽だ


メンバー各自の作品発表はあるが

SOUL SCREAM名義での作品は長らく発表されていない

彼らの新作を首を長くして待っているファンも多いはずだ


もちろん

私もその一人だ


SOUL SCREAMマイスペース

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登録日:2009年 11月 17日 20:35:00

第十一回 ICE BAHN

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第十一回目

今回紹介するのはICE BAHN

日本最強のフリースタイル集団とも呼び声高い3MC+1DJグループ

そのスキルは過去

B-BOY PARK、アルティメットMCバトル、3ON3で何度も証明されている

日本一韻の固い集団


彼らの武器はズバリ

韻の固さだろう

だが、韻を踏む為に無理矢理言葉を入れて

支離滅裂な歌詞にするのではなく

意味をちゃんと通した上で韻が固い


ここでFORKの一節をかりる

「昔はサンタクロース を信じたわんぱく坊主 も今ではファン獲得 になんか凄く 頑張るフォーク 大好きな漫画クローズ」

全小節で韻を踏みまくりつつ無理の無い文章

しかもユーモアも感じる


彼らのスタイルは

洋楽の要素を強く取り入れたUS的なHIPHOPではなく

スチャダラ、ライムスター辺りの流れを組む純粋な日本語ラップだと思う


歌詞も悪ぶるわけでもなく、背伸びするわけでもない

常に等身大だ


韻で遊んでいる曲もあれば

強いメッセージを込めた曲もある


ICE BAHNのラップは日本語を楽しんでいる


ライブもがっちりこなし

フリースタイルの現場ではもはや伝説

音源でもクラシックな曲を残している


彼らのような本当に実力がある日本語ラップのアーティストが

もっと評価されるべき

そう思うのは私だけではないはずだ


ICE BAHNオフィシャルサイト

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登録日:2009年 11月 12日 20:17:07

第十回 DJ BAKU

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第十回目

今回は少し趣向を変えて

DJのアルバムを紹介しようと思う

そう

DJ BAKUの「12JAPS」を


このアルバムは

DJ BAKUのトラックの上で

DJ BAKUが選び抜いた12人の日本人MCがラップする

そんなアルバムだ


参加しているMCは
ILL-BOSSTINO(THA BLUE HERB) / Shing02 / B.I.G. JOE(MIC JACK PRODUCTION) / 般若 / 漢(MSC) / NORIKIYO(SD JUNKSTA) / BRON-K(SD JUNKSTA) / NIPPS / K-BOMB(THINK TANK) / FREEZ(RAMB CAMP) / INI(MIC JACK PRODUCTION) / HIDADDY(韻踏合組合)

日本語ラップ好きなら

このメンツを見ただけで

「どんな内容なんだ?」

と気になって仕方ないだろう


全員が個性とスキルとプロップスを持ち合わせたMC達だ


それに

DJ BAKUのトラックが素晴らしい


このアルバムは

トラック的にもラップ的にも

日本のHIPHOPがネクストのレベルに達した

それを証明するアルバムだ


まず一曲目のB.I.G. JOEでぶっ飛んだ

オーストラリアの刑務所に長く服役していたB.I.G. JOE

最近自由の身になったばかりだ

帰ってきていきなりヤバ過ぎるラップを披露している


そして1番ぶっ飛んだのは

BRON-K

NORIKIYO率いるレペゼン相模のCREW

SD JUNKSTAのメンバーとしても名前を売っているMCだが

この曲で更なる境地に達したと言っても過言ではない

彼の持ち味は

歌のようでラップ

スムースなフロウだが日本的

恐らく普段HIPHOPを聞かない人でも

彼のラップは耳に残るだろう


このアルバムを通して感じることは

日本のHIPHOPもここまで来たか

という事


確かにキングギドラ、BUDDHA BRANDは素晴らしい

NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDは時代を作った

だが、今活躍しているアーティスト達は更なる次元に日本のHIPHOPを押し上げようとしている


このアルバムを聞けば

懐古主義な人達も

現代のシーンからも目が離せなくなるだろう


DJ BAKUオフィシャルサイト

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登録日:2009年 11月 05日 19:25:03

第九回 KOHEI JAPAN

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第九回目

今回はRHYMSTERのMUMMY-Dを兄に持つ

Mellow Yellow、FUNKY GRAMMAR UNIT所属のMC

KOHEI JAPANを紹介しようと思う

(ちなみに名付け親はRHYMESTERの宇多丸)


1991年からマイクを握り 1993年MELLOW YELLOW結成

20年近くのキャリアを持つ大ベテランMCだ


彼のラップのスタイルの魅力は?と言われると

それは「わかりやすさ」「伝わりやすさ」「心地よさ」

だろう



彼は英語や一般人があまりわからないHIPHOP用語はあまり使わず

誰にでもわかる日本語をトラックに乗せる


フロウも変にバイリンガルな発音をしたりせずに日本語の発音で

韻も誰にでもわかりやすい踏み方でしっかり踏んでゆく

それでいて聞いていて心地いい


リリックも背伸びせず等身大の

一般の人達も共感できるメッセージ

そんな内容だ


ギャングスタ、ハスラーなスタイルが多い現在のHIPHOP界の中

そういったものに流されず

自然体な自分を表現している


最新作のタイトルは『family』

子供が生まれ、父親になったKOHEI JAPAN

家族をテーマに歌詞を綴った作品だ

その中にはカッコいい父親としてのKOHEI JAPANだけでなく

かっこ悪い、思わずニヤリとしてしまうような内容もある


HIPHOPはアメリカで生まれた文化


しかしここは日本


アメリカのスタイルを取り入れ

アメリカ的なトラックに英語的なフロウを乗せる

そいうったやり方もHIPHOPを追求する上で必要だと思う


しかし日本ならでは

日本だからこそ出来るHIPHOPというものを大事にしていかないと

アメリカの真似で終わってしまう


だからこそ

このKOHEI JAPANのようなMCの存在は

凄く大切だと思う


KOHEI JAPANオフィシャルサイト

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登録日:2009年 11月 04日 15:29:38