カテゴリー [オールドスクール]
第二十六回 BONSAI RECORD

第二十六回
今回はアーティストではなくレーベル
大阪アンダーグラウンドで間違いないプロップスを持つ
BONSAI RECORD
所属アーティストは
仕掛け人のDJ A.Kを筆頭に
なにわ裏庭のスーパースターBAKA de GUESS ?
元INSIDE WORKERS、誰よりも強いメッセージを放つSUPER-B
昨年激ヤバな1st ALBUM「MADE IN DOPE」をリリースしたBOMGROW
大阪BEEFでSTREETを賑わした注目のニュージェネレーションROAR
少数精鋭実力派なメンツだ
このメンツが中心となり2010 7/7にコンピレーションアルバムが発売された
その名もOSAKA HIPHOP SOUND MAGAZINE『LUCKY BREAK vol.3』
これを聞けば大阪のコアなHIPHOPが全てわかる
と言っても過言ではないほどのメンツだ
上に書いたBONSAI RECORDの所属アーティストはもちろん
超ハイレベルなスキルはもちろん、一言一句聞き逃せない言葉選びで全国のヘッズをロックする大阪の天才ラッパー茂千代
大阪レジェンド、数々の大阪クラシックを生み出した浪速裏庭の遊言導士WORD SWINGAZからRYWとMISTA O.K.I
等
大阪のHIPHOPシーンを黎明期より支えてきた
誰よりも濃い大阪フレイバーを持つMC達が集っている
そしてそこに絡んでくるDJ A.Kのトラックが絶妙だ
間違いないサンプリング、ビートセンスで
聞くと耳から離れなくなる中毒性の高いループを作り出している
このコンピレーションを聞けば
他の土地にはない
大阪ならではのHIPHOP
大阪ならではのノリが体感出来る
大阪のHIPHOPに興味があるなら
これを聞けば間違いない
という作品だ
大阪に根を張り
良質な大阪フレイバーHIPHOPを作り出すBONSAI RECORD
今後の動きも注目だ。
LUCKY BREAK vol.3
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登録日:2010年 08月 11日 14:36:50
第二十二回 GAKU-MC

第二十二回目
今回紹介するのはEAST ENDのGAKU-MC
EAST ENDと言えば「DA.YO.NE」や「MAICCA〜まいっか」等で
セルアウトなグループというイメージを持つ人間も少なくないだろう
だが彼らは日本のHIPHOP黎明期からアンダーグラウンドで活動し
何もない所からシーンを作ってきた功労者だ
一つおもしろいエピソードがあるので紹介させてもらう
「浜松町ワルシャワで開催されたイベント「PEACE BALL」の第一回で初ライブ決行。
共演者&楽屋にいたメンツはDJ honda、DJ KRUSH、MURO、BOY-KEN、DJ YASなど。
「お客は二人。客席より楽屋の人数の方が圧倒的に多い」(GAKU)伝説のイベントとなる。」
そう、彼らはそんな時代から
こういったメンツ達としのぎを削り合いながら生き残ってきた
そして「DA.YO.NE」の大ヒットにより
日本のHIPHOP史上初めてミリオンヒット、紅白出場を果たす
色々否定的な意見もあるだろうが
この日本においてお茶の間にHIPHOPを認知させた
その功績は大きい
GAKU-MCはそのEAST ENDの活動休止後
ソロ活動を展開し
素晴らしい作品を世に残している
彼のラップは誰にでもわかりやすく
HIPHOPを普段聞かない人間でも楽しめるラップだ
リリックのテーマも
都会で一人暮らしする若者、サラリーマン等
一般的な人の目線で書かれているものが多く
誰しもが共感できるような内容だ
それでいて通を唸らすようなポイントも突いてくる
その両立は
20年以上のキャリアを積み重ねて
なおかつ生存競争の激しいメジャーシーンで生き残った
彼だからこそなせる業だろう
現在は再指導したEAST ENDのMCとして活動中のGAKU-MC
現在巷に溢れる
「ヒップホップ」を知らない人間が作る「ヒップポップ」ではなく
しっかりと「ヒップホップ」しつつ
普段ヒップホップを聞かない人達にもアプローチを続ける
そんなGAKU-MCのラップは
若い世代の日本語ラップリスナーにも
もっと評価されてもいいはずだ。
GAKU-MC オフィシャルサイト
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登録日:2010年 04月 22日 12:20:44
第二十回 K DUB SHINE

記念すべき第二十回
今回紹介するのは
日本語ラップ界伝説のグループ
キングギドラのMCでもあり
多数のソロ作品も発表している
K DUB SHINE
日本語ラップ界のレジェンドであり
現在も第一線で活躍している
K DUB SHINEのスタイルは
決して新しいものではない
2010現在も
90年代からの変わらないスタイルを貫いている
だが
人気は衰えておらず
レジェンドとして存在感を示し続けている
K DUB SHINEの魅力はやはり
リリックの内容だろう
軽くBGM程度な感覚で聞こうとしても
知らずのうちに彼のリリックの世界に引き込まれる
巧みなストーリー展開
リスナーの耳を釘付けにするパンチライン
曲の主題に対する着眼点
他のMC達とは一線を画す
独自の路線、独自のスタイルと確立している
リリカル的な渋谷のドンを自認する(妄走族に「お前渋谷のドンじゃないだろ?」と言われて「俺は暴力的な意味じゃなくてリリカル的なドン」と答えた)K DUB SHINE
意味のないヒット狙いのラブソング、応援歌的なリリックが蔓延する現在において
賛否両論はあるが
彼のような自分のスタイルを確立し
社会的なメッセージを込めたリリックの音楽が
もっと評価されるべきと考えるのは私だけではないだろう
アトミックボム・プロダクションズ
K DUB SHINE on MySpace
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登録日:2010年 03月 17日 13:34:21
第十七回 RHYMESTER

第十七回目
今回紹介するのはRHYMESTER
言わずと知れたKING OF STAGE
日本のHIPHOPシーンのレジェンド
アンダーグラウンド、オーバーグラウンドを問わず
多くのアーティストからリスペクトを受ける
ZEEBRAと並んでこの日本HIPHOPシーンの「顔」だ
数多くのクラシックを生み出し(耳ヲ貸スベキ、B-BOYイズム等)
いくつもの伝説的パフォーマンス(さんピンCAMP、武道館LIVE等)を繰り広げてきた
中でも彼らが1999年に発表したアルバム「リスペクト」は
ある種、日本語ラップの一つの到達点とも言うべき作品だ
USのHIPHOPを安易に追いかけたものではなく
本場のHIPHOPに最大限の敬意をはらいつつ
そこに日本人としてのアイデンティティーを最高の割合でブレンドした
そんな奇跡的な作品だ
サブカルチャーへの造詣の深さとインテリジェンスを併せ持つ宇多丸
スキルフルでストリート色を感じさせるMummy-D
そしてバックにマイクも握る鉄壁のDJ、DJ JIN
このキャラのまったく違う3人による絶妙のコンビネーション
完璧なトライアングルだ
しかも彼らは
現在進行形
過去の栄光に縋ることなく
常に進化を続けている
最新のシングル「ONCE AGAIN」が
彼らが今までリリースしたシングルの中で
最も売れたというのも1つの答えだろう
キャリア20年を越えて
更に進化するRHYMESTER
レジェンドとしての彼らをリスペクトしつつ
現在進行形の彼らの今度の活動が楽しみで仕方がない
RHYMESTER オフィシャルページ
RHYMESTER BLOG
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登録日:2009年 12月 22日 13:08:24
第十三回 D.L a.k.a Dev Large

第十三回目
今回紹介するのはD.L a.k.a Dev Large
キングギドラ、RHYMESTER、雷家族、SOUL SCREAM…
彼らとともに日本のHIPHOP史を語る上で絶対に外せないグループ「BUDDHA BRAND」
そのBUDDHA BRANDのMC兼トラックメイカーなのが
彼Dev Largeだ
彼の作り出す唯一無二のトラックは
彼にしか出せない中毒性があり、日本語ラップ史上に数々のクラシックを産み落としてきた
そして彼のラップには彼にしか使い得ない様々な、時に意味不明なフレーズが散りばめられている
まさしく自他とも認める「ILL」な存在である
そんな彼が満を持して発表したソロ初のフルアルバム
「THE ALBUM」
まずトラックのクオリティーに度肝を抜かれる
太くて深くて温かい
まさしくHIPHOPの理想の音だ
そこにBUDDHA BRAND時代から変わらない彼のラップが乗る
まさにHIPHOPヘッズが待ちに待った作品だ
特にBUDDHA BRANDのメンバーNIPPSをfeatした
「鋼鉄のBLACK」
は早くもクラシックになっている
このアルバムで
表現者としてさらに深化し
新たなレベルに達した事を証明した
レジェンドでありながら常に新しい刺激をリスナーに与え続ける
D.L a.k.a Dev Large
今後も彼の動き
そしてILLMATIC BUDDHA MC'Sから目がはなせない
Dev Largeオフィシャルサイト
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登録日:2009年 11月 19日 19:29:30
第十二回 SOUL SCREAM

第十二回目
今回紹介するのはSOUL SCREAM
日本語ラップの黎明期から活動するレジェンド
彼らのアルバムは今聞いても
「古い」とか「時代を感じるな」
とかは思わない
2人のMCの確かなスキルと
広い音楽性と懐の深さと感じさせるセロリのトラックは
10年以上たった現在も色あせることなく響く
彼らのリリックは
良くも悪くもHIPHOPに多い
「自己主張」「ハスラーラップ」とは一線を画した
文学的な内容で
人の内面に訴えかける
思想的なメッセージが込められている
1つ例を上げると
1999年に発表された2NDアルバム
「Positiv Gravity〜案とヒント」の中の一曲
「7つの敵」は
手塚治虫のブッダにインスパイアされたもので
病気、飢え、裏切り、嫉妬、欲、老衰、死
の人が生きる上での7つの災厄をテーマに書かれている
そしてその後に
「7つの味方」というテーマで
健康、冨、友情、思いやり、希望、経験、誕生
という自分達なりの「7つの敵」に対するアンサーを書いている
彼らのHIPHOPは
ただ自分の事を歌うだけの「自己主張」な音楽ではなく
「人間とは?」「生きるということは?」
というような事を考えさせられるような
そんな音楽だ
メンバー各自の作品発表はあるが
SOUL SCREAM名義での作品は長らく発表されていない
彼らの新作を首を長くして待っているファンも多いはずだ
もちろん
私もその一人だ
SOUL SCREAMマイスペース
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登録日:2009年 11月 17日 20:35:00
第九回 KOHEI JAPAN

第九回目
今回はRHYMSTERのMUMMY-Dを兄に持つ
Mellow Yellow、FUNKY GRAMMAR UNIT所属のMC
KOHEI JAPANを紹介しようと思う
(ちなみに名付け親はRHYMESTERの宇多丸)
1991年からマイクを握り 1993年MELLOW YELLOW結成
20年近くのキャリアを持つ大ベテランMCだ
彼のラップのスタイルの魅力は?と言われると
それは「わかりやすさ」「伝わりやすさ」「心地よさ」
だろう
彼は英語や一般人があまりわからないHIPHOP用語はあまり使わず
誰にでもわかる日本語をトラックに乗せる
フロウも変にバイリンガルな発音をしたりせずに日本語の発音で
韻も誰にでもわかりやすい踏み方でしっかり踏んでゆく
それでいて聞いていて心地いい
リリックも背伸びせず等身大の
一般の人達も共感できるメッセージ
そんな内容だ
ギャングスタ、ハスラーなスタイルが多い現在のHIPHOP界の中
そういったものに流されず
自然体な自分を表現している
最新作のタイトルは『family』
子供が生まれ、父親になったKOHEI JAPAN
家族をテーマに歌詞を綴った作品だ
その中にはカッコいい父親としてのKOHEI JAPANだけでなく
かっこ悪い、思わずニヤリとしてしまうような内容もある
HIPHOPはアメリカで生まれた文化
しかしここは日本
アメリカのスタイルを取り入れ
アメリカ的なトラックに英語的なフロウを乗せる
そいうったやり方もHIPHOPを追求する上で必要だと思う
しかし日本ならでは
日本だからこそ出来るHIPHOPというものを大事にしていかないと
アメリカの真似で終わってしまう
だからこそ
このKOHEI JAPANのようなMCの存在は
凄く大切だと思う
KOHEI JAPANオフィシャルサイト
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登録日:2009年 11月 04日 15:29:38
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