『サタデー・ナイト・ライブ』史上最高のギャラを得たアメリカ最高級コメディアン 【ウィル・フェレル】

俳優ウィル・フェレル 新作映画のプロモーションのためレース会場に登場 - 米国

【イリノイ/米国 9日 AFP】シカゴランド・スピードウェイ(Chicagoland Speedway)で開催されているNASCAR・ネクステルカップ・シリーズ(NASCAR Nextel Cup Series)・USGシートロック400(USG Sheetrock 400)に8日、俳優でコメディアンのウィル・フェレル(Will Ferrell)が自身の主演するレーサー映画「Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby」のプロモーションのために姿を現した。
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(c)AFP/Getty Images Rusty Jarrett

AFPBB News


「伝説のアンカーマン、ロン・バーガンディ」

と思った方はかなりのアメリカン・コメディ通ですね!

■アメリカ一番人気のコメディアン■
ウィル・フェレルは、アメリカン・コメディアンの登竜門と言われるコメディ・バラエティー番組『サタデー・ナイト・ライブ』(米NBCネットワーク:1975~)で史上最高のギャラを手にした、アメリカを代表するコメディアンです。

『サタデー・ナイト・ライブ(=SNL)』を見たことがないという方は、この番組を参考に制作されたと言われている『オレたちひょうきん族』(フジテレビ:1981~1989)と似たような内容だと思ってください。

ちなみに、エディ・マーフィやマイク・マイヤーズなども、この番組出身のコメディアンです。

■スポーツ・キャスターとしてNBCでインターンしたことも■
ウィル・フェレルは、1967年7月16日に全米で最も治安の良い地域として有名なカルフォルニア州のアーバイン市に生まれます。

父親は「Unchained Melody」(映画『ゴースト ニューヨークの幻』(1990)に採用されていた曲)などで有名なライチャス・ブラザーズのバックバンド・キーボードを担当していたリー・フェレルです。

父親はミュージシャンだったにもかかわらず、ウィルは音楽にのめり込むこともなく高校生の頃からパフォーマンスに興味を抱くようになります。毎朝の全校放送を担当していた彼は、毎回色々な人のモノ真似でアナウンスを行っていたそうです。

サザンカルフォルニア大学ではスポーツ・ブロードキャスティングを学び、1989年卒業と同時に米NBCネットワークのNBCスポーツにインターンとして勤めるようになります。

このインターンで、スポーツコメントの後につけた軽いジョークが大うけして、自分はコメディに向いていると確信しコメディアンに転向することになったのです。

■あのThe Groundlingsに難なく入団■
ウィルは、ロスで有名なグランドリングス・シアターのインプロと呼ばれる即興演劇グループ「The Groundlings」に入団し、即興演劇を学ぶようになります。

ちなみに、このThe Groundlingsは爆発的人気コメディ『フレンズ』(米NBCネットワーク:1994~2004)でフィービー役を演じたリサ・クドローも入団していましたが、最初の入団試験には落ちています。それほど、入るのが難しいのです。

■ウィルが演じるブッシュ大統領は大人気■
コメディの才能をグングン伸ばしていったウィルは1995年に『サタデー・ナイト・ライブ』にレギュラー入りします。冒頭の伝説のアンカーマン、ロン・バーガンディなど様々なキャラクターを演じてきました。ブッシュ大統領の真似もしているのですが、大統領の訛りや特徴をとてもよく捉えていて本当に面白いです。

音楽チャンネル米MTVチャンネルが主催する「MTVムービー賞」のショートコントなどにも登場するようになり、彼の人気はうなぎのぼりになります。

そして、2001年には彼を手放したくないネットワーク側が、破格の出演料を支払うことを契約更新書に載せることになったのです。

しかし、以前より映画に興味を抱いていたウィルは、2005年5月18日を最後に『サタデー・ナイト・ライブ』を降板します。そして、その後はコメディ映画専門に仕事を請け負うことになったのです。

■ラジー賞最低主演男優賞を受賞■
『奥さまは魔女』(2005)ではニコール・キッドマンと共演して、日本でもその名前が知られるようになりましたが、映画の評判は残念ながらあまりかんばしくありませんでした。

この映画でラジー賞ことゴールデン・ラズベリー賞の最低スクリーン・カップル賞と最低主演男優賞を受賞することになってしまいました。

このラジー賞とは、毎年アカデミー賞の前夜に開催される500名を超えるゴールデンラズベリー賞財団メンバーが決定する「今年最低の映画・俳優」などを決定する賞。(ブラック)ユーモアたっぷりの賞なのですが、かなりの知名度があり毎年アカデミーとセットで大きな注目を集めます。

不名誉な賞ではありますが、俳優とはいえウィル・フェレルはコメディアンなので話題作りとなったのではないでしょうか。

■Frat Packメンバー■
「Rat Pack」「Brat Pack」「Frat Pack」をご存知でしょうか。

「Rat Pack」は、1950年から60年代に大活躍したフランク・シナトラ、サミー・デイヴィスJr.やディーン・マーチンなどのスーパー・エンターテイナーを指しています。シャーリー・マクレーンなどもそうですね。このRat Packという名前の由来はまた長い話となるので、また機会があればアップします。

「Brat Pack」は、1980年代ジョン・ヒューズ監督が手がけたヒット青春映画に出演して大ブレイクした俳優・女優たちのことを指します。デミ・ムーアやロブ・ロウ、エミリオ・エステヴェス、モリー・リングウォル、ジャド・ネルソン 、アリー・シーディ、そして21世紀になりかなりのイメージチェンジをして見事カムバックしたアンソニー・マイケル・ホールもBrat Packでした。

~Packは、よく映画や舞台でコラボレーションしていた、その時代に爆発的人気を得たエンターテイナーたちのことを指しているのです。

「Frat Pack」は、1990年代半ばから2000年代、つまり今現在大活躍している『サタデー・ナイト・ライブ』出身の大人気コメディアンたちを中心に、よく映画やテレビ番組やショーでコラボレーションしているエンターテイナーのことを指します。ベン・スティラー、ルーク・ウィルソン、ジャック・ブラック、オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン、そしてウィル・フェレルもFrat Packと呼ばれています。

~Packは、団体でもグループでもなく、ただ彼らを一くくりに指す名称みたいなものなので、そう呼ばれることを嫌う者も中にはいますが、その世代を代表するエンターテイナーということは間違いないので光栄なことだといえるでしょう。

■今回の新作映画とは■
さて、アメリカで8月4日に公開予定となっているウィル・フェレルの新作『Talladega Nights: The Ballad of Ricky Bobby』ですが、予告編を見た限りでは典型的アメリカンコメディといった感じでかなり面白そうです。

伝説的カーレーサー(むろん架空)の物語で、レーシングで事故にあってから(大したことのない事故)精神的に苦労したものの家族や友人に支えられて復活するというストーリーなのですが、何もかも面白おかしく描かれておりアメリカではかなりヒットするのではないでしょうか。


2003年に大ヒットした映画『OLD SCHOOL』で、ウィル・フェレルはFrat Pack仲間であるルーク・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーンと共演し、アメリカで大ヒットしましたが、この映画の続編『OLD SCHOOL 2』が2007年公開予定となっており、もちろんウィル・フェレルも出演します。

コメディアンとしても、喜劇役者としても個性的で光っているウィル・フェレルの今後の活躍に大いに期待したいですよね!

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登録日:2006年 07月 14日 11:38:32

コメント

SNLといえば、ジョン・ベルーシじゃないですかぁ。僕の中では、今でも生きています。

coba @ 2006年 07月 14日 12:39:04

>cobaさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
私にとってジョン・ベルーシといえばナショナルランプーン・シリーズ映画『アニマルハウス』です!SNLでもそうでしたがマニアック的なキレ方は凄かったですよね。麻薬中毒で急死してしまいましたが、同じくコカイン中毒で亡くなったクリス・ファーレイといい、才能のあるコメディアンは色々な意味で孤独なのでしょうか・・・・・・

Julie @ 2006年 07月 16日 16:14:29

レス、ありがとうございます。
こちらこそ、はじめましてでした。不躾な書き込みになってしまい失礼しました。

アニマルハウスは僕も好きです。コンチネンタルデイビッドも、当時はピンとこなかったのですが、今見るとじんわりします。たぶん映画以外の感情がまじっているのかもしれませんが。
出演の映画は、ほとんど見ているつもりなんですが唯一、邦題「昔の彼女(でしたっけ、主人公の女性が昔の恋人に復讐してまわる内容らしき作品)」を見る機会がないのをくやんでいます。

SNLで好きなのは、スタートレックのプロデューサーと闘うカーク船長です。あとはベートーベンのシーリーズとか。

coba @ 2006年 07月 17日 23:08:37

レス、ありがとうございます。
こちらこそ、はじめましてでした。不躾な書き込みになってしまい失礼しました。

アニマルハウスは僕も好きです。コンチネンタルデイビッドも、当時はピンとこなかったのですが、今見るとじんわりします。たぶん映画以外の感情がまじっているのかもしれませんが。
出演の映画は、ほとんど見ているつもりなんですが唯一、邦題「昔の彼女(でしたっけ、主人公の女性が昔の恋人に復讐してまわる内容らしき作品)」を見る機会がないのをくやんでいます。

SNLで好きなのは、スタートレックのプロデューサーと闘うカーク船長です。あとはベートーベンのシーリーズとか。

coba @ 2006年 07月 17日 23:08:54

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堀川 樹里
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■フリーライター・トランスレーター
■経歴:海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌で執筆、翻訳。豪州→中東→東南アジア→米国を経て現在台湾在住。海外在住歴19年目
■得意ジャンル:海外エンターテイメント(ドラマ・映画・音楽・TV番組)
■ひとこと: "ちょっと"の知識があれば"もっと"面白くなる海外エンタメ!トリビア情報満載のブログを目指します。
■連絡先:juri1210@hotmail.com
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