バッシングを乗り越えて復活!【トム・クルーズ】

『M:i:Ⅲ』 トム・クルーズ来日記者会見 - 東京

【東京 21日 AFP】米人気俳優のトム・クルーズ(Tom Cruise)が20日、主演/制作を務める話題の大作『ミッション:インポッシブル3(Mission: Impossible III)』のプロモーションため来日し、東京・明治記念館で開催された記者会見に出席した。興行収入が全世界ですでに3億5千万ドル近く達した今作品の日本公開は7月8日。写真は記者会見後の写真撮影に応じる(左から)女優のマギー・Q(Maggie Q)、トム・クルーズ、女優のケリー・ラッセル(Keri Russell)。(c)AFP Kazuhiro NOGI

AFPBB News


数多くある写真の中で、一番トム・クルーズらしく写っていくものを選びました。

隣にいるのは、監督のJ.J.アブラムズ(エイブラムズ)です。

■映画プロデューサー・デビュー作だった『M:I:』■
1996年に公開された『M:I:』で、映画プロデューサーとしてもデビューしたトム・クルーズは、俳優・プロデューサーとしてなんと7千万ドル(71億円)もの収入を得ています。『卒業白書』(1983)のギャラはわずか7万5千ドル(約760万円)でしたから、凄い出世ですよね。『M:I:』は、彼がギャラ的にも一流スター入りする節目になった作品でもあるのです。

『M:I:』は、『アンタッチャブル』などアクション系も手掛けているもののサイコ映画(『キャリー』『悪魔のシスター』など)で有名なブライアン・デ・パルマ監督を、『M:I:2』は香港アクション映画の巨匠ジョン・ウー監督を採用。その時、最も人気の高い監督を雇うあたりトム・クルーズの意気込みというか、この作品への思い込みの強さを感じることが出来ます。

今回の監督J.J.は、今アメリカで高い人気を誇るドラマ『LOST』や、先月終了してしまいましたが、人気が高かった『エイリアス』など大ヒットドラマの製作総指揮をしている、今ハリウッドで最も注目されている、今が旬の監督なのです。

■宗教で失読症を克服■
1962年7月3日にニューヨークで生まれたトム・クルーズは4人姉妹に囲まれて育ちました。両親は12歳のときに離婚して、その後は住居を転々としたりし彼は度重なる転校や環境の変化に精神的な負担を感じたと語っています。

ちなみに、J.J.が手がける大ヒットドラマ『LOST』に出てくる「Others」と呼ばれる謎多きグループに属する人物として最初に登場した人物イーサンを演じていたウィリアム・メイポーザーは、トム・クルーズのいとこにあたります。

トム・クルーズは、学習障害(失読症)を抱えており、台詞を覚えるのにも苦労したとのことです。

最初の妻で女優のミミ・ロジャース(1987年結婚・1990年離婚)の影響で、サイエントロジーに入信し、このサイエントロジーにより学習障害が治ったと1992年にインタビューで発言し大きな波紋を呼びましたが、宗教の力でないにせよ障害が治ったのは彼が血のにじむような努力をしたからでしょう。

■かなり真面目な性格■
真面目な性格はよくメディアで伝えられますが、映画のプロモーションで訪れたイベントで、現地のどっきりカメラ的な番組のスタッフに水鉄砲をかけられ、激怒した姿はインターネット上でさらし者になり、気の毒なほどでした。

スマトラ沖地震の津波災害へ寄付したり、数多くの団体に寄付をするなど税金対策の一環とはいえ、慈善活動も積極的におこなっており、1996年にはひき逃げ現場に出くわし、被害者を病院まで運び支払いまで行ったという美談も伝わっています。

1年でドロップアウトしたものの、14歳の頃、司祭になるセミナーにも参加していますし「良い人間になりたい」という思いは常に持っているのではないでしょうか。

■養子はすでにティーンに■
今ではハリウッドスターが養子を迎えるのはごく普通のことで、女優デミー・ムーアと再婚した俳優のアシュトン・カッチャーが「みんな養子を迎えてるから、自分の子を作るっていうのは逆に変な感じがする」とコメントしているほど。

この養子を迎え入れ世間に広めた最初の大物カップル(ウディ・アレンらを除き)こそが、トム・クルーズと二番目の妻で女優のニコール・キッドマン(1990年結婚・2001年離婚)でした。この結婚で養子に迎え入れた子供はそれぞれ、13歳と10歳になっています。

今年4月には待望の実子が生まれていますが、この子を産んだ母親に関しては、この記事をご参照ください↓
http://www.actiblog.com/juri/5251

■クルーズを変えた人物たち■
『トップガン』(1986)が大ヒットし、あの有名雑誌TIMEに「クリストファー・リーブのベビーフェイス版」と言われ、ブレイクしたトム・クルーズでしたが、ハンサム、セクシー、チャーミングだけが取り柄で、時代が過ぎたら終わってしまう可能性が高かったと見られていました。

しかし、彼は『ハスラー』(1986)で共演したポール・ニューマンに強く影響され、俳優人生を大きく変更させることになります。

反戦活動などをし政治問題に積極的に取り組むニューマンの話を熱心に聞き、この映画以降は『7月4日に生まれて』(1989)など、メッセージ性の強い映画のみに出演するようになったのです。

また、1992年にプロデューサーのポーラ・ワグナーと共に「クルーズ/ワグナー・プロダクション」を設立。ワグナーは『M:I:』シリーズや『ラスト サムライ』(2003)でもプロデューサーとして参加していますよね。

ポール・ニューマンとポーラ・ワグナーとの出会いが、ハリウッド一流スター「トム・クルーズ」を作ったといっても過言ではないのです。

■奇行の原因は?■
昨年から、トム・クルーズの奇妙な行動がクローズアップされ、かなりのイメージダウンになりました。

これは、2004年に14年間彼の広報を勤めたパット・キングを解雇したのがきっかけだと言われています。

キングは、フランク・シナトラなど数多い大物スターの広報を勤めている、ハリウッド一の広報。クルーズは、彼女が発言や行動を厳しく規制することに嫌気がさし、解雇して実姉を広報に就かせたのです。

実姉もサイエントロジー信者であるため、宗教的な発言も増え、言いたい放題、やりたい放題になってしまったクルーズは、これまでキングが作り上げていたイメージをガラガラと崩してしまったのでした。

■不死鳥クルーズ■
崩れて、叩かれて、せっかく『ミッション:インポッシブル3』が放映されるというのに、復帰は無理かとさえ思われたのですが、さすがですね。見事に復活しました。

先日、米経済誌フォーブスが発表した著名人番付で堂々の1位に輝き、大スターとしての威厳も取り戻したかのように思えます。一時期は物凄かったバッシングも止んだように感じられます。

スカイダイビングやスキューバダイビングが趣味だというアウトドア派のクルーズですが、写真のボートでも嬉しそうな表情を浮かべていますよね。

台湾では、アメリカとほぼ同時に『ミッション:インポッシブル3』の放映がスタートしており、私もすでに見ていますが、J.J.らしい最初から最後まで飽きのこない見事なアクション・サスペンス映画だなと感じました。

トム・クルーズが、走りなくり、飛びまくり、見せまくってくれるこの映画。お勧めですよ!

コメント[0], トラックバック[0]
登録日:2006年 06月 22日 14:56:54

コメントを追加

Trackback

この記事に対するトラックバックURL:

カレンダー
< 2006年 06月 >




1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
プロフィール
堀川 樹里
(女)
■フリーライター・トランスレーター
■経歴:海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌で執筆、翻訳。豪州→中東→東南アジア→米国を経て現在台湾在住。海外在住歴19年目
■得意ジャンル:海外エンターテイメント(ドラマ・映画・音楽・TV番組)
■ひとこと: "ちょっと"の知識があれば"もっと"面白くなる海外エンタメ!トリビア情報満載のブログを目指します。
■連絡先:juri1210@hotmail.com
イチオシ
カテゴリー
検索