ジダンの頭突き、マテラッツィの発言 (2)

<06サッカーW杯>ジダン 頭突き問題の処分が決定 - スイス

【チューリッヒ/スイス 20日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は、7月9日に行われた06サッカーW杯・決勝、イタリアvsフランス戦で挑発的な発言をしたイタリアのマルコ・マテラッツィ(Marco Materazzi)へ頭突きをして退場処分となったフランスのジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)から事情聴取を行い、3試合の出場停止と7500スイスフラン(約70万円)の処分を科したと発表した。
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(c)AFP/FABRICE COFFRINI

AFPBB News


FIFAは、マテラッツィとジダンへの事情聴取を受け、7月20日に裁定を下したが、幸いにもその内容は2人に対してともに罰金と出場停止(ジダンは引退をしているので社会奉仕活動に変更)を課すると言うもので、愚か者と卑怯者の両者が裁かれることとなった。

 
マテラッツィの代理人は「マテラッツィが有罪ならFIFAは今後、ピッチ上のあらゆる言葉のやりとりを監視する必要がある。」と悔し紛れのコメントを発表したが、悲しいかなこの代理人は今回の事件の本質が見えていない。

いつからフットボールは、相手を逆上させるように屈辱的な発言を審判の目の届かぬところで浴びせ、まんまと相手が挑発に乗ったら、これ見よがしに大げさに被害者を装い、退場へと追い込むような卑劣なマインドゲームに成り下がってしまったのか?!

審判の買収や、様々な不正、そしてピッチ上での罵言雑言の応酬に慣れてしまったイタリア人にとってフットボールは勝ちさえすれば、何をやってもいいというのか?!否、フットボールではなくカルチョとはそういったゲームなのか?!

決してそうではあるまい。

FIFAは、この事件を機会に今一度フェアプレー精神とは何かを世界に示す必要があるだろう。

そして、卑劣な行為が蔓延していないわが国日本においては、協会、あるいはJリーグ主導でフェアプレー精神の徹底を図り、日本のフットボール界、そして日本代表チームこそがフェアプレー精神を体現している模範であると、世界中から称賛を浴びるようになるべきだ。

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登録日:2006年 07月 24日 16:45:58

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プロフィール
小谷泰介
小谷泰介
(著者近影:昨年7月にチェルシーFCのレジェンドで元イングランド代表のケリー・ディクソン氏とともに)

1955年、タイ王国バンコク生まれ。
フットボール・ジャーナリスト。
四半世紀に及ぶ取材経験をベースにしたジャーナリスティック、かつ辛口の解説はラジオ、テレビで人気を博した。
また、欧州のプロクラブの指導者や選手に知己が多く、クラブ経営にも造詣が深い。

著書に『拝啓 川淵三郎殿』(モダン出版)、『来日サポーターPERFECT図鑑』(東邦出版)などがある。
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